あの日から、二年です。





この日に先駆けて、先日震災関連の映画を見てきました。



ひとくくりに被災地と呼ばれますが、

私の住む内陸部は

建物の倒壊と道路の陥没・液状化、

停電・物資の不足などなど

多少の生活の不便はありましたが

今は全く、普通の、当たり前の生活をしています。


そんな私が、岩手県民として、これは見ておかないと、

と思いまして。





「遺体  明日への十日間」






内容は・・・・重いです。


実際の大地震と津波のシーンは一切なく

(余震のシーンは多少あり)

ただただ遺体安置所内での話で


実際津波を経験していない私でも

映画の冒頭(地震が起こる前の普段の釜石の風景)から

涙が溢れて溢れて・・・



まだ、私には、これを見るのは、早かったかも・・・



とても臨場感に溢れていたけど

実際の現場では、

絶望と悲しみがうず巻き、

もっともっともっと混乱していたんだろうと思う。






復興は、まだまだまだまだ進んでいない。



実際に現地に行ってみると、そう思う。



基礎だけ残して流されて 荒れ地にのままの住宅地

撤去を待つ 倒壊した建造物

処理を待つ ガレキの山


仮設住宅は 息が詰まるほどに狭い







どうぞ見に来て。

そして忘れないでいて。


普通に、楽しく観光でもかまわない。

忘れられるのが、一番悲しい。





現地ガイドの方に言われました。




あの日、失われた命へ

大切な人を亡くし、残された命へ


すべてに、祈りをささげます。





2013.3.11