私が学んでいる詠春拳は厳詠春という女性が少林寺の尼僧から教授された拳技と伝えられています。
いろいろな意見があるようですが、確かに技術は男性的というよりも「女性向け」と思わされるところもあり、私は個人的には女性が作ったという言い伝えの方がしっくりくると思っています。

他の武術以上に詠春拳はBody Structure、つまり姿勢や体の動かし方を重視します。特に立ち方(座馬)がキチンと出来ないと、本来の動きが出来ませんし、逆に座馬がしっかり出来ていると、映画のように年を取った方でも強大な力を出す事ができます。

これは私自信が、香港で私の師の師(師公)とチーサオ(空手の組手のようなもの)を練習した時に経験しましたので間違いありません。特に手を合わせると師公の体は山のように重く、手足に触れた瞬間にこちらの動きを止められてしまいます。
師公の動きはYoutube等の動画で以前、見ただけでしたが、動画の中で弟子が簡単に高齢の師公に打ち負かされているのを見て、正直なところ道場の「忖度かな」と思っていました。
しかし、実際に手を合わせていただいて、今まで経験した事の無い相手の動きと体の重さに驚きました。手を触れると全く動けないんですよ。

最近はコロナのおかげで人と練習する機会がありませんので、そのおかげで一人で基本、型、木人、そして武器術を練習してます。
そのせいか、詠春拳をさらに頭と体で理解できてきていると思います。一人練習しか出来ないのも自分の動きを見直すのに良い機会かもしれません。

とはいえ、やはり早く仲間と一緒に練習を再開したいですね。
私は今、アメリカに住んでいますが、日本や他の国で武道、武術、格闘技をされている方も同じではないでしょうか。
一人練習には限界がありますし、やっぱり仲間と一緒に練習すると楽しいです。モチベーションも上がります。

コロナが早く収まる事を祈っています。