兒玉@上海です。
昨日、徐家汇のショッピングモールのシネコンで、
今中国で話題沸騰の映画「
中国合伙人」を観てきました。

「中国合伙人(American Dreams in China)」は、英語の副題からも想像できるように、若者たちがアメリカン・ドリームを目指して喜び、苦しみ、奮闘する姿を描いた映画です。
英語の副題は「Partner」という副題もあるみたいです。
すでに公開2週間足らずで興行収入数億元(数十億円)突破と、
中国映画史上に残りそうな勢いのする映画です。
農村出身の
成東青が、大学に合格し北京にやってきた初日に、
孟暁駿と
王陽という二人の悪友と出会うあたりから物語がスタートします。
下記少しだけネタばれになるんですが、これから観る日本人にとっては少しくらい予備知識があったほうが楽しみやすいと思うので、書いちゃいます。
物語は実在する企業・新東方教育科技グループの創立者たちをモデルにしているらしいです。
とはいえ、輝かしい成功物語ではなくて、3人の親友達の友情や挫折や成長がテーマになってるところがこの映画のいいところです。
3人のうち一番頭のキレる孟暁駿1人だけが留学しますが、所属していた研究室から急に外されたりと、
失敗に終わっています。
一方で、最初はめちゃくちゃさえない田舎者の成東青が、
葛藤や苦労を重ねながらも、努力でどんどん成長し、KFCのテーブル席で始めた英語教室をどんどん拡大させていきます。
もう一人の主役、王陽は、基本ちゃらんぽらんなんですが、その明るいキャラクターのおかげでアメリカ人の彼女が出来たり、途中から加わった成東青の英語教室でも人気が出たりと、
映画に欠かせない役柄になってます。
失意の中帰国する孟暁駿を二人が迎えて、3人で英語教室を急速に拡大させていくあたりから、
物語も急速に発展していきます。
映画の中で何回か、「
土鼈」という言葉が出てくるので、これから観るヒトは、
この言葉を覚えておくとストーリーが頭に入りやすいです。
留学帰りを意味する「
海亀」に対して国内で泥臭く頑張るスッポンという意味です。
「海亀」は、「海归(留学から帰ってくるという意味)」と同じ発音で、産卵の為に戻ってくる海亀に例えてそう呼ばれています。
「海亀」は中国では割といい感じのポジティブな言葉なんですが、
近年は留学組もなかなか仕事がなかったりして、苦労しているという話をききます。
ちなみにそういう留学組のことを「
海帯(こんぶ)」と呼んだりもします。
「海帯」と「海待(留学組が職を待つという意味)」が同じ発音だからです。
中国の、友情だったり、昔を懐かしむ感じだったりが流行る傾向はこの2、3年続いてる感じがします。
一昨年は、台湾の「那些年,我們一起追的女孩(You Are the Apple of My Eye)」が空前の大ヒットだったんですが、
この映画は、学生時代を懐かしむ、いわゆるどストレートな青春映画です。


「那些年,我們一起追的女孩」は思いっきり過去を懐かしむ感じだったんですが、
「中国合伙人」は、もがきながらも未来に向かっていく感じがして、
どっちの映画もすごくいいんですが、個人的には「中国合伙人」は、
今の中国の若者を表す意味ですごく印象的だなと感じました。
格差は広がっていくものの、頑張るしかない今の中国の若いヒトたちの心のうちに、
ぐっと刺さるんだと思います。
全編を通してかなり英語も使われるので、英語か中国語がわかれば、
結構楽しめると思います。
ちなみに、特大ポップコーン買って、「The 映画鑑賞!」な感じで楽しんできたんですが、
隣の中国人カップルが途中で電話出たり、メールしたり、大声で感想言い合ったりしてるのが残念でした。
中国のマナーもどんどん向上してるとはいえ、まだまだそういう人たちもいるのも、
ひとつの現実だなーと改めて感じました。
↓ランキングに参加してみました。
ぽちっと押してみてもらえると嬉しいです!
にほんブログ村