もう最後に話してから十と四年が経つけど…元気にしてた?
あの日はひどい嵐だったからね、付き合わせちゃって…風邪ひいてないか心配してたんだ…
ほら、僕って体の丈夫さだけが取り得だから…へへっ。

あれから14年か
言葉にしてしまえば一瞬だけど、いろいろあったなぁ…
失くしたものをすべて時のせいにしてしまうには十分な歳月だ

君と最後に話してから数年後
僕は…心を失った
たった今君と会うまで笑ったことすらなかった
闇に閉ざされた世界でずっと生きてきた

どうしようもなかった
たまたま買ったチョコボールに銀のエンゼルがついていた
僕は神に選ばれたのだと思った…いや、信じた
そう信じ、未来を照らすために銀のエンゼルを5枚集める決心をした
1枚、また1枚と、僕は銀のエンゼルを手に入れていった
でも実際には僕はただ声を聞いていただけなんだ
どれを買えば銀のエンゼルがついているか、天が僕に教えてくれた
そして4枚まで集めたとき、僕は思ってしまったんだ

「天からの啓示を授かる者…僕、神になれるんじゃないか?」

そう思った瞬間、ひどい耳鳴りがした
思えばあれは神の怒りだったのかもしれない

翌日、最後の1枚を手に入れるためチョコボールを買いに行った
しかし…天からの啓示は聞こえなかった
次の日も、その次の日も
二度と聞こえることはなかった

きっとそこで身を引いていれば心を失うことはなかったのだろう
でも僕はどうせあと1枚だと思い、自力で手に入れることを選んだ
…自惚れていた
神の力を借りて銀のエンゼルを手に入れていたのに、それを自分の力だと錯覚していたんだ
それに気づいたときは、すでに後には引けないところまできていた

人並程度にはあった資産のすべてを使い切った僕はすべてを捨てた
何も聞きたくない
何も見たくない
そうすれば欲に負けることもない
心を失うことが自分を守る唯一の方法だと気づいたんだ

でも…
それは間違いだったのかもしれないな
心を失い、闇に閉ざされたはずの僕に差し込んだ光
光芒のような美しさと輝きを持って君は僕の失ったはずの心に触れた
捨てたはずの笑みがいつの間にか僕の顔を覆っている

まったく、嫌になるよ…
僕を守れるのは僕だけだと思っていたんだから
これじゃ自惚れて失敗した過去と同じじゃないか
一人で生きていけるわけがないんだ

君はそれを僕に気づかせてくれた
人は一人では生きていけない

僕の心を取り戻してくれた君に頼みがあるんだ
君のそのケサランパサランのような優しい心を僕に守らせてくれ
そして僕の心を守ってくれ

二人で生きていこう
それがこの14年間の答えだ
書いた記事が消えてしもた( ´゚д゚`)

まぁいいか。





生きてるよー!

忙しいの落ち着いたよー!



って報告したかっただけなのです(。-ω-。)

最後にうpしたの5月だからそろそろなんかしたいんですけどねー





そのうち(`・ω・´)キリッ





ほなにー☆