本日は天気も良く、ガレージの中の片付けを…なんて思い、部品の整理をしていたところ、とあるパーツに目が行きました。実は、いつも疑問に思っていたことがあります。
以前10系パブリカのホーンボタンについて取り上げましたが、ひょっとしたら”赤いPCマーク”付きのホーンボタンは2種類あるのではないか?と…。せっかく整理するならと奥から出し、検証してみることにしました。
パブリカ10系のホーンボタンは、3種類あります。品番は頭45104で後ろ5ケタが変わりますが、昭和38年7月に追加になったセダン・デラックス(角メーター)の品番は-10011、この時初めて意匠変更が行われ、マークは赤地の中にシルバーメッキの”PC”マークとなります。本体の塗装部分がグレーになっています。ここまでは問題ないのですが、39年9月の扇形メーターになり32馬力になったF.N UP10-151001以降は-10012の品番となり、マークは白地の中にゴールドメッキの”PC”マークとなります(全てのボディバリエーションで変更、グレード問わず)。
画像左が-10012、右が-10011

双方を見比べると、センターマーク以外は変わりません。しかし、目を凝らすとグレーでもメタリックになっている物が存在するのです。なんのこっちゃ?ということで並べて見ると…。

色の違いわかりますでしょうか?手前がグレーメタリック、奥がグレーです。心成しか”PC”の文字の太さも違うような…。
次にプレスの部分比較

型の違いがハッキリ!先端の縦線の処理と、上側のカーブ具合に僅かな違いが見受けられます。因みに角の寝ている方がグレーメタです。更に、裏側にも違いが…。

穴開きがある方がグレーメタリックの物です。普段見えない場所にも違いがありました。
実際の装着に関しては、ホーンボタン先端(赤〇の部分)の隙間ぐらいで大きく変わらないですよね。
(グレーメタリック)

(グレー)

肉眼で見ないと判別しにくいですが、2種類存在するのは間違いありません。
つまりは、どちらも間違いじゃないということになります。
新車時がグレー、後の補給品がグレーメタリックという可能性もありますが、
今となっては答えが…(勉強不足でゴメンナサイ!)。
パブリカ乗りの間でも、このレッドタイプが人気で、特に20系にこのホーンボタンを付けるとカッコがよろしいんですよ!
もちろん、700の10系が元祖ですから、ホワイトのステアリングと組み合わせれば…
言わなくてもわかりますよね!
パブリカも奥が深いんですよ!
いつでも戻せるモディファイいかがでしょうか?