待ちに待った新訳
「今世、生きているうちに出てください」と願い続けてきました
2024年1月10日に発売になりました
めちゃめちゃ読みやすかったです
あと、改めて
子どもの頃から読み続けてきた児童版の完成度の高さにも気付かされました
京極堂さんほどではないですが、名探偵ファイロ•ヴァンスも蘊蓄の多い人で(笑)
その部分は、読みにくいかもしれません
蘊蓄が始まると、マーカム検事や周囲の人がうんざりし始めるので、、そこは同感⁉︎です
内容が芸術の分野寄りなので、京極堂さんの蘊蓄よりかはまだ少しはわかるので、助かります
発展し続けるニューヨークの街ではかなり浮いている旧家、グリーン家で起きる連続殺人事件。
封建的な家風で、家族は問題ありの人物ばかりで仲も険悪
使用人も一筋縄ではいかない感じの面子が揃っており•••
亡き当主トバイアス•グリーンの遺言状によりますと、莫大な遺産は意外と公平に分けられますが
当主の死後25年、グリーン家に住み続けなければ遺産相続の権利を失う
(旅行は年に3ヶ月以内、結婚相手もグリーン家で25年同居)
という、不思議な条件が付きます
重厚な古き良き本格ミステリの風格を感じられたい方は、是非
特殊設定もバンバン使われている現代のミステリ作品を中心に読まれている方の御感想も聴いてみたいです
かなりのサイコパスですけど
(この一家、おそらく全員サイコパスですけど)
この事件を完全犯罪一歩手前までやり遂げた犯人の頭脳、度胸、行動力はやっぱり凄いと思いました
児童版は、挿絵にも思い入れがあるのですが
これからは、こちらの大人版新訳で『グリーン家殺人事件』の定期再読をしていきます
ヴァン•ダインさんの新訳、これからもどんどん出てきてくださることを引き寄せますっ
次は、『カブト虫殺人事件』希望です
なんだかんだ全てうまくいっています
ありがとう愛してます
強運HIROKO☆