マキと、彼の友人との仲を取り持つことになって。


彼から友人の連絡先を聞き、それをマキに伝えた。


早速2人はLINEでやりとりをし始めたみたい。


上手くいけばいいなぁと思っていた。




そんなある日、たまたま金曜日に休みだった私は、マキと2人で会うことになった。


久々に2人で会えたことが嬉しくて、テンションが上がる。


彼のことも聞かれたので、とても良い人なんだ、上手くいってるよと話すと不貞腐れるマキ。


彼とのLINEのやりとりを見たいと言われ、素直にスマホを渡した。


元々、マキとはLINEを見せ合う仲なのだ。
特に抵抗なく、いつも通りに見せた。


あからさまにハートを使ったりはしてないが、頻繁なメッセージのやりとりや、一緒にいたくてたまらない、と言いたげな雰囲気を感じたんだろう。


どれだけ遡っても始まりが見えないメッセージの数に、マキは顔を歪ませていた。


マキ「なにこれ…。やだー!なんで"めろ"って呼んでるの?その呼び方は私だけなんですけど💢」


そして、すごい早さで「まじ無理!!!!」と彼に送ってしまった。


「おぉぉぉい!!」と思わずスマホを奪い返すが、いや待てよ。彼の反応…気になる。


それまでいつも通りに会話していたのに、それをぶった切るような「まじ無理」


反応を見て、それから「ごめんね」ってすればいっか。


お調子者で楽観的な私の、悪い癖である。


すぐに既読がつき、彼から返事が。


「どうした?」


ふむ、普通だなぁ。
まぁいいや、帰るときにネタバラシしよう。
どうせ、彼の仕事が終わるのももっと遅いしね。


彼からの返事は放置して、マキとカフェでお茶しながらおしゃべりに明け暮れた。


そして、突然のマキからのカミングアウト。


「ごめん、今日彼の友人との会う予定なんだー。めろも一緒に会ってよー。いきなり2人きりじゃ不安なんだもん!」



何故このタイミングで言うんだぁぁぁぁぁぁぁ😵


マキとデートだと思ってウキウキだったのに!裏切られた気分😞



申し訳ないが、彼の友人まじ来ないでと思った←



しかし約束してしまったものは仕方ない。
向こうも社会人だ。忙しい中、時間を作って会ってくれるって言うんだもん。マキの印象アップの為にも協力しようじゃないか。



仕方なく了承し、カフェで時間を潰した後に、彼の友人と合流。


3人で行き先を決め、大手居酒屋チェーンに入ることにした。



そして3人で話すが…彼の友人、彼女欲しいって感じしなくない???


普通ににこやかに話してくれるけど…どこか壁を感じる。初対面だからだろうか?



マキも彼に興味がなさそうだ。普通に話しているが、彼の友人がトイレで席を外すと、耳打ちされる。


マキ「別にカッコよくなくない?頭は良さそうだけど…本当にモテるのかな?」   


私「うーん。なんかあまりモテ男って感じしないよね。エリートだから女が寄ってくるんじゃない?」


マキ「そうかも。なんかなぁ。向こうも私に興味なさそうだし、別にいいかなって感じー」



うーん、マッチング失敗っぽい。
つくづく彼の人選は謎だ…。まぁ、マキのことは私から聞いた範囲でしか知らないんだし、無理もないか。


そして話題は彼氏のことに。


マキ「めろの彼、馴れ馴れしく私のめろを"めろ"って呼んでるんですよー!今までそう呼んでるのは私だけだったのに!取られましたー」


ご友人「嫌なの?それなら徹底的に戦うべきだよ。敵から逃げてても何も変わらない。彼、呼んでみようか。めろんちゃん、呼んでみてよ」


マキ「い、いえ結構です!!やめてください!!」


私「声かけるだけかけてみようか。仕事だし、多分来れないよー。金曜日の夜は忙しいから休めないって言ってたし」


スマホを取り出し、彼へLINE。
そういえば、「どうした?」って返事もしてないや。それも合わせてしてみようか。


「仕事どうー?今から来れる?」
「めろダメ」(めろって呼んじゃダメの意)


そして放置。
ガヤガヤしている店内で、また3人で話していると、彼の友人のスマホに電話がかかってきたらしい。


スマホを取り出すご友人。



友人「もしもし?うん、今マキちゃんと彼女に会ってるんだけど、来ない?え、彼女?別に元気そうだけど」


彼から電話?なんでわざわざ電話してきたんだろう。
私の体調も気にしてる?何故…?


そっと自分のスマホを確認すると、彼から不在着信と、LINEのメッセージ。


「どうした?どこにいるの?」


そして、彼を誘う友人に、焦るマキ。


マキ「ひいいい😱まじ来るな来るな来るな来るな…」


そして電話を切り、ご友人が説明してくれる。


ご友人「あいつ、もう既に向かってるって。いつも遊ぶ場所がこの辺なんだって?それでとりあえず車走らせてるみたい。あと、なんかめろんちゃんの体調めっちゃ気にしてたよ。意味深なLINEが来てたって」



まさか…。
「めろダメ」ってメッセージ、もう無理倒れそう的な意味で捉えられた…?


ひいいいいいいいい😱😱😱😱


思った以上に、事態は深刻に捉えられていたようだ。


彼がここに来る。
どうしよう、なんて説明しよう…。本当に冗談で、深い意味は何もなかったんですごめんなさい!
気まずいよー!


彼への弁解を、必死に考える。
やばい、何も思いつかない。正直に冗談でって言った方が良さそう。怒るかなぁ…嫌われたくないなぁ…。


1時間後、彼が到着。
彼の友人に再度着信があり、電話で店の場所を伝える。


汗びっしょりな彼が、見たことがないほど焦った表情で、店に入ってきた。