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朝のテーマは、「美容と健康」「ピアノ」「お金」のいずれかです。
夕方のテーマは、「英語の熟語」です。
テーマ毎に分類していますので、興味のある記事を読んでいただけたら嬉しいです。
今回のタイトルは、「ツェルニー30番No.26練習記☆雨に喩えると」です。
ツェルニーの練習曲は、タイトルがないため、聴く人それぞれが自由にイメージを楽しむことができます。
優しい雨
9小節目から転調が起こります。最初のGm(ト短調)は、普通に雨が降っている様子を表していますが、次にF(ヘ長調)に移ると、空が明るくなっていく感じが出てきます。
この部分では、雨はまだ降っているものの、その雨も穏やかで優しい雰囲気に包まれています。
雨が弱まり、柔らかい光が差し込んできて、心が和むような情景が描かれています。
暗雲
21小節目にスフォルツァンドが現れます。
この部分では、ディミニッシュコード(トライトーン)が使われていて、雲行きが怪しくなってくる様子が描かれています。
音楽が一瞬強くなり、不安定な響きが生じることで、穏やかだった雨の様子が変わり、天気が再び悪化しそうな気配が感じられます。
嵐の前の静けさ
23小節目の2拍目から24小節目までは「嵐の前の静けさ」が表現されています。
この部分では、音楽が一時的に落ち着き、静かで緊張感のある雰囲気が漂います。
嵐が迫ってくる前の一瞬の静けさが感じられ、これから起こる激しい展開を予感させます。
強風
25小節目からは「強風」の描写が始まります。力強い左手のリズムと和音で強風が表現されます。
まるで風が強まり、樹木を揺らし、物を吹き飛ばすような激しいイメージが音楽によって表現されています。
強い雨
29小節目からは「強い雨」が描写されます。
音楽が更に激しくなり、音符やリズムが密集し、まるで強い雨粒が地面を叩くようなイメージが表現されます。
雨音が激しくなり、周囲が水浸しになるような、迫力ある情景が音楽によって描かれています。
まとめ
このようなイメージで曲を弾くと、曲の締めくくりはどういう状況なのか悩みます。ダムが結界して大災害?それとも、家の雨戸を閉めて窓のサッシには雑巾を詰めて豪雨対策ばっちり!という状況?
この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
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