おはようございます、プリンです!
プリンのライフハックは、アラフィフ世代を対象とした「美容と健康」、「ピアノ独習」、「マネー」に関する情報をお伝えするブログです。テーマ毎に分類していますので、興味のある記事を読んでいただけたら嬉しいです。
今回のテーマは、「専業主婦に必要な老後資金」です。アラフィフ世代は扶養内パートをしている人が多いと思ったため、専業主婦の場合を試算してみました。
厚生労働省による年金受給モデル
平成29年度に厚生労働省が発表した新規年金受給モデルによると、夫が平均的年収の会社員(平均標準報酬額42.8万円で40年間就業)で、妻が専業主婦だった場合の支給月額は、このようになっています。
●夫婦合わせた金額 221,277円
内訳:
夫分156,336円(基礎、厚生年金)+妻分64,941円(基礎年金)=221,277円
●夫の死後の金額 133,487円
内訳:
夫分156,336円(基礎、厚生年金)-64,941(夫分基礎年金)=91,395円(厚生年金)
91,395円(厚生年金)×3/4=68,546円(遺族厚生年金)
妻分64,941円(基礎年金)+夫分68,546円(遺族厚生年金)=133,487円
贅沢をしなければ、年金だけで暮らせそう?
と思ったら、落とし穴がありました!
所得税・住民税・介護保険料・国民健康保険料・後期高齢者医療保険料が天引きされます。大雑把に調べたところ5万円くらい天引きされるようです。
足りない資金1:税金・保険料
上記の通り、月額5万円程度天引きされます。20年と仮定すると、このようになります。(70歳から受給して90歳まで生きる想定)
5万円×20年(240ヶ月)=1200万円
足りない資金2:医療・介護費
医療費の平均は1300万円で、1割負担なら130万円、2割負担なら260万円になります。時代の流れで全員2割負担になると思います。
介護費用の平均は、月額8.3万円で、介護期間の平均は5年1ヵ月なので、約506万円になります。
足りない資金3:物価高と支給額の減額
年金支給額は物価に合わせて増減額するので、物価高の影響はそれほど受けないはずです。ただし、受給開始年齢を5歳引き上げる法案が出ています。
月額221,277円×60ヶ月=13273620円です。
まとめ
足りない資金を合計すると、1200万円+1522万円+1327万円=4049万円です。
溜息が出てきます。
本音を言えば、この他に交際費や娯楽費なども欲しいところです。
ちなみに、60代夫婦世帯で資産3000万円以上ある割合は約2割だそうです。
この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
