1782年に出版された
江戸時代を代表するレシピ本
豆腐百珍
豆腐を使った料理100品を紹介している
江戸時代のクックパッド
料理は6段階に分けられ紹介されてます
尋常 普段からよく食べられていた豆腐料理
奇品 一風変わった豆腐料理
通品 一般的に販売されていた豆腐料理
佳品 見た目も美しく風味が優れた豆腐料理
妙品 形が変わっているが美味しい豆腐料理
絶品 本当に美味しい豆腐料理
その後豆腐百珍続編
さらに豆腐百珍余録も出版され
豆腐料理のレシピは全部で278品
ちなみに江戸時代にもレシピ本以外に
129店の料理屋を番付した江戸時代のミシュラン
流行料理献立競
江戸時代も今も
食いしん坊な我々がやってることは変わらない
違いは
インターネットくらいでしょうか
以前江戸時代の料理を再現するという番組で
豆腐百珍からも
数種類の料理が再現されたのですが
番組では当然ここも出てきました
鶯谷の老舗豆腐料理専門店 笹乃雪
そんなわけで
前回食すことができなかった名物を求めて
またまた来てしまいました(前回はこちら)
距離的にはヒルズとかに出店してほしいですが
鶯谷まで来て食べるから価値があります
今回は
鶯御膳という軽いワンプレートランチ
竹の子と湯葉と寒天
ちなみに3月の上旬頃の話です
どれも美味しい着地点完璧です
通常はうずみ豆富という豆富茶漬けですが
今回は白飯でやりたいことがあったので
ちなみにチェンジは無料です
思いがけなく
白飯にはお豆富のお味噌汁付き
めちゃめちゃ美味しそうです
そして香の物
役者は揃いました・・・
小付けを我慢すればよかった・・・
まずは基本中の基本の冷奴
前回デビュー戦に
いきなり湯豆富から入ってしまいましたが
本来はやっぱり冷奴から食べて欲しいようです
ネギと生姜とお醤油で普通に
うめ〜
まさに笹の上に積もった雪のような美味しさです
前回も紹介させて頂きましたが
絹ごし豆富はここの初代の方が発明しました
そして名物料理
あんかけ豆富
必ず二碗で提供するのがお店のルール
前回これを頂いたとき
あまりの美味しさに衝撃を受けましたが
そのとき同時にアイディアも浮かびました
今回はそれを試します
オンザライスであんかけ豆とうめし〜
このための白飯です
ダシが美味しいので
これは誰でもやりたくなるでしょう
やっぱりうめ〜
白飯と一緒に食べるからこその美味しさ
こりゃ〜
メシが進みます
箸休めに胡麻豆富
味噌と胡麻の融合がパーフェクト
こんなに
諦めたメニュー 美味しいものは上から見ても美しい パッカーン 締めはもう一つのあんかけ豆富で
めちゃめちゃ美味しいそうですが
やっぱりうめ〜
これもご飯が進みます
このニンジンとか具の切り方が素晴らしい
これが老舗の仕事力ですね
お味噌汁は
ツボツボなナメコ碗
お豆富ももちろんグー
美味しい味噌汁だな〜
あんかけ豆富茶漬け
オンザライスの進化系
うめ〜
ヒタヒタのダシとメシと豆富が期待以上
ほんのり辛子が
すご〜く美味しさを引き立てます
豆富茶漬けも確かに好みですが
こちらの方がツボツボです
甘味
前回はブドウでしたが
パッカーンほんのり酸味とこの桜色が素晴らしい
やりたくないけどうめ〜 緑茶が染みる〜
これは意外なツボツボデザート
ここで豆腐を食べるとお江戸気分になり
必ず鬼平犯科帳が観たくなります
鬼平犯科帳は
特に食事のシーンにも拘った時代劇ですが
料理監修はあのてんぷら近藤の近藤文夫さんです
豆腐を食べると鬼が出る
さて
どのエピソードを観ようかな〜