古豪復活に向けて
エウセビオがセルタ 監督に就任したのが2009年3月3日。
それまでは、ライカールトの右腕としてバルサのテクニカルコーチを
歴任していたエウセビオでしたが、セルタでの監督就任は、
彼にとって初めての監督業となりました。
『1年はあっという間に過ぎ去ったが、
僕にとってはとんでもなく厳しいものだった。
特に昨シーズン後半は、危険と隣合わせの試合の中で
残留を果たしたんだ。
今シーズンは、チームとしての哲学を確立しようと試みていたが、
それが少しずつ現実となりつつある。
なかなか結果は付いて来ないけどね。
相変わらず厳しいシーズンだけど、明るい未来が見え始める
土台はできているはずだ。』
バルサでのコーチ時代、ライカールト(当時監督)が絶賛した
エウセビオの戦術眼ですが、ビーゴでの監督生活でさら多くを学び、
監督としてあるべき自分の姿に磨きをかけられたといいます。
クラブとの契約が切れる今シーズン、周囲からは様々な噂が
漂っていますが、本人の気持ちは明白のようです。
『理想を言えば、ここで続けたいということだ。
昨年立ち上げた計画の実行を続けたい。
実際、僕の頭はこのクラブのために働き、
チームを強靭に育て上げ、誰もが目指している場所に辿りつく
ことだけを考えているんだ。』
僕が直接触れ合ったサッカー選手は数多いわけですが、
彼ほど『プロフェッショナル』とう言葉が似合う選手は居ませんでした。
バルサ黄金時代にはクライフから絶大の信頼を受けるなど、
歴代2位となるリーグ戦出場試合543試合を果たしたエウセビオ。
引退の前日、僕にくれたユニホームには
サインと共にこう書かれていました。
『僕はサッカーをこよなく愛する選手であった。
この世界からどうして離れられるものか。
僕は、必ず監督としてこの世界に舞い戻る。』
スペインサッカー界随一の温厚な監督は、
財政難に潰れかかったガリシアの古豪を、
再度、プリメラという桧舞台に向けて仕事をし続けます。
就任以来、U-21スペイン代表に選出されたFWのホセルなど
多くのカンテラを発掘・成長させているエウセビオの手腕は、
どこかのビッグクラブができずにいる、
スペインサッカー界の底上げを成し遂げいるような
気がしてなりません。
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