今日は朝から家事をしながら、ふと芸人のくっきー!さんのことを考えていました。
テレビや画面越しに見るあの絵や服のデコレーションは、完成度が本当に高くて目を奪われます。勢いだけで描いているように見えて、細部の情報量が多く、画面越しでも強い存在感を感じます。きっと実物を近くで見たら、もっと圧倒されるのだろうなあと思います。
私はくっきー!さんの作品そのものを真似することはできません。センスや表現力、こだわりのレベルが別次元だと感じるからです。
そんなくっきー!さんが、テレビ番組『プレバト!!』で挑戦している姿を見て、「あ、才能っていろいろな形があるんだな」と感じました。『プレバト!!』では芸能人の隠れた才能を専門家が査定し、ランキング形式で評価するのですが、くっきー!さんは消しゴムはんこ、水彩画、バナナアート、和紙ちぎり絵、色鉛筆といったアート系の複数部門で名人・特待生の称号を獲得しているのだと知りました。テレビ越しでも、専門家に認められる表現力があるのだと思います。
中には「ゾンビみたい」と視聴者が驚く作品もあり、笑いの対象になったこともありますが、それでも番組の専門家たちがくっきー!さんの独自の表現力や発想を評価して、複数部門で高い査定をつけているのが印象的でした。
(※テレビの評価は毎回テーマや審査基準が違うので、何が“高評価”かは作品ごとに変わりますが、くっきー!さんが芸術ジャンルで認められているのは確かなようです。)
そんな姿を見て、「完成度そのものは真似できないけれど、向き合い方や時間との付き合い方なら真似できるかも」と思い直しました。くっきー!さんは、とにかく思いついたらすぐ手を動かしているように感じます。完璧に整えてから始めるのではなく、衝動を大事にしているのです。
そこで私は、今日の家事の合間にピアノを一小節だけ弾いてみました。練習とは言えない短さですが、鍵盤に触れた瞬間、気持ちが少し前向きになりました。
夕方には夕飯の支度の合間に、編み物を少し進めました。「完成しなくてもいいから触るだけ」と思ったら、心が軽くなりました。
夜は、英会話のテキストを開いて一文だけ音読しました。意味が完全に分からなくても、とにかく声に出してみました。それだけでも、自分の時間を使えたという実感があります。
くっきー!さんの作品そのものを真似することはできません。
でも、時間のやりくりや「やりたい瞬間を逃さない」姿勢なら、少し真似できるかもしれません。家事は七割、趣味は数分ずつ。ピアノ、編み物、英語、それぞれほんの少しずつ。
それでも、何もできなかった日より確実に前に進んでいます。
時間は無理に作るものではなく、流れに乗るもの。明日も、湯が沸くまでの間やほんの少しの空き時間に、また一音、ひと編み、一文を重ねていこうと思います。
