東日本大震災より丸３年
いろいろと思いは募ります
先月末、
機会があって三陸鉄道南リアス線
「震災学習列車」に乗ってきました
現在開通区間の吉浜駅～盛駅間を
ガイドさんのお話を聞きながら約50分の旅
吉浜駅
待合室には志村駅長？
車両も津波被害にあったんだけど
クウェート国から被災３県に支援があり
その支援を受けて新車を購入できたそう
車体には感謝の言葉とプレートが
（それも、クウェート国は「そんなつもりではない」と断ったそう）
途中、津波被害の大きかった所は
徐行したり一旦停止したり
車窓から見える景色は
去年、一昨年と沿岸を訪れた時に
いたるところにあった震災ガレキの山がなくなり
スッキリとキレイに
（震災ガレキの処理に尽力していただきありがとうございます）
でも、スッキリキレイになっただけで
なーーーーーんにもないのよ
「ここは住宅がたくさんありました」
って言われてみても、家の基礎だけが残るただの野っぱら状態
海岸線を見れば、
津波の「引き波」で倒された防潮堤がそのまんま
その一方で
三陸鉄道の線路が「第２の防潮堤」となり
線路の内側（山側）の被害を最小限に食い止めたのだそう
さて、重い話だけでなく・・・
途中「恋し浜駅」に停車しまして
ここは本当は「小石浜」というところなんだけど
ホタテ生産の青年部が「恋し浜」ブランドのホタテを売り出し
（懸賞で２度ほど当選したことがあり身が厚くてすごくおいしい）
それに便乗して駅名を代えたとか
小さなホームに降り立ちますと
小さな待合室がありまして
その中はホタテの貝殻の絵馬がたくさん飾ってあるのよ
縁結びのスポットになってるみたいです
で、そのホタテ絵馬の中にね、これ
わかるかなぁ・・・・
本物、ご本人さまだそうです
みっちーでも、小福山雅治でもなく
正真正銘の、ご本人様直筆だそうです
大河ドラマやってるときに来たのね
ああ、いいもの見た～
震災学習列車を降りた後は、バスで気仙沼へ
その途中、陸前高田の「奇跡の一本松」近くを通りました
去年行った、小中学校PTA研修旅行で
近くまで行って献花した時は
ポツンとさびしそうな感じだったけど
今は、かさ上げ工事のため
気仙川むこうの山の土を掘り崩して
巨大ベルトコンベアーでその土を運んでいるのね
（トラックで１０年かかるところを２，３年でできるんだとか）
道路からは
その巨大コンベアーとか、各種工事機械・車輌の奥に
頭だけ見える感じかなぁ
やっぱり、さびしそうでかわいそう
とりあえず、片付いた
でも、まだ何も取り戻していない
そんな感じです
少しでも早く
すべてのみなさんが
安心で安全な当たり前の生活ができるように
そしてすべての魂が安らかであることをお祈りします