7月13日(土)
小中学校合同PTA研修旅行で
沿岸 釜石~大船渡~陸前高田へ行ってまいりました
このPTA研修旅行、
6年前かなぁ?
ずーーーっとお休みしていた行事で
「なんで、いつの間に行かなくなったんだ?」
「行くべ、復活するべ」と立ち上げた企画です
県では内陸の市町村と被災地域で支援のパートナーを組んでいて
我が市は釜石市のとある小学校を支援しています
今回、その小学校を訪問しました
校舎は津波で全壊
同地区の中学校のグラウンドに建てた
中学校と一続きの仮設校舎を見学させてもらいました
案内してくださった校長先生が
「すべて新しいものばかりです 古いものはひとつもありません」
・・・とおっしゃってました
確かに、新品ばかりでキレイで一見うらやましくも見えましたが
長年大事にしてきたもの
受け継がれてきたもの
思い出とか歴史とか
全て津波に流されてしまったということ
新しい校舎が完成するまであと2年半、
この仮説の校舎で子供達はすごすことになります
今後は、金銭的・物品的ではない支援が求められます
釜石市内のお店に頼んでおいたお弁当を受け取り
車中でお弁当を食べながら(!)大船渡市へ移動
大船渡津波伝承館 へ
ここは岩手のお土産として全国区でもちょっと知られている(はずの)
「かもめのたまご」を製造販売している「さいとう製菓」
本社や販売店など海沿いの建物は全壊
高台にあって助かった第2・第3工場の一角を
津波伝承館として昨年オープン
地震発生時、本社ビルに居た専務さんが
地震の最中から避難開始、高台へ移動
そこから撮った生々しい津波の映像を交えながら
今回、そして過去の津波体験を語ってくれます
実は私、この2週間前、
6月末にもJA女性部の研修旅行で
この津波伝承館に来ているのですよ
でも、何度見ても、聞いても・・・・
涙が溢れます
心が締め付けられます
専務さんは、ただ、津波被害の悲惨さを宇建てるだけでなく
津波から生き延びるための心構えを教えてくれます
バスは陸前高田市へ
高田松原の「奇跡の一本松」へ献花してきました
幹の傷跡とかもちゃんと再現したそうなので
一見、本物に見えます
モニュメントとして、その一角だけキレイに整備されているけど
そのすぐ周りには
なぎ倒され、引き抜かれた松の根っこがそのまま残っていて
生々しくて悲しげです
3年前、家族でこの高田松原に海水浴に来たっけなぁ
息子に無理やり部活を休ませてきて
そのせいでレギュラーポジションが危うくなったとかなんとか
そういう話もあとで聞いたけど
でも、それがこの高田松原での最後の海水浴だったから
ズル休みさせてでも、行って良かった
(ちゃんとその後もレギュラーの座を守り、県大会にも行ったし)
頑張って踏ん張って、
一本だけ生き残てったけど
ギリギリまで頑張って
そして生まれ変わってきたけど
その姿は・・・・ポツンとひとり、さびしそう
・・・っていうのが、正直な感想です
今年中に、もう1回、
職場の研修旅行で同じ方面に行くことになりそう
行って見て聞いて感じることしかできないけど
それを発信して、何かを感じてもらえれば・・・・
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以下、追記分
帰り道に休憩で立ち寄った
陸前高田氏の「川の駅 よこた」で
パッケージはご覧の通りやなせたかしさんのイラスト
普通のバニラのアイスに何かツブツブが入ってて
甘い中にもちょっとしょっぱいとこがあるかな、って感じ
確か、売り上げの一部が
一本松の何か支援に充てられるんじゃなかったかな
普通のカップアイスもあったよ
どこかで見かけましたら、ぜひご賞味くださいませ