合格発表の前に、もう一度受験番号を確かめる。
サイトを開き、リロードが自動で行われるのを待つ。
あと1分。
口から心臓が飛び出るとはこのことか。
ドックン、ドックンと喉の奥で鼓動を感じる。
発表時間が過ぎても、まだリロードされない。
と思ったらページが切り替わった!
ここでも合格者の番号一覧が出てきた。
急いで確かめる。
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もっと後ろ!
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あった!!!
いきなりドーンと番号が見えた。
その瞬間、ぶわぁっと涙が溢れてきた。
泣くつもりがなかったから
急いで鞄からハンカチを取り出し
目頭にあてる。
どんどん涙が出てくる。
声が出そうになるのを抑えて
震えながら泣いた。
報われた。
ただ、そう思った。
すぐに報告したい人はいるけれど、
まずは本人が結果を見てから、と思って
連絡は控えた。
心を整えて試験終わりの長男を迎えに行く。
なんてことない顔をして
お疲れ様、と声を掛けた。
同じ試験を受けていた子たちの中に、
歩きながら発表を見ているらしき姿も見られた。
長男とは、お昼ご飯を食べながら
第一志望の結果を見ることに決めていたので、
もう二度と来ることがないだろうこの駅で
昼食を取ることにした。
食券でカツカレーを頼み、食事を待っている間にスマホで合否を確認する長男。
緊張の面持ちで番号を探す。
自分の番号を見つけて、
控えめに「よし!」と
左手でガッツポーズをした。
そしてふぁーっと椅子にもたれかかって
背もたれに頭をぶつけていたところが
長男らしい。
おめでとう、と言いながら
また目に涙が溜まる。
カツカレーを食べ終わったら
合格証書を取りに行こう。
これで長男の中学受験は終わり。
備忘録として。