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パーミッションマネジメントシステム「pubux」とは

世界中のクリエイターとファンに喜ばれるデジタルコンテンツモールを育てあげるためのブログ

 現在α版公開試験中のpubuxはOS的にWebサイトのコンテンツを扱うことができます。

 とは言え、当然ながら、パソコン等のOSとはデータの扱われ方が決定的に違います。

 パソコンでは様々なアプリケーションによって利用されるデータをわかりやすく保存するためのツリー構造ですが、このシステムの場合、あくまでもこのシステムが表示データの一部として取り込み、公開することが前提とされた、コンテンツの素材データとして保存されまれ、ツリー構造は階層的なサイト構造を実現させるためのものです。

 また、パーミッションに関しても、いわゆるUNIXシステムにおけるパーミッション「管理者-グループ-その他」というものではなく、全てをグループ単位でおこない、どのグループにどういった権限を与えるかが簡単に設定できるようになっています。また、一概には言えませんが、例えば社内ネットワークのファイルサーバー等での場合、既存の組織内のグループでに対応したパーミッションが、管理者によって設定されるのに対して、一般公開のWebサーバーでは、空のグループが先に設定され、グループメンバが募集され、基本的に利用者の意思で加入することとなります。

 さらに、OSではありえないことですが、グループへの加入時に課金することができるよう、決済機能が追加されています。なのでダウンロード販売に利用したり、会費が必要な団体のコミュニティーに利用したりすることができるようになりました。

 さて、ここまでなら、別に地平が広がったともいえないレベルです。自分自身の生き残りがかかっているので、もう一工夫いたしました。

 利用者間でデータを貸し借りするためのパーミッションを追加しました。これによって、サイト管理者がそのパーミッションに登録することで、例えば、誰かが有償で提供しているテンプレートを利用したサイトなりサービスなりを公開できるようにしてあります。もちろん未登録の管理者サイトでは利用できません。

 さらにパーミッションも構造化(ツリー構造にはなりません)できるので、有料でテンプレートを提供するときに、作成者に著作権使用料が入るようにすることが可能です。上位パーミッションは下位の売上のいくばくかのパーセントか、一定額を受け取ることができ、さらに多段に重ねることもできます。

 この機能はコンテンツの国際化(多言語化)に力を発揮すると思っています。特にテキスト要素と画像要素を併せ持つっているマンガを、個人レベルで世界中に発信することに役立ててもらうことを期待しています。
(マンガ作家が翻訳権パーミッションを発行→翻訳者がそのパーミッションに加入→翻訳者サイトで外国語版を公開という流れです。)
今までスキャンレーションで違法に公開していた(するしかなかった?)人たちも簡単に正規ルートで仕事ができるようになるでしょう。

 他にも、複数の作家が参加するコンピレーション作品や、編集者が作家を支援することなどが可能となるほか、データの貸し借りが実際には発生しない状況でも、パーミッションの発行を行い、利用者の対応を義務付ければ、キャラクターなどの著作権使用料の徴収が可能になります。

 また、取材費や制作費を出資用パーミッション登録時に受け取り、記事やコンテンツの収入を出資用パーミッション登録者に還元する製作委員会方式的な創作活動が可能になります。

 このような個人レベルのコンテンツ販売システムによる市場は、オークションにも劣らないスケールを持ちえると考えています。

 おそらく、このようなシステムは、私がやらなくともそのうち必ずでてくると思っています。同様のシステムが他で開発される前に、是非ともサービスを開始したいものです。

一緒にやりたい人、募集しています。

 現在α版公開試験中のpubuxは、一見すると普通のブログシステム…下手をするとなんだかよくわからないなんかのホームページにしか見えないかもしれません。(それっぽく作り込まないのがいけないのですが。)

 でもこのシステムは単純にブログシステムを高機能化したコンテンツマネジメントシステムではなく、パーミッションマネジメントシステムの性質を持っています。パーミッションマネジメントとは平たく言うと誰がそのデータへアクセスしてもいいかどうかを管理する事です。

 誰それはアクセスできるけれども誰それはできないという性質から、きっとFacebookやmixiなどのソーシャルネットワークシステムを思い浮かべる方もおられるでしょう。そのとおり。誰も指摘してませんし、そもそもパーミッションマネジメントシステムという呼び方も私が勝手にそう言っているだけなのですが、SNSはパーミッションマネジメントシステムの機能を限定したものといえるのです。ですからこのシステムをSNS的に使用することもできます。

 その他の特徴として、コンテンツにツリー構造を持たせる事ができるようにしました。なので、カテゴリーごとにフォルダーのようにで纏めることもできます。なので、むしろだんだんOSに近くなっています。

昨今人気のサービス(例えばtwitterとか)がどんどん単純な機能・操作に向かっているにもかかわらず、うっかり複雑・汎用化に進んでしまう自分はやっぱり日本人だなぁと…(ry

 生物の進化過程には幾つもの壁があったといわれています。生命の誕生から多細胞化、酸素の克服、脊椎の取得、淡水への進出、陸上への進出…

 進化にまつわるエピソードで、私が最も好きなものの一つに「壁を乗り越える-進化するものは、強者より弱者である」というのがあります。海の食物連鎖では上の方にいるサメは現在でもわりと古い時代の生物に見られる特徴をもっているそうです。そして、そういった捕食動物から逃れるために淡水域へ行かざるを得なかった魚が淡水魚へと進化したのではないかといわれています。(実際にはその後、淡水域と海水域を行きつ戻りつ進化していったようではありますが。)

 さて、インターネット(Web系)が一般に広まって大体15年程がたちましたが、こちらもまた著しい進化を続けています。世界中の人がわっさわっさとやっさもっさして工夫しているので、新しいメソッド、サービス、表現が次から次へと生まれてきているのを目の当たりにして、そのダイナミズムには感動を覚えます。私としては、この時代に生まれ合わせたことに感謝するほか無いと思っています。

 私は以前、まったく別の仕事をしていましたが、ある事情から今の会社に入ることとなり、今後の成長が見込まれるこの業界を志しました。実際のところウェブ製作会社に入りたかったのも山々ですが、一方で自分の責務をないがしろにもできないので、まったくの独学で何とかする必要がありました。コネもツテもほとんど持たない自分が生き残っていくためには、他者から頭一つ抜け出す実力か、できるだけ競争相手のいない新しいサービスを目指す必要があります。そんな天才な才能がある訳がない自分の場合は後者で、まさに淡水に突入する覚悟でシステム開発を行ってまいりました。


パーミッションマネジメントシステム「pubux」とは-こんなかんじです(1)