国民的人気アイドルAKB48に、1年間密着したドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」。現在公開中の本作の撮影エピソードのほか、5年前のデビュー時の思い出について、結成当初からのメンバーである、“ともちん”こと板野友美が語った。
本作はカフェに集った彼女を含めた主要メンバーによる、何気ない会話で幕を開ける。「撮影は12月30日の朝。あのメンバーが揃って、ごはんを食べることも珍しいし、監督さんから普段のように話してて、と言われただけだから、テンション高かったですね。それに、みんな朝ごはんを食べていなかったので、カメラが回っているのも忘れて、ガッツリ食べてますね(笑)」と、多忙スケジュールでの撮影を振り返る。
今やクールなファッションリーダーとして同世代から支持され、「ベストジーニスト2010」も受賞の彼女。本編の個人インタビューは御用達の洋服屋のほかに、豚足専門店でも撮影された。「最近ハマってる食べ物を監督さんに聞かれ、豚足!って答えたら、豚足専門店になったんですよ。ここでも、めっちゃ食べてるし、プライベートみたいになんでも話してますね。ほかのメンバーは 夜景のきれいな場所や、おしゃれなところで撮影してるので、私、大丈夫かな、と思っていたら、洋服屋さんのシーンが追加されましたね(笑)」。
そのインタビューでは、AKB48結成以前にキッズダンサーとして活動していた過去も語られる。「EXILEさんやBoAさんのバックで踊りながら、いつかは私もメインで歌って踊ってみたいと思っていました。その頃はメッシュの入った髪形だったのですが、最初AKBにはメンバー全員黒髪、という決まりがあったので、合格後に黒髪に戻してオカッパみたいな髪形にしたんです」。これは当時、14歳だった彼女の選択である。
だが、同時に彼女は「自分でアイドル像を作るべきか」を、悩むことになる。「見かけだけでも、お客さんが求めるカワイイ板野友美にならなきゃいけない、と思ってました。どこかで自分を殺していたかもしれませんが、そのアイドル像をイヤイヤ作っていたのでなく、アイドルでいる自分も楽しい、と思ってました。そのうち、AKBは自分の個性を出していい場所で、自分を出してもアイドルでいられることがわかってきたんです。また、中学を卒業したことや、どんな友ちゃんも好き、とファンの方が言ってくれたことも、素直に自分を出す自信を持てたきっかけですね」。
結成から5年——。「楽しかったり、辛かったり、いろんな感情を持った濃い5年」と語る彼女だけに、本編で一緒に苦楽を共にした「初期メンバーは強いですよ」という言葉には、ただならぬ“重み”を感じる。「私もそうだけど、みんな卒業を考えたり、辞めたいと思ったことは、絶対あると思うんですよ。それだけ辛いこともあったから…。それでも残ってやってこれたのはプライドだったり、楽しかったことと比べたり、なによりAKB48が好きだったからだ、と思うんですよ」。
そんな彼女はAKB初となるソロデビュー曲を1月26日に発売したばかり。「スゴくうれしいけど、これは私にとってゴールじゃなく、1からのスタート。ライバルはメンバーじゃなく自分自身だし、これから辛いこともあると思いますが、この5年で学んだことを胸に、楽しんでいきたい。そして、将来は安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんのように、オーラを出せるアーティストになりたいです!」。その瞬間、彼女は間違いなく“AKB48のともちん”ではなく、“アーティスト板野友美”の顔になっていた。
(BIGLOBEニュースより)
