前に観た映画『偶然にも最悪な少年』は、私好みだった。
だから、原作も読んでみた。
図書館で、偶然見つけたの。
著者: グ スーヨン
タイトル: 偶然にも最悪な少年
面白かった。
ストーリーは、在日韓国人のカネシロが、自殺した姉の死体と共に、韓国を目指して、旅に出る。
やってることは無茶苦茶なんだけど、動機が単純かつ、純粋。
姉ちゃんの死の原因になった在日という境遇や、いわれのない差別に対する怒り、姉ちゃんに対する愛とか、偽善とかを受け入れられない若さとか・・・言葉にすると重い気持ちを抱えているんだろうとは思うけど、それを感じさせないカネシロのキャラ。
他のキャラもみな個性的で魅力的。
映画を観てたので、その映像が、想像力を補ってくれて、気持ちよく読めました。
同時についでに借りてみた
『ハードロマンチッカー』は、『偶然にも最悪な少年』と比べ、暴力シーンとか多くて、ちょっと嫌だった。
よく知らないんだけど、主人公の名前が作者と一緒だったけど、実話を基にしてる話なのかな?
刺激的な(?)事件が次々起こるけど、オチがないんで、読後感がすっきりしない。
えと、あまり関連はないかと思うのですが、なんとなく、石田 衣良さんの
池袋ウエストゲートパーク
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉
骨音 池袋ウエストゲートパーク3
赤(ルージュ)・黒(ノワール)―池袋ウエストゲートパーク外伝
を、読んでみたくなりました。
ドラマの
池袋ウエストゲートパークが好きで観てたんだけど、『偶然にも最悪な少年』と、なんとなく通じるものないかな?
無いか?
あと、なんとなく、
GOも観てみたいかも?