1週間たって、また診察日。

今日からまた新しい先生になるんだけれど、大学病院の担当医一覧表に出ていた写真はなんだか暗そうな男の先生だった。

産婦人科は外科系だからさばさばした先生が多いかな、と思っていたんだけど、今度の先生はどうかな。


今日もまだ出血があり、内診がある。


超音波で見てみる。



・・・しばらくの沈黙の後、

「赤ちゃん、元気ですよ!」

と言われた。


今日こそ、何か恐ろしいことを言われるかと思っていたのに。

モニターを見ますか?と言う先生の言葉に、ぜひ!って感じで即答。

「ここが心臓ドキドキでちゃんと動いています。

 心拍数も150で安定してますよ」

そして、元気に踊っていた。ラブラブ!


「先週まで見えなかったのは、何でですか?」

と聞いても、そういうことはよくあること、とあまり問題にされなかった。


自分の計算では今9週。


去年は10週でだめだったから、まずは10週を通過するのが目標。

心拍が安定していると聞いて、ひとまず安心。


去年は、実を言うと、

先生が心拍が見えていますね、と言って見せてくれたモニター上で

私には心拍がよく見えなかったのです。

その2週間後に、心拍停止。


でも今回はちゃんと小さな点が点滅しているのが見えました。

モニターの下に表示された心拍数もちゃんと見せてくれた。


赤ちゃんの姿を見ることができて、うれしかった。

元気の素をもらったよ。


心拍確認で一段階クリアだけど、出血は少しあるのでまだ安心はできませんね、と念を押されてしまった。

先生はまじめで誠実そうな先生で、まあまあ話はできそうな感じ。ちょっとほっとしました。


まだまだ安静は続くけれど、もうちょっと前向きな気持ちで安静にしていられそう。よかった。


すべては天に任せた!と思ったら、すごく気が楽になって、毎日ごろごろ過ごしているのもそんなに苦痛じゃなくなった。



そうか、ほんの短い期間になってしまうとしても、今は間違いなく私のお腹に夫との間にできた「お宝」が入っているんだ。

そう思うとちょっとうれしい気持ちにもなる。


子どもが読んでいる絵本の「めっきらもっきらどおんどん」のおたからまんちんを思い浮かべて、なんだかほのぼのしてきた。

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そういえば、まだ名前をつけていなかった。

これからどうなるかもわからないけれど、せめて胎名だけでもつけてあげよう。

夫と相談して「ほたる」ちゃんに決めた。


6月に長野県の辰野町にほたるを見に行きました。

あんな数のほたるを見るのは初めてで感動。


そのすぐあとに、我が家にやってきたいのち。


上の子の心拍を初めて見たときは、あまりに力強く瞬いているキラキラのでまるでほたるかと思った。

それにあやかって、このいのちに「ほたる」という名前をつけました。


来週こそ、元気な姿を見られますように。

実は昨日の帰り、近くの薬師さんにお参りに行ってきました。

安産・子育てで有名なところです。


もう、どっちにするか、はっきりしてよ。私の赤ちゃん。

私はちょっと困惑しています。


自分の力ではどうにもならないこと。

命が誕生するってそういうこと。


だから、薬師さんにはこう伝えた。

「私の力ではもうどうにもなりません。

 赤ちゃんと神様で話し合って、決めてください」


そうお願いしたら、すごく気持ちが楽になった。


私はただ、赤ちゃんが来られる場所を作って、ゆったりした気持ちで待つだけ。


そうやって、いろいろ考えていくうちに、こんなに長いお休みを許してくれた職場の人や、ちょっと無理をして孫の世話をしてくれる実家の父母、そして夫がいるから・・・と感謝の気持ちでいっぱいになった。


みんな、ありがとう。