消してはいけない爪痕
スペイン日刊紙EL PAISで大きく取り上げられていた
ある日本人の訃報 。
広島と長崎の両方で被爆。
2度の直接被爆が初めて認定された「二重被爆者」であった
山口彊(つとむ)さんの訃報(1月4日死去 享年93歳)でした。
長崎県で設計技師として生計を立てていた山口さんは、
出張先の広島で被爆。
長崎に帰ってから再度被爆した体験を持っていました。
「私は2度命を失い、2度生まれ変わった。
命燃え尽きるまで、この経験を語り続けなければ。」
被爆の後遺症とみられる癌に侵されていると告白した
山口さんの特集記事がEL PAIS紙に掲載されたのは
昨年の3月のことです。
唯一の被爆国である日本が、悲惨極まりない被爆体験を
語り継ぐのは国際的な使命。
しかしながら、戦争も知らない我々の世代に何ができようか?
まずは、この方の本を手に取ってみようと思わされるのでした。
山口さんの言葉が、スペインの紙面みならず
広く国際社会に教訓として伝わり、
国際協調の下、核を弄ぶ国が根絶してくれれば…
と願うのは夢物語でしょうか。
山口さんのご冥福をお祈りいたします。
