本当に強い人には優しい人が多いですよね。
これは腕っぷしの強さだけではなくて、様々な力を持つ人たちも含まれると思います。
どの分野でも優れた人って身近にいます。例えばクラスや道場で一番強いとか上手い人です。 非常に厳しい人も居ますが、真の実力者ってある種の優しさも持っていると思います。
いや、もつべきでなんでしょう。
僕が毎年行く詠春拳の道場にとにかく強い人がいて、彼は毎回、僕を懇切丁寧にボコボコにしてくれます(笑) 勿論、青あざ程度で障害が後に残るような怪我はしませんが、彼との稽古は毎回緊張します。
正直、今でも怖いですが、実は何故か彼と練習するのが楽しみです。
いわゆる「稽古をつける」事をしてくれているんだと、二回目の香港訪問から気づいたからなのですが、よくよく見ると生徒全員に同じ事をしている訳ではない。
そして、ボコられる弟子たちの共通点は真剣に練習しに来ているという事です。
彼は絶対にその後で何度も僕に使ったのと同じ技を「わざと」使ってくれます。
決め台詞は毎回、「分かったか?」です。 分からない時には、「もう一度見せてください」と頼むと何度でもやってくれます。 毎回、結構大変だと思うんですが、覚えの悪い僕に何度でも教えてくれます。(本当に感謝です)
昔、フルコンタクト空手の師範や上位入賞選手と何度かお会いしましたが、やっぱり優しい。 小さい子供たちを指導している時の目は、試合や一般人との稽古をしている時とは全く違います。 この人のどこから試合中の迫力が出るのか分からない程、温厚で優しい。
※ちなみに、この優しさは「甘さ」とは違いますよ。(念のため)
勿論、強いけれど優しくない人も居ますが、「本当に」強い人達は優しいと思います。
真剣な人には真剣に向き合い、真剣に手助けしてくれる。そしてその人が上達したり、成功したりした事を心から褒めたり、喜んだりしてくれる。
だから、こちらも絶対に裏切ったり出来ないし、何かの恩返しをしたくなる。
これは何も武道や武術の世界だけではなく、仕事や勉強とか世の中のもの全体に当てはまると思います。 本当の実力者は優しいんじゃないかと。(「徳」があるとでもいうんでしょうか)
※別に政治家とか企業のトップとかいった人たちの事を言っている訳ではないですよ。
とはいうものの最近、実力や力がある人達でも、優しさがある人が少なくなった気がします。
発言や行動が自己中心というか自分の為だけだったりするような。 別に世の中を批判するつもりはありませんが、なんだか寂しいですよね。
だって、信頼して感謝できる人、背中を追いかけたいと思える人が少なくなる訳ですから。
先日、娘に以前よりも優しくなったと言われて、「少しは人として強くなったのかな」と勝手に自己満足しちゃいました。(まだまだ、駄目ですね)
本当の意味で強くなれるには、まだまだ時間が掛かりそうです。
頑張らなきゃって思います。
写真は香港の知人宅にある、木人椿です。
ガソリンで前後に動くもので、かなりの年代物との事。
葉問始祖がご存命の頃からあって、「葉問始祖もこれを使ったかも」との話でした。
