学生の頃、主に2つのバイトをしておりました。
一つは本屋さん・・・
本屋さんの裏で売れなかった雑誌を梱包し、返送するジミ~な仕事です。
時にはレジも行いましたが、レジの使い方もままならず、お店のおばちゃんにはご迷惑をおかけしておりました。
しかし、その本屋さんの場所はおろか、店名もすっかり忘れておりました。
今回、奇跡的に店名が判明しました。
三陸町から大船渡市街に入ったぐらいで、たまたまコンビニに入りました。
コンビニを出てふと横を見ると、本屋さんがありました。
店舗には「ブックポート ねぎし」の看板が・・・
「ん~~ねぎし・・・?」
ふと、昔の記憶がよみがえりました!
そうだ、バイトしていた本屋さんはねぎし書店さんだ!!
店舗内に入り、店員さんに聞くと、以前は盛の商店街とちょっと広い道路沿いにあったらしい・・・。
店舗は流され、こちらの店舗は大丈夫だったとのこと・・・。
そして、もう一つは家庭教師!
中学生の女の子を教えておりました。
今考えると、私で本当に役に立ったのかどうか??
家庭教師の日はそのお宅で夕食をいただいておりました。
当時の一人暮らしの私にはそのおふくろの家庭料理が御馳走であったのは言うまでもありません。
大船渡市内が津波で流されたニュースを見て以来、そのご家庭は大丈夫だったか?という思いが、ずっとありました。
ただ、覚えているのは名字とお米屋さんを営んでいるということだけ・・・。
場所もはっきりせず、盛の商店街で話を聞いたところ、おそらく大船渡の商店街だろうとのことで、大船渡の夢商店街で聞いてみたら・・・とのこと。
早速、おおふなと夢商店街に行き・・・
さて、どのお店に入り、聞き取りしようかと悩み、なんとなく三陸海苔店さんに入りました。
事情を説明したところ、御主人さんが親切にも友人らしき方に電話をしていただき、その方から電話番号を聞き、そしてお米屋さん(Hさん)の御主人の携帯電話にかけていただき、お話しまでさせていただきました。
三陸海苔店の御主人さん、本当にありがとうございました。
電話をお借りし、23年ぶりにお話をしたところ、ナント覚えてくださっておりました。
そして、お会いしたい思いを伝えたところ、歓迎していただけるとのご返事・・・。
お店兼ご自宅は津波で流されてしまいましたが、Hさんご夫婦はご無事で現在、陸前高田に住んでいるとのこと・・・。
お子さん二人は(どちらも女の子)ご結婚されて大船渡には住んでいないそうです。
今回お会いしなければ、一生会えないかも・・・。
昔、お世話になったことに対して、改めて感謝の気持ちを伝えたい!
大船渡から陸前高田まで車を走らせ、何とかHさんのご自宅までたどりつき・・・。
リアス式海岸を見下ろすちょっとした高台に位置する別荘地のような場所に新居はありました。
突然の訪問にも関わらず、ご夫婦が笑顔で出迎えてくださり・・・
(おかあさんは習い事をキャンセルさせてしまい、申し訳ありませんでした。)
昔話に始まり、震災、津波のお話、現況、お子さんのこと・・・
お話は尽きませんでした。
私が餅屋の息子であること・・・寿がきや食品に就職したことなど・・・マニアックな事まで覚えてくださっておりました。
ちょうどお昼時にお邪魔してしまいましたので、またまた家庭料理を御馳走に・・・。
食事の後にデザート・・・フルーツ・・・コーヒーなど次々出てくるさまは23年前と何ら変わりませんでした。
おかあさんの暖かいおもてなしとお父さんの優しい笑顔に、私のほうが心を癒されました。
三陸の海が見え、暖炉のあるおしゃれな別荘でこれからも仲良くお二人で元気にお過ごし願います。