スペインが抱える『招かれざる客』
スペイン・ガリシア地方ラ・コルーニャのポコマコ産業地帯の
企業家たちが一致団結して開催阻止を訴えているのが、
世界にその悪名轟く”SKIN”こと『ネオナチグループ 』の祭典。
インターネットで密やかに計画が構築されているこの祭典は、
↓のポスターを見てお分かりのように、
ポコマコ産業地帯にて9月12日開催と銘打っているものの、
現時点で開催場所の詳細は明示されていない。
これまでの白人至上主義”ネオナチ”の足跡を辿れば、
こうした集会の黙認が非社会的行動に滑車をかけることに
繋がることは明白である。
この”招かれざる客”に対し、
『絶対に許可などさせない』
と声を荒げるポコマコ企業団体会長のルイス・フェルナンデス氏は
スペイン政府およびガリシア自治州に
「執拗な対処」を切願しているというが、
相手が相手だけに、どこまで対処できるやら。
というのも、昨年も同ラ・コルーニャの産業地帯での
集会を明示していたネオナチ集団であるが、
彼らは当局による妨害を周到に予想し、
当日になって開示していた場所とは別の場所で開催を実行した
ケースもあるわけだから、関係者は頭を抱えていることだろう。
このような深刻な事態に対し、肝心の地元警察が、
『コンサート開催の具体的根拠はない。
彼らが派手な違法行為を行うとあらば、捜査するのだが。』
と、無関心なのはなぜだろうか。
今回、企業家達の目の敵となっているのは、
Finisterrac, Europa das Pátriasというネオナチ集団。
ここ数年、欧州全土に広がる経済危機に端を発し、
各国の雇用の一部を占める”移民”の排他を訴える
いわゆる右翼的思想が拡大する最中、
音楽を通じ、ファシズムや移民排他主義を助長しようと目論む
Rock Against Communism(欧州全域に点在する反共同体ロック団体)
が呼びかけを行い、このラ・コルーニャを、
その結集会場としようとしているわけだから、
スペイン、いや欧州全土の問題といっても過言ではないはず。
あの日、私がネオナチにボコボコにされたように、
(『ベルナベウの悲劇』 参照)
白人至上主義を訴える最終手段が
単なる暴力行為とわかっている以上、
国際化社会は、奴らを野放しにしてはいけない。
ストップ ラシズム。





