世界は日本代表を評価している
6月29日深夜。多くの日本国民が、
”たった一本のPKに悔しさを滲ませた”。
サッカーに限らず、多くの世界でいわれるのが
『結果が全て』という言葉。
0-0
<サッカーを観戦する者にとって最も味気ないスコア。>
PKでの敗戦
<サッカーの勝者を決する上で、最も過酷な罰。>
日本代表は、善戦の甲斐もなく、
日本列島にこのふたつの”結果”を送り届けることとなった。
スペイン×ポルトガルほどの話題性はなくとも、
全世界に伝えられた「パラグアイ勝利」という結果は、
ある意味で世界を納得させたに違いない。
そんな世界中の人たちが「日本にはまだ早い」と口を揃えた『ベスト8』。
日本代表は、間違いなくその名誉にあと一歩の所まで接近し、
日本中の人々が、選手達の一挙一動に歓喜し、そして絶望した。
繰り返す。
6月29日深夜。多くの日本国民が、
”たった一本のPKに悔しさを滲ませた”
この事実こそが、「難攻不落の強豪国と互角に渡り合った」彼らが残した功績。
負けてあっぱれだ。
『サッカーは面白い』
そう認識、あるいは再認識した日本人が、
少なからず存在することに一番の意義があると思う。
こうした積み重ねが、日本のサッカー文化を深めていくはずだ。
ここで懸念される「熱しやすく冷め易い」日本人の国民性。
心痛極まる試合直後のインタビューにも関わらず、
日本サッカーの基盤となるJリーグの活性を願った長谷部誠が
キャプテンマークを背負っていた理由を理解した気がする。
本日のスペイン・スポーツ紙ASより抜粋
”ポルトガルを打ち破った我々の相手はパラグアイ。
堂々デンマークを力で捻じ伏せた、あの日本ではなかった。”
恐らくは、日本サッカー史における
ベストゲームであったであろうデンマーク戦。
我々は、彼らがしっかりと世界から評価されていることに
大きな誇りを感じるべきだろう。
死にぞこないだった日本代表は、
大会前のあの状態から盛り返し、本当に良くやった。
自国の代表チームの偉業を目の当たりにしたせいか、
その直後に観戦した、大好物のスペインサッカーが
実に味気ないものに感じられた。
大のサッカーファンとして、そして日本人として、
すぐさま他国の対戦結果に
議論と熱弁の矛先を向けられる気も知れない。
夜中の惜敗の悔しさは残るが、
今日この日、自分と同じく深刻な寝不足を抱えながら
仕事に、学業に励んだ人達が大勢いると思うと
なんだか微笑ましい。

