東北地方太平洋沖地震発生を受け、14日頃よりACジャパンのCMが急増している。


この事態に、ネット上では「なぜACのCMばかりが流れているのか?」という声が多数あがっている。そこで、「モデルプレス」編集部はACジャパンに電話取材を行い、その真相に迫った。


◆ACのCMはテレビCMが空いてしまった枠を埋めるために放送されている


まずは、ACジャパンがどのような組織なのかをきちんと理解しておこう。


ACジャパンとは、広告を営利目的のためでなく、公共のために役立てようと、全国の企業から寄せられた会費で公共広告活動を行なう民間のボランティア団体である。


広告を通じて住みよい社会作りに貢献することを目的に活動を行っており、今年で創立40周年目を迎える。


ACは、マナーや社会に役立つCMなどを年間で約20本制作。そのCMはテレビ広告枠の空いている部分で放送する仕組みになっている。


◆企業がCMを一斉自粛 そして怒涛のACオンパレードへ


ACジャパンのCMが急増している理由に迫るべく、ACジャパンへ電話インタビューを行った。


担当者によると、「地震が発生したことで、クライアント様の約70%以上がCMを自粛しているとテレビ局の方から聞いています。


また、テレビ局側も空いている広告枠を埋めるために、営利目的ではないACのCMを流さざるを得ないのが現状のようです。」


◆全国から問い合わせ殺到中


「現在、全国の視聴者からCMへの問い合わせが殺到しています。」


「オンエア中のCMは、昨年7月以前にテレビ局側にお渡しているものです。私たち団体も今の震災の現状を考えると、オンエアするべきでないものが含まれていると考えています。」


「テレビ局にはすでに放送を自粛するようお願いしております」との回答が得られた。


◆励ましメッセージの新CMを製作開始


さらに、「地震対策や被災者支援、励ましのメッセージなどのCMに一刻も早く切り替えられるよう、現在新CMの製作を開始しています。」とのコメントもあった。


◆ついに謝罪文掲載


ACジャパンオフィシャルサイトでは、ついに3月16日に謝罪文が掲載された。


以下、オフィシャルサイトより


― 「東北地方太平洋沖地震」にあたってACジャパンのCM放送についてのお詫びとお知らせ


(社)ACジャパン


この度、東北地方太平洋沖地震で被災された皆様、ご関係者の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。


現在、民放テレビ・ラジオ各局において、震災の報道の合間にACジャパンのCMが多数放送されております。


これらのCMは、ACジャパンの会員社である放送各局でACジャパンが制作した公共広告を放送していただくためにご提供し、放送局のご判断で必要と思われた場合にお使いいただく広告素材です。


未曾有の大惨事となったこの度のことを受けて、多くの企業がCMの放送を自粛され、ACジャパンのCMが放送されることになりました。これらのCMはかならずしも非常時に対応できるようには作られておりません。


そのため、視聴者の皆様に大変ご不快な思いをおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。現在、ACジャパンでは、「東北地方太平洋沖地震」で被災された方々を応援する臨時キャンペーンCMを企画・制作中でございます。


被災地の方々におかれましては、一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたしますとともに、ACジャパンでは広告活動を通じて支援活動を続けていく所存でございます。


皆様には、何卒ご理解をいただきたくお願い申し上げます。 (原文まま)


(モデルプレスより)


ペタしてね