早くも8月最終日、月後半は天気に悩まされましたね…。涼しい夜にでも乗ろうなんて企てたものの、雨・あめ・☔…。ということで、乗れない時こそパーツのご紹介をしたいと思います。

では、本題へ…今回取り上げるパーツは、マフラー出口にある通称 ”アヒルの口” です!

正式には”テールパイプ・バッフルと言いますが、このパーツがこちら↓

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このパーツはパブリカ専用パーツで、800の20系前期の66年12月頃まで装着された装飾品です。デラックス(バンを含む)に標準、スタンダードはOP(オプション)の設定になっております。実は、700の10系極初期の時代、まだワングレードだった頃からディーラーOPの設定がなされていたアイテムです。その後、10系のグレードにデラックスが追加(63年)、この時豪華に見せる為、大いに役立った訳です。ところが、標準にも関わらず現存率(装着率)が少ないのは何故でしょうか?実は、マフラーを交換する際に、付け替えることなく捨てられてしまったのです…信じられませんが、わざわざ付け替えなくて良い、そんな時代だったのですね。ですから付いている車が殆ど無く、私がパブリカのチェックする時の項目に必ず含まれています。

因みに、このパブリカバンには、当時物の若干メッキの遣れている、ほど良いコンディションの物を入手して、取り付けてます。

そして、このパーツにも社外品が存在しております。今回のお題の通り⁉先ずはこちらを御覧ください↓

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左が社外品、右が純正品です。この画像だけですと、社外品の箱の雰囲気から、かなりのクオリティが期待されます。しかしながら、実際は…。

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純正と比べプレスが甘く、メッキの仕上がりもいま一つです…。角度を変えて↓

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それでもって裏側も↓

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タイトル通り‼ やはり純正品は、プレスがシャープで好感が持てる仕上がりなのです。

そういえば、最近この一品を造られた方がいらっしゃったような…某オクで拝見した限りでは、素晴らしい出来映え!恐らく純正が、モチーフになっておられるのではないでしょうか?

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細かい話で恐縮ですが、このパーツがあるからこそ、デラックス車はリアが引き締まるのです。こんなところにも注意して見てみると、その車のオリジナリティが伺えますよ!