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今回のタイトルは、「「ツェルニー50番の50」のお手本は「夜の女王のアリア」」です。
かつて「題名のない音楽会」で観た高橋ゆいさんによる「夜の女王のアリア」の迫力ある歌声が強く印象に残っていて、「ツェルニー50番の50番」のイメージにぴったりだと感じています。
「ツェルニー50番の50番」とは?
ツェルニーの「50番練習曲集」は、ピアノを学ぶ多くの学習者にとって、技術を磨くための重要な作品集です。
その中でも最後の曲である50番は、特に人気があります。
この曲は「bravura in touch and tempo」として、演奏者の触感とテンポの見事な制御が求められます。
ツェルニーの50番は、華麗なテクニックとスピードを必要とし、練習者にとっては最も難関の一つです。
複雑なパッセージと絶え間ないアルペジオが特徴で、各指の独立性と均一なタッチを鍛えるのに最適です。
「夜の女王のアリア」とは?
モーツァルトのオペラ「魔笛」の中で、夜の女王のアリアは、オペラの最も有名でドラマチックな場面の一つです。
このアリアは、第2幕に登場し、夜の女王が娘パミーナに対して、サラストロを殺すように命じる場面です。
女王のアリアは、高音域での素晴らしい技巧と感情の表現が求められ、ソプラノ歌手にとって非常に難しい楽曲として知られています。
夜の女王は、オペラの中で非常に強烈でカリスマ的なキャラクターです。
彼女は暗闇と神秘の象徴であり、その力強い存在感と劇的な音楽が、観客に強烈な印象を与えます。
アリア「復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え」は、その名の通り激しい怒りと復讐の感情を表現しており、オペラの中でも最も緊張感のある瞬間を作り出します。
ただし、夜の女王は世界征服を企む悪役です。オペラの最後には雷鳴と供に地獄に落ちます。
「ツェルニー50番50」と「夜の女王のアリア」の共通点
「ツェルニー50番の50番」と「夜の女王のアリア」には、いくつかの共通点があります。
まず、そのどちらも演奏者に高度な技術を要求する点です。
「ツェルニーの50番の50番」はピアノの技巧を極限まで試すものであり、「夜の女王のアリア」も同様にソプラノ歌手の技術的な能力を極限まで引き出します。
どちらの楽曲も、練習者にとって大きな挑戦であり、その克服は大きな達成感を得られます。
また、両者は強烈な感情表現を共有しています。
「ツェルニー50番の50番」は、速いテンポと力強いタッチで華麗さと情熱を表現し、聴衆に圧倒的なインパクトを与えます。
一方、「夜の女王のアリア」も、強い感情とドラマを伴い、その激しい怒りと復讐心が聴衆に深い印象を残します。
まとめ
「ツェルニー50番の50番」のお手本演奏を探したところ、理想的な演奏は見つかりませんでした。
それよりも、「夜の女王のアリア」をお手本とする方が、自分の理想の演奏に近づけそうです。
曲に対する印象は人それぞれなので、皆さんも自分なりの「お手本」を見つけると楽しくなると思います。
「お手本」は、音楽に限らず絵画や小説でもいいですね。
この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
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