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パーミッションマネジメントシステム「pubux」とは

世界中のクリエイターとファンに喜ばれるデジタルコンテンツモールを育てあげるためのブログ

 先週、AppleとGoogleが相次いでアプリ内定期購読サービスや出版社向けコンテンツ決済サービスを発表しました。「モタモタしているうちに先を越されてすっかり涙目」とか思われそうですが、実際のところ、そこまでではなくて、「コンテンツにお金を払うという行為」がユーザーに浸透する効果があって、むしろ追い風?とも思っています。(ええ、そう思うようにしますとも!)
まだ、詳しい仕組み等を調べてはいませんが、サービス内容はGoogle one passの方がpubuxのサービスにより近い感じです。

Google one pass(英文)
Googleオフィシャルブログ:『A simple way for publishers to manage access to digital content』(英文)
TechCrunch 『One Pass―Google、パブリッシャーに友好的なコンテンツ販売モデルを発表』(日本語の紹介記事の例)

 内心、わざわざこんなリンクまでつけてまで紹介したくはないのですが(笑)、Googleのはコンテンツデータをパブリッシャー側のサイトに持つところがさすがの検索サービス的発想で、うちのとは大きく違っていますね。「そんな発想は全く無かった」ということもないのですが、うちとしてはやはり独自のCMSを作りたかったし、というか作り始めていたしで、追求するのを止めてしまったのは惜しかったかもです。
でもこれって、もしもうまく連携できれば販売チャンネルが増えるということでもありますので調べる必要がありますね。(ちょっと無理っぽい感じですが)

 「記事単位、複数号のパッケージ、定期講読、1日パス、回数制、など多様な販売モデルを選択することができる」とか「売上10%の手数料を徴収」とかは、まあ、同じようなことを考えると同じようになる例ですね。手数料の率とかは参考にしない訳にはいかないですが、特許権とかに引っかからない限り旺盛に取り入れるところは取り入れたいものです。(回数制とかあえて入れなかったけど-どうせコピーしちゃうんでしょとか思って…-入れとくべきかも。固定コンテンツばかりじゃないし。)

 うちの強みは、やはりパーミッションの構造化による有料コンテンツのパッケージ化が可能になる点でしょうか。
コンテンツの主題以外の、写真や画像、CSSやswfといったエレメントやコンポーネント化されたコンテンツを、コンテンツホルダーの意向(使用許可パーミッションの条件)に従って、編集者が自由に組み合わせることも可能なこのサービスは、ちょっと一言ではいえないような多種多様なコンテンツ販売戦術を可能にします。
 例えば、エディタ能力というかプロデューサー能力というかを発揮して、マンガ雑誌のようにいろんな作家の作品を、読みきりまたは連載形式でコンピレーションして頒布するような、組み合わされせて配信する記事の選択のセンスだけでも収入に結び付けられるようになるので、無名クリエーターが発掘されやすくなるのではないかと期待しています。
 あるいは、みんなが安全パイ狙いに走って、特定のコンテンツばかりが引っ張りだこになり、あちこちのパッケージが同じようになって読者から辟易されたり、パーミッション外で専属契約するようになったりするのか、思ってもみなかった販売戦術の実験場になるのか、まぁそれはそれはいろんなことが起こりえるということです。システム提供者としては才能あるクリエイターが世界に出て行くのを助けることを第一の主眼としたいところです。

 ただ十分注意しておきたいことは、このサービスを使うことで、交渉したり、データのやり取りをする手間が省けたとしても、それで責任が軽いということでは全く無くて、信用第一の商業行為には変わりないということを肝に銘じておく必要があるということです。これはシステム提供者であるこちらにも重くのしかかってくることなのですが。実際のところ、誰でも参加できるということは、オークションと同様に利用者リスクは割と高めになってしまうのは避けられないと思っています。当然ながら、システム側で対策・予防ができることはできる限りやっていきますよ。

$パーミッションマネジメントシステム「pubux」とは-こんなかんじです 2
 もちろん、このブログはこのpubuxシステムを皆様に知っていただくのが目的の一つなのですが、運営要員やエンジニアのリクルーティングやパートナー、スポンサー探しが、目下吃緊のミッションとして、立ちはだかっています。
 多くの方に試していただいて、手ごたえが掴めれば協力者の獲得も容易になろうというものですが、細部までは今一つ詰めきれていないシステムは、奇特にもテストに協力していただいた方にとっては、単純にシステムの評価と直結してしまいがちで、対策をとるためにはやはりエンジニアや協力者が必要だといった、今まさに「卵が先か鶏が先か」状態にあるといえましょう。
 いや、もちろん全部自分でやれればいいのですが、そんなことをしているうちに本当にこちらが干上がってしまうので。
一体、未来永劫、簡単・任意にパーミッションが設定できたり、決済できるシステムに対する需要が起きて来る見込みが全くないのであれば、早々にあきらめた方がいいのかもしれませんが、…やっぱりそうも思えないので、もう少し頑張ってみますよ。是非ともこのシステムの肝になる部分(パーミッション周り)について、ご意見を承りたくお願い申し上げます。

パーミッションマネジメントシステム「pubux」とは-パーミッションの使用例
 さて、本日アップした画像は、実際にパーミッションを設定する時の概念図です。
パーミッションには「管理者(作成・編集と各種設定可能)」「著者(エントリ作成・編集のみ可)」「貸し出し(他サイトでのデータ表示可)」「読者」のレベル分けがしてあります。「エントリ」とは記事や画像、ディレクトリなどの個々のコンテンツのことです。

Aさんはシナリオを書き上げ、おそらくAさんのサイトでみんなに見てもらうための閲覧用パーミッションを設定します。(全員=読者)それとは別にBさんのサイトで画像と組み合わせて表示するために、貸し出し用パーミッションを設定しておきます。設定項目としては頒布条件(Bさんがこのパーミッションを取得する際の条件)、再頒布時(Bさんがこのエントリを利用して有償公開する時など)の料金や確認事項、利益の分配率等です。また、このパーミッションは利用先(この場合はBさん)で設定される決済用のパーミッションに包含(include)されることを許可する設定にしておきます。こうすることでパーミッションを構造化し、決済時に利益の分配が可能になるのです。Bさんは自分の作品の閲覧を有償で行うときや翻訳権頒布するときは、そのパーミッションにAさんの貸し出し用パーミッションを正しく包含しておかなくてはなりません。重要な点は、例えば版権もののキャラクターを使用する際とか、実際にデータのやり取りが無い場合には、パーミッションの包含が表示に影響を及ぼさないのだけれど、正しくそのキャラクター用のパーミッションを包含する必要があることを理解しておかなくてはいけない事。でないと著作権法に引っかかるという話です。

うーん、結構複雑だな。ちゃんと処理できているか自信がなくなってきたよ。数値で処理できるものは大概何らかの落し所があるものなので、現時点でおかしなところがあってもきっとフォローできるとは思うのだけど…。…。
 このシステムpubuxは、本来汎用のCMSなのですが、いまどきCMSといったところでありふれているし、パーミッションマネジメントができますよ、ライツマネジメントもできますよ、電子書籍へ変換できますよといったところで今一つ訴求力が足りないから、何か特定の機能に特化した方がいいですよ、とあちこちからアドバイスをいただいております。


…あー。それにしても、定期的な更新ができなくて申し訳ありません。もちろん待ってる方がいらっしゃればの話ですが…。
 デモサイトのブログの方で筆不精とか書いていますが、実際のところ、えらい時間がかかるのです。何をするにせよ。それでいて名文が書けるわけでもないので、コンプレックスになっているのですよ。小学生のときに作文の課題が出たときに、20分ぐらいで書き終えて提出しちゃう女子とかを尻目に、時間内には題名と名前を含めて三行目の頭ぐらいまでしか書けてなくて宿題になってしまうタイプですね。

 でも他にやってくれる人も居らず、あー、もうやるしかねーって感じでやっています。あんまり思ったことを書いてしまうとプラスにならない場合もあるもしれませんが、これも訓練と思って…どうせ誰も見てないし…シクシク

 それにしても、一人っきりなので、こちらをやるとこちらの作業が止まり、こちらをやるとそちらが止まってしまうこの状況はなんとかならないものかと。


 それはともかく、このシステムのどこをフィーチャーしようかと独断と偏見で考慮した結果、シナリオ職人と作画職人を結びつけるマッチングサイトとして機能させようと思います。(図参照)
$パーミッションマネジメントシステム「pubux」とは-こういうことができるようになりますよ
 図中のマンガの他言語化については、2011年2月7日の朝日新聞で「MANGA、宴のあとで」とか「バブルがはじけた」とか、マンガの国際出版の現状に関してえらい言われようでしたが、結局のところ正規版の機動力の無さを、スキャンレーションがカバーしてしまったことが商業的に齟齬を起こしているのが現状で、このシステムを使えばとりあえず問題は解決できるはずですよ?スキャンレーションやってる連中も正規ルートで収入になりますよ?

 しかしながら、プロフェッショナルユース耐えられるのか?または耐えられると思ってもらえるのかは大きな問題になりそうです。具体的な例として、ブログシステムの延長線上のWebサイトでの公開には、格式とかブランディングとか違和感がありそうだけど、そんなものはシステムやインターフェイスにチョチョイと手を入れてやればなんとかなりそうな気もしないでもないですが。(誰かデザインして!)

 とりあえず、機能を特化させたときの使い勝手の調整が必要ですね。現状では素のCMSでブログシステム風にしてあるし。パーミッションのかけ方ももっとエントリー単位に限定していった方が理解しやすいかも。
 コードを付加して対応する?
機能を間引いてシンプルにする?
一人でも廻せるようにスピンオフして、プロユースとか決済関係全部無しでシステムを作り直して、広告収入モデルにしたい誘惑もちらほらだけど、後々自分の首を示そうな気もするし…

あー、誰か手伝ってくれないかなぁ。せめて誰かと相談できればねぇ。
僕はこっちに進んでいって本当にいいのかなぁ?

2/14追記
わかりづらくて申し訳ありませんが、このセリフと作画を合成する機能については、すでにデモサイト内で公開中です。今のままでも試していただけますが、とりあえずポータルを充実させて行く方針で検討中です。
ちなみにepub出力の例はhttp://epubs.jp/watch_video.php?v=U46K1KXARGRYでご覧いただけます。