田辺 聖子さんの 『ジョゼと虎と魚たち』 を読みました。


以前よく見に行っていた映画の掲示板で、すごく評価が高かった映画
『ジョゼと虎と魚たち』に興味が湧き、いつか観てみたいと思いつつ、未だ果たせず。

まずは原作から・・・と思っていたのでしたが、
それでも、なぜか、本屋に行くたび、手にとっては棚に返すことが、かれこれ半年くらい?

やっと、買って読みました。
短編集でした。

実は、田辺聖子さんも読まず嫌いというか、なんか、これまで読んでみようと思ったことがなかった作家さんです。
読んでみて、『・・・・・』
なんていうんだろう?ほとんどの作品で、何の感動もわかなかった。
ストーリーは分かる。
けど、この作品群を読んで、どうしたらいいのか分からなかった。・・・って、変な表現だけど。
なんとも思わなかったっていうの?
あ~、そう・・・。ふ~ん。それで?って、感じ。
感じが悪い言い方だけど、全然興味のない世界だった。

買ったので、最後まで読んだけど、借りてたら読めなかっただろうなぁ。

違う作品なら、もっと受け入れられたかな?

『ジョゼと虎と魚たち』は、面白かった。
映画の原作があんなに短いと思ってなかったので、あっけなく読み終わったけど。

ジョゼが可愛い。
甘えるのが下手で、ワガママで・・・
なんだか頼りない男だけど、恒夫はそれを受け止めて・・・
短い作品だけど余韻が残って、ほのかに甘い感じがいいな・・・と。

だけど、よく覚えてないけど、映画のラスト、2人は別れるって言ってたような。
あの短い作品が、映画ではどうなるのでしょう?
映画を観てみたい気持ちが、強くなりました。