前回の続きから。

全5回の3回目。”小児の解熱は慎重に”

非ステロイド系消炎鎮痛薬は副作用で腎臓の血流が悪化することがある。長期に使う必要があったり副作用が出たりした場合は、アセトアミノフェン(商品名:カロナール)を使います。痛みの原因になる炎症を抑える非ステロイド系消炎鎮痛薬と違い、アセトアミノフェンは脳の中枢に働きかけ痛みを感じにくくする。但しアセトアミノフェンを大量に使うと肝臓障害の危険性があるので痛み止めに常用する人は市販の風邪薬などを併用して過剰摂取にならないよう気をつけます。

…ふ~ん。でも、脳の中枢に働きかけってゆうのも怖いねぇ。副作用は怖いねぇ。


全5回の4回目。”頭痛薬 使いすぎで悪化”

もともと頭痛を持っていた人が鎮痛薬をたくさん飲み続けていると、通常なら気にならない程度の刺激でも痛みを感じるようになる。さらに鎮痛薬を飲む機会が増え、より痛みを感じやすくなる悪循環に陥る。特に女性が多い。片頭痛の患者が多い上、月経痛のために鎮痛薬の服用が増えることが一因だ。

…うんうん。昔はわたしも頭痛、月経痛、そして肝心の骨炎痛等、いろんな理由で乱用してたよな。最近は片頭痛は無くなったから良かった。


全5回の5回目。”神経障害に抗うつ薬も”

帯状疱疹後の神経痛や三叉神経痛など、神経が傷ついたことによる痛みには通常の鎮痛薬は効きにくい。このような痛みには神経に作用して痛みを感じにくくする抗うつ薬や、神経の興奮を鎮める抗てんかん薬などが用いられる。但し眠気やふらつき、口内炎といったそれぞれの薬の副作用もある。
神経の障害による痛みには神経やその周辺に麻酔薬を注射する神経ブロックを薬物治療にあわせて早めに行うと効果的な場合がある。

 ●神経の障害による痛みに使われる薬の例
  ・抗うつ薬(トフラニール、トリプタノール、パキシル、トレドミン)
  ・抗てんかん薬(ガバペン、テグレトール)
  ・抗不整脈薬・局所麻酔薬(キシロカイン、メキシチール)
  ・医療用麻薬(ケタラール、リン酸コデイン)
  ・その他(局所カプサイシン)


…はぁ~。勉強になりました。人はいろんな痛みと戦ってるなぁ。 がんばろ。ため息