2020年、2017年にも再読している定期再読作品の一つです
初読は、小学生の頃に読んだ児童版
三つ子の魂何とやらでしょうか
ポアロシリーズ、まだまだ未読の作品もありますし、私が覚えている範囲内でですが
ABCは、ポアロを手こずらせるかなり手強い犯人の一人で狡猾な悪党なんですよね
挑戦状まで送ってきますし
御自慢の髭の手入れを怠るぐらい、ポアロは頭を悩ませてしまいます
第1の事件は、アンドーヴァー(頭文字A)という街で、アリス•アッシャー(頭文字A)という煙草屋の女主人が殺され
遺体のかたわらには、ABC鉄道案内(時刻表)がアンドーヴァーのページを開いて残されています。
第2の事件は、ベクスヘル(頭文字B)という街の海岸で、エリザベス•バーナード(頭文字B)というカフェ店員の娘が殺され
遺体のかたわらには、やはりABC鉄道案内がベクスヒルのページを開いて残されています。
このような形で、Dまで事件が続いてしまうのですが•••
21世紀になって、特殊設定が使われた作品などもどんどん出てきていますので
『ABC殺人事件』のトリックは、決して珍しいものではなくなっていると思いますが
現実世界で実際にやられてしまったら
見破るのは、なかなか難しい気がします
バレたら、今の日本でも死刑確実ですが
バレなければ、完全犯罪成立ですからね。
犯人の自殺を阻止し、あくまでも司直の手に委ねさせるラストシーンのポアロ
子どもの頃から、何度読んでもかっこいいです
『スタイルズ荘の怪事件』などもそうですが
名ワトソンヘイスティングズと一緒に事件を解決する作品は、再読率が高いです
アガサ•クリスティー作品は再読でも中毒性がやばいことがわかり
しばらく封印いたします
ありがとう愛してます
強運HIROKO☆