ヴァン•ダインさんの
『僧正殺人事件』
読了いたしました。
昨年末から読み進めておりますヴァン•ダインさん新訳も4作品目
見立て殺人作品の祖とも言われているストーリーはめちゃめちゃ興味深いのですが
一番読むのに時間がかかりました
ファイロ•ヴァンスは、主に芸術の分野に幅広い知識を持ち、蘊蓄の多い名探偵で
数学の知識も凄かった
理数系超絶オンチのこちらは、チンプンカンプンです
今回の登場人物たちは、数学者やチェスの名手♟️で
犯人は、これまで拝読した4作品の中では一番陰湿なサイコパスでしょうか。。
マザー•グースの詩の通りに次々殺していくという知能犯でもあります
恐ろしいけど、、文学的(?)センスもあり
『グリーン家殺人事件』の犯人も、なかなかのサイコパスですが
グリーン家の場合は、殺される側も問題ありまくりの人物たちでした。(だからと言って殺して良いわけではないですが)
『僧正殺人事件』では、罪のない人たちが犠牲になったり、陥れられそうになるのが痛ましかったです。
個人的に、特に不憫だったのが•••ハンプティ•ダンプティ親子
緊迫感に満ちたラストシーンも、やはり印象深かったです
『ABC殺人事件』とも味わいが似てるかも
ポアロと違いまして
ヴァンスは、凶悪な犯人にも自殺を選ばせることが多いです。
特大の嬉しい奇跡はアッサリ起きる
ありがとう愛してます
強運HIROKO☆