グティは永久にマドリディスタ
トルコリーグ移籍以来、沈黙を守ってきたグティが
マドリーを離れた本音について激白。
ラジオ局Onda Madridの番組に出演したグティは、
先ずもってマドリーは、ラウルそして彼自身と、
然るべき惜別の方法があったのでは?という断腸の思いを語ります。
『誰にとっても”別れ”とは特別なもの。
さらに、その場所と長年に渡って関わり続けていれば尚更のこと。
しかしながら、シーズン終了後も公式に取り合うこともなければ、
通常の時間の波に乗っているだけだった。
ラウルや僕のような選手との惜別には、
もっと別の何かが必要だったんじゃないかな。
とはいえ、時の流れはそんなことも忘れさせる。
時間が過ぎ去るのは実に早かったと感じているよ。』
と語ったグティは、彼の退団会見翌日に行われた
ラウルの涙の会見と比較し、クラブ同様、
マドリディスタたちの別れ方にも
物足りなさを感じた旨を述べています。
そして、一部報道にあったような、移籍決定前の
モウリーニョとの会談など存在しなかったことを激白
『シーズン終了時には、すでに心は決まっていた。
そんな決心を態度にして周囲に示してきたつもり。
そんなこともあってモウリーニョとは一度たりとも会話などしていない。
それどころか、一度の接触すらなかったよ。
もちろん、クラブ側が僕の意思を理解しての結果だったと思うけどね。
すでに留まりたくないクラブのために時間を費やすというのも
時間の無駄。実にばかばかしい話だ。』
もはや彼にとって空白となりつつある、
シーズン終了後から移籍までの時間をそう語りました。
そんなドライな彼ですが、自らがクラブに残した『大きな穴』
については気がかりな様子。
『カナレスは肉体的な部分まで僕に似ているよ。
彼はまだ若いが、ゲーム中の広い視野を持ち合わせる部分、
さらにフィニッシュに至るパスの供給に至るまで、
僕のプレースタイルと類似する点が見られる。
クラブは彼が落ち着いてプレーできるようになるまで
たっぷりと時間を与えるべきだね。
そうすれば、短期間でもしっかりと全身を果たしてくれるはずだ。
そんな意味で、モウリーニョは彼に最良のアドバイスを与えてくれる
人物であると思っている。きっと彼の元で徐々に成長を遂げるはずだ。
ただし、まだ成熟していない彼に対して、余計なものを与えてはならない。』
どうやら、彼は新加入のカナレスを自身の後継者と
踏んでいるようですね。
U-21スペイン代表でも大活躍のカナレス。
その言葉の中でグティが懸念したように、
普通の青年からスーパースターに生まれ変わる中で、
『不必要なもの』は覚えて欲しくないというのが本音です。
グティの後継者としてだけでなく、
スペインサッカー界の将来の牽引する若者として育って欲しい。
さてさて。
序盤で彼らしい愚痴を披露したグティですが、
最後には、マドリディスタを激励しています。
『非常に目の肥えたサポーターを抱えているマドリーは
勝利を義務付けられるだけでなく、美しく勝つことも求められる。
モウリーニョはそれを目指すわけだが、彼は選手の特性を理解し、
それに合わせた戦い方が出来る監督。
かつて局面でディフェンシブなサッカーを見せていたのは、
抱えていた選手の特性をいたしたに過ぎないと考えている。
望むのは、ベルナベウのサポーター達の歓喜とタイトル獲得だね。
確かに難しい時代だ。なにせバルサは、ここ数年間、
誰もが羨む選手と監督を抱えているんだから。
ただ、マドリーは彼らに困難を与える力を持っている。』
バルサの力を認めつつも、古巣の奮起を期待するグティ。
『僕は、これからも他のチームでプレーを続けるが、
僕の心は常にマドリディスタだ。』
という最後の会見の言葉が頭を過ぎりました。
そんな彼だからこそ、クラブには彼に相応しい別れの場を
作ってもらいたかった・・・



