解る人には解る・・・A31後期デボネア | スタンダーズのブログ

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岐阜の田舎でひっそりと旧車をイジっております。
旧車の再生も人生も「ぼつぼつこつこつ」・・・
なんでもほどほどに・・・中庸が一番。

昨日、岡山よりIさんがデボネアに乗ってお店に遊びに来てくれました!

Iさんは昔から度々、デボネアやミニカの部品を購入していただいておりました。

お会いするのは初めてですが、旧車の趣向や考え方に私と相通じるものがあり・・・
話もはずみ・・・
楽しいひとときを過ごさせていただきました。
ありがとうございました!

猛暑の中、クーラーの効かない(装備はある)デボネアでお越しいただいたのは・・・
このデボネアを手放したい気持ちはあるが、どうしたらよいかとの相談のためです。

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そのヘンの車と違い、思い入れのある旧車を手放すということは、次に大事にしてもらえる人に譲りたい気持ちが強いと思います。
一歩間違えれば、変にカスタムされたり・・・
放置・・・解体・・・にもなりかねません。

最近は旧車として輸出もされちゃいます。(海外で大事にされるのもアリですが・・・)

大袈裟に言えば、文化財保護の観点からも次世代に・・・できれば動態保存を!という気持ちになります。
まして、デボネアは走るシーラカンスですので・・・(笑)。

私も以前、デボネアA31に乗っており・・・
私の国産旧車の走りがこのデボネアでした。
つまり、ドロ沼の原点とも言います。

アメ車っぽいデザインがカッコイイです。
昔はタテグロと並び、代用アメ車とも言われましたが・・・
現在は代用ではなく、デボネアがイイって人が今でも大事に乗ってますね。

さて、このデボネア・・・
初代デボネア(A30系)でくくるとみんな一緒に見えますが・・・

実は、一番、マニアックかつ維持も比較的楽なA31の後期型なのです。
但し、三菱車自体、維持が大変ではありますが・・・。

A31は6気筒サターンエンジン、シングルキャブのシンプルさ。排気量2000ccなので、2600ccよりは財布にやさしい・・・。
その後のA32、A33は4気筒アストロンエンジン(2600cc)となり、排ガス対策やらでどうも調子の悪い車が多い。

A31後期はその後のA32、A33と外装はほぼ似通っているので、部品の流用も利きます。(微妙に違うところもありますが・・・)

イメージ 2

但し、Lテール、三角窓が無いのはちょっと残念です・・・。

しかし、この個体はマニュアルミッションなのです。
ボルグワーナーのATが不安だと言う人はこのマニュアルがお奨めです。

もし、このブログを見て、乗ってみたい!と思った方・・・

ご一報願います!

数百キロの道のりをこの炎天下の中、走り抜いたコンディションです。
ドライバーがオーバーヒートしました!

但し、旧車ですので、すべてが完璧ではありません。

・クラッチの戻りが悪い。(乗れないわけではないが、修理が必要)
・シルバー(元色)に全塗装されているが、以前に塗られた色(茶色)がエンジンルームなどに残っている。
・クーラーの装備があるが、効かない。

車検が今年の11月まであります。
車は岡山県にあります。

私はオーナーさんをご紹介するのみです。

紹介後は、お二人で相談してくださいね。

旧車が取り持つ人と人との繋がりが大事です。

良いご縁がありますように・・・。