大学進学で神奈川県に移り住んでから、はや○十年。
恵方巻も、豆まきも、田舎の習慣だと思いこんでいた、私。18歳までは実家で年中行事だった。引っ越して一人暮らしになり、一人で豆まきも恵方巻も興味もなかったからやらなかった。それに、恵方を向いて、巻き寿司バリバリ無言で食べるって行為は、私が大学の頃は関東では、なかったよね?ちがうかなあ。 
しかしながら、今は一人じゃなくて、ダンナさんもいるし、今年は福の神に、賄賂を渡してでも来てほしいから、我が家も日本の風習に従い節分の行事をしてみました。 
実家で母が作る巻き寿司の作り方を見てきたから楽勝って思ってたけど、巻くのが意外と難しい。海苔が具の入った真ん中辺りが切れるし、きつすぎず、ゆるすぎず巻くのが大変。細くて小さい巻き寿司は、写真に撮らなかったけど、うまくできたかな。具は、実家から正月にもらっていた穴子を醤油と砂糖とみりんで甘くしたものと、あとは玉子ときゅうりと沢庵。巻き方はともかく、味は、なかなか美味しい巻寿司になりました(笑)。 

今年の恵方、南南東を向いて無言で食べてたら、小学生の頃、弟と並んで実家で、ボンヤリ食べてたのを思い出した。
「今年一年が良い年になるように願いながら食べなさい」と、母と祖母に言われた。父は単身赴任で一年を通している一緒にいる時間は短かった。
「はあ、また一年が始まるのか、、面倒くさいなあ」
と私はいつも憂うつだったのを思い出す。
それに比べて今は、恵方巻きをわざわざ自分で作って結構真面目にお願いして、100円で買ってきた、お面つきの福豆投げて、これもまた結構真面目に祈る。子供時代の私が大人になった私を見たら、きっとびっくりするだろうな。私の人生に一体なにが起こったの!?性格が完全に変わってしまってるやん! 
だけど、子供の私は思うかな。
「人間らしくなってて良かった」って。
そう。今のほうが自分の思いに敏感だし強くもなったな。
とらのこのブログ-201102032025000.jpg
今見るとモスラのような巻き寿司^ロ^;