『プエルタやハルケを思わずにはいられなかった』
当ブログで心臓疾患を患ったセルヒオ・サンチェス(セビージャ)に
ついての記事『亡きプエルタとハルケの遺志』 を扱ったのは
昨年1月のこと。
この当時、セビージャから発表された
彼の「心臓疾患」による戦線離脱は、
スペインサッカー界に大きな衝撃を与えました。
『僕のこんな状態に対して、
ハルケやプエルタの家族が激励をしてくれる。
だからこそ、前向きに捉え、自身を鼓舞しなければいけない。』
と、同じく先天性の心臓疾患を理由に死を遂げた両選手の家族の
意思を無駄にしない意思を表明していたセルヒオ。
セルヒオ・サンチェスは昨シーズン、エスパニョールから移籍した選手。
ハルケとは元のチームメイトであった彼が、
プエルタが所属していたセビージャに活躍の場を移し
病が発覚したというのは、因縁めいたものを感じざるをえませんでした。
そのセルヒオが、一昨日のコパデルレイ・セビージャ×ビジャレアル戦
で久方ぶりの試合出場を果たしました。
この戦線復帰を誰よりも喜んでいるのは本人、
そして彼を支え続けた家族や友人達のはず。
この復帰に関し、セルヒオは、
『スタンドで見守ってくれた家族を思わずにはいられなかった。
さらにこの試合をこんな風に勝利で飾れたことを
とても喜ばしく思っている。
ピスフアンの雰囲気も最高だった。』
と万感の思いを漏らすと、
『練習に復帰するときプエルタとダニ(ハルケ)を想ったよ。
彼らにもこんなチャンスが与えられれば良かったのに。』
と彼らへの感謝の言葉を忘れることはありませんでした。
およそ一年の治療の結果、サッカー選手としての
通常の生活を取り戻すことができたのは、
プエルタやハルケの突然死の後、各クラブが、
登録選手への詳細な健康診断を行うようになったことが
幸いしています。
彼らの死は、このように決して無駄には終わっていないことが分かりますね。
『自分が最も欲するものを奪われるのは断腸の思だった。
しかし、僅かな光が見えるのならば、信念を忘れないこと。
その努力を続ければ、その光は日に日に大きくなっていく。』
と苦しい日々を送った彼から我々が学ぶことは
少なくなさそうですね。
『セルヒオがスペイン代表でプジョールの座を
奪うまで我々は満足することはない。』
と発言したのは、彼の治療を全面バックアップしていた
セビージャのデル・ニド会長ですが、
若干24歳のこのセルヒオが、次に追い求める「光」とは
どんなものなのか?それが楽しみでなりません。





