楠谷佑さんの
『案山子の村の殺人』
読了いたしました。
以前から、楠谷佑さんのファンですが
今回、さらにさらにファンになりました
雪密室&フーダニット当て作品で
派手さや奇抜さはありませんが
特殊設定を使わず、古き良き本格という風格が漂う作品だったのが嬉しかったです
主人公の大学生お二人、真舟くんと理久くんは従兄弟同士で
“楠谷佑”というペンネームでミステリ作品を書いていて、商業出版もしていて
従兄弟同士で“エラリー•クイーン”というペンネームでミステリ作品を書かれていたクイーンさんにそっくり
真舟くんがプロット担当、理久くんが執筆担当で
山奥の村で起きる殺人事件を書くために、二人の共通の友人旅路くんの故郷、埼玉県秩父の宵待村を訪れ、事件に巻き込まれます。
案山子が沢山立つ村で、秘湯ありっていうのも心惹かれます
読者への挑戦状は、なんと2回
全編からエラリー•クイーンさんへの熱いリスペクトを感じましたが
有栖川有栖さんや倉知淳さんへのリスペクトも感じます
大掛かりなハウダニットを求める方向けではないかもしれませんが
面白いし、ストーリーや登場人物たちのキャラも凄く良いですので
気になられた方は是非お読みになってみてくださいませ
楠谷佑さんの次作、楽しみにお待ちしております
毎日が超嬉しい奇跡の積み重ね
ありがとう愛してます
強運HIROKO☆