
- 著者: 村上 春樹
- タイトル: ノルウェイの森〈上〉

- 著者: 村上 春樹
- タイトル: ノルウェイの森〈下〉
20年弱ぶりに読み返しました。
昔、初めて読んだ時、私はまだ中学生で、この本とは、とても不幸な出会い方をしたのでした。
貸してくれた友達が、本を貸してくれる時に、先に、あらすじと、見所・・・性的な部分を選び、興味深く刺激的に、それもかなり詳しく・・・解説をしてくれたので、読んでいても作品世界に入ることが出来ず、『ああ、○○ちゃんが言ってたの、ココのかぁ~。あ、本当だ。○○ちゃんが言ってたとおり、レズ、すっげ~』みたいな・・・(笑)、言うならば、読書というより、確認作業。
不幸なことに、主人公や作中人物の悲しみや、織り成す感情の襞を味わうよりも強く、性的な場面や表現に刺激されてしまう年頃だったんだよね・・・
結局、作品そのものは良く理解できずに、なんとなく、村上春樹作品に苦手意識を覚えてしまったわけです。
そして、その後、村上春樹作品は、読まず嫌いな感じになってしまったのでした。
私の大好きな サリンジャーの『 ライ麦畑でつかまえて』の訳を
手がけられたので、村上春樹作品に興味がわき、読んでみようと思い始めましたが、人気作家さんで著作の数も多い。
何から手をつけるか?というところで、かなり悩みました。
そして、出した結論が、もう一度、『ノルウェイの森』を読んでみる・・・でした。
なんていうのだろう。
なんだか、すごくもったいないことをしたようです。
なんて悲しく、一言では言い表せない、余韻の残る、素敵な作品でした。
まだ、恋もしたことのないようなお子様には、オススメできません。