夜。
夫と話しました。


といっても真面目に2人向かい合って真剣に話したわけじゃありませんが。


テレビを見ながらお酒を飲んで、かるーくお話しながら夫が本当のことを教えてくれました。


火照った顔で夫は、「そういえばさぁ」と話を切り出しますキョロキョロ


「俺はさ、今まで全然モテなかったし男性だらけの環境にいたのもあって、女性と話すのがすごく苦手なんだ」


「めろんと話す時も、最初はすごく緊張してた」


「いつも美容院で担当してくれる美容師さんがいるでしょ?いつも上手く話せなくて、でもこれからもお願いしたいからちゃんと話せるようになりたくて」


「女性と男性だと話し方とか話の組み立て方が違ってるから、勉強したくて。だから動画を見て勉強してたんだ」


「ごめんね」


気にしてくれていた。
どうしようもなく寂しくて、会ったこともないネット上の写真の女性にずっと嫉妬して苦しんで夫に当たった私のことを。


もう、蒸し返すつもりは元々ありませんでした。


悪いのは私だから。
勝手に履歴なんて見て、勝手に嫉妬して、夫に鋭い言葉を浴びせました。


そんな自分が嫌で、たいして興味もないのに「本命彼女になる方法」だとか「男性がドキッとする女性の言動」の動画を見ておあいこにして流そうと思ってました。


でも夫は、真っ直ぐ向き合ってくれた。


スッキリするなら今がチャンス。


私は聞きました。


「でも、脈ありサインっていうのは話し方と関係ないよね?」


すると夫はすぐに答えました。


「俺のYouTubeの設定が、次から次に再生するようになってるんだ」


「だから放置してると関連動画をどんどん再生しちゃってて」


「見たかったのは、盛り上がれるトークの仕方。市場に仕入れに行く時の車内でラジオ感覚で流してたから、興味があるわけじゃないのも見てた」


確かに、夫の履歴は同じ人があげている動画が連続してありました。


脈ありサインは後ろの方にあって、恋愛関連の動画が並んでいる途中まではトーク技術についてのものでした。


納得しました。


夫は前々から、女性との会話が上手くできないことを気にしていたから。


浮気したいとかじゃなくて、自然に話せるようになりたいんだと。


私は髪を伸ばしたので、今は美容院に行く頻度は3ヶ月に一回ほどです。 


私の母自身が幼少期からずっとショートで過ごしてきたので、元々は私もショートカットにされていました。


お洒落に無頓着だった私は、1人で美容院に行ける年齢になっても変わらずにショートボブにしていました。


髪の量が多くて髪質も硬め、癖も強かった私の髪は伸びるのが遅いくせに量だけはすぐに増えてしまうので、1ヶ月から2ヶ月に1回は切りに行かないと酷い有り様になっていました笑い泣き


癖が酷い上にまとまりが悪くて、パーマも過去に失敗されたので定期的に縮毛矯正をかけ、ボリュームを落ち着かせていました。


それが夫に紹介してもらった美容師さんの手によって改善され、今ではカットとシャンプー、ヘッドスパのコースを3ヶ月に1度するだけでサラサラで癖も少なく、扱いやすい髪に変わりました✨


対して夫は髪が短いのとパーマとカラーをしてもらっているので、すぐに伸びてきてシルエットが崩れてまとまりが悪くなったり、カラーが落ちてきたりします。  


だからどうしても私よりも頻繁に行くことになるのですが、美容師さんが女性なので毎回緊張して上手く話せず、どこか居心地が悪く感じてしまうのだと。


真面目な夫は担当美容師さんや最近通い始めたマッサージ師の女性との気まずい雰囲気をどうにかしたくて、車の運転中などの空き時間にこっそり訓練をしていたのです。


そうとは知らずに色々疑って申し訳なかった。


そう思って、私も本音と共に謝罪を口にしました。


「そうだったんだ。知らずにごめんなさい」


「最近ね、ずっと寂しかったの。一緒にベッドに入ってくっついたりもなかったし」


「蒸し返すようで悪いんだけど、私ね、あなた好みのギャルにずっと嫉妬してたんだ」


「私としてもイけなくて、写真の女性で抜いてたことがあったでしょ?私ね、あなたが大好きだから、1番でありたかったの」


「でも負けたって思って。私には敵わないくらい可愛くて、オシャレだし私と違ってスタイルも良かったから」


「担当美容師さんもギャルじゃない?あなたも可愛いって言ってたから、きっと好みなんだろうなって思って」


「向こうも結婚してるし、何もならないのは分かってる。でも、あの人性格も良いしお洒落だし。カットも上手くて仕事も多分出来る人だよね。そんな人と良い感じになったら、あっさり靡くんじゃないかと思ったの」


「だから脈ありサインとかの動画を見てるって知った時、そういう自分好みの人とのことを想像してるんじゃないかって思った」


「もう、私に飽きたのかと思った…えーん


すると夫は、すごく嬉しそうに笑いました。


「そんなこと思ってたの?嫉妬してくれたんだ?」


「飽きるわけないじゃん。めろんみたいな女性、なかなかいないよ」 


「確かに俺は元の好みで言えばギャル好きだけど、それ以上にめろんが大好きなんだから。恋愛対象としてなら他の女性となんて考えられないよ」


「俺は男だから、定期的に抜かないと身体が辛くなる。だから、写真を見たのはごめん。でも、本当に抜くためだけだから」


夫の良いところは、飾らずに真っ直ぐ気持ちを伝えてくれるところです。


男性は気持ちを言葉にするのが苦手とか、なかなかしないって聞きますけど夫はいつでも直球で愛情を表現してくれます。


この性格のおかげで、私は何度も夫に惚れ直してきました。


そうだ。
元々私は、夫のこういう真面目で真っ直ぐなところを好きになったんだった。


出会ったときから変わらず、夫は真っ直ぐ私に向き合って気持ちを伝えてくれる。


そして話し合ってる途中にやっていた結婚詐欺師の番組を見ていて私が言った言葉に対しても。


「こういう詐欺師って、自分のために全力で支えようとしてくれて、数千万ものお金をもらっても気持ちが動かないんだね」


「私なら、そんなに好みの人じゃなくてもそれだけ愛してくれるならって好きになっちゃいそうだけどなぁ」


「結婚の約束までしてて疑ってなかったんだから、身体の関係も多分あるよね?身体差し出せる程度の容姿をしてるなら全然ありじゃない?」


これを聞いた夫は、頬を膨らませて言いました。


「そんなのに騙されちゃダメだよ!世の中にはいくらでも親切にして騙してくるやつがいるんだから」


「俺は一生離さないから、他の人を好きになったら許さないからね」


それに対して私も笑って返しました。


「私だってあなたを離さないよ。私は一生あなたと一緒にいる。死んでも同じお墓に入って、ずっと一緒!他の人にいっちゃ嫌だからね」


お互いに気持ちを言葉にして、とてもスッキリしました。


文章にするとかなりバカップルかも?


私がこんなにも重い女だったなんて、夫と出会うまでは思いもしませんでしたキョロキョロ


友人からも、かなりフランクでさらっと付き合うタイプだと思われがちなので、私もてっきりそうだとばかり。
(夫は最初からフルスロットルで重い男でしたが)


夫に感化されたのかな?


どちらもお互いが1番じゃないと嫌で、異性と仲良く話してたら気になるし、嫉妬する。


今後子どもも大きくなって歳をとった時は、もっと余裕のある関係になっているかもしれませんが…。


しばらくはこういう関係でいたいなぁ。


夫の背中にくっついて眠って、幸せな夜でした爆笑