翌日、即ち火曜日の朝9時前。Almonteの獣医さんから電話があった。

スピーカーフォンを通して聞こえる先生の声のトーンがいつもより少し低い。

mackerelは死んでしまった、と、聞いた瞬間涙があふれた。



お昼前に病院へ向かいました。

mackerelの死因は何だったのか。

お腹にうんぴが溜まっただけで、動物は死んでしまうのか。

いくら考えても分からず、どうしても納得できず、mackerelの解剖をしてもらう事にしました。


本当は嫌だった。mackerelは十分苦しんだのに、死んでからも身体を傷つける

なんて。


何年も前、原因不明で死んだ子がいた。 野良だったmuffin


その時、獣医さんのたっての頼みで解剖に同意した。

同じような症状の他の子達を助ける手掛かりになるかも、と言われて。

結果、死因は十二指腸潰瘍だと分かった。でも、それが何だったんだろう。

その子は帰って来ない。二度と子供達の解剖には応じない、と誓った。



今回のmackerelの死。最初に連れていった地元の病院。
この辺りでは1番大きな病院です。いつもとても忙しそう。
そこのオーナーの1人でもある先生がバクの治療もしてくれました。今までいろいろ助けてくれました。何人もの子供たちがお世話になりました。


が、今回、mackerelの治療に関しては、少しづつ不信感が募って来ました。

何度目かの通院の時、お腹の中に以前よりずっと大きなうんぴがある、と言ったのにmackerelを入院させずに帰された事。いわく、ここにいるととてもストレスになるから家に帰った方が良い、と。


確かにそうです。動物にとって入院はものすごくストレスになる。特にmackerelはとても神経質な子。でも、治療の効果が少しも現れていないのに、素人が見ても明らかに24時間の補液が必要なのに、家に帰すって言うのはその時点で諦めたんじゃないの?

それとも、入院中にmackerelにもしもの事があったら、責任を問われるとでも思ったのか...



確かにうちのporkchopはあの人達にはめんどくさい存在です。
子供達の事となると、相手が医者であれ誰であれ喧嘩腰。おまけにうちは正真正銘の動物貧乏で、いつも、診療費が高い、とか文句言ってるし。多頭割引はないのか!!とか、ほんの1分触診しただけで、なんで金取るんだ!!とか、時々わけわかめな事も言いだすし。先生たちにしてみれば、一番いらないお客だよね。

その後は安楽死のお勧めばかりだった。



そして、突然、その地元の病院から手紙が来ました、書留で。
今年の3月1日をもって、お宅の動物達の診察はいかなる場合もお断りします、と書いてありました。
通常の診察はもとより、緊急の場合も。

とことん嫌われたものだ…もう、この病院とのお付き合いはありえないだろう。

でも、これだけの数の動物達を抱えて獣医さんなしでは生きていけない。

そんな事情もあって、porkchopは怒り心頭。

何としてもmackerelの死因を突き止める!!と聞きません。


何だかちょっとめんどくさい展開になって来ました。


ただ、私はそんな事はもうどうでも良い。

mackerelは帰って来ない。ミャオ~と鳴いてもくれないし、私の胸に飛びついてくれる事もない。

最後に会ったあの子はとても小さくて冷たくて、目はまっすぐ前を向いていて、そしてとても悲しそうだった。


もう一度この子を抱きしめる、と約束したのに、助けられなかった。

何がいけなかったのか。どうすれば良かったのか。

最初の病院に不審を抱いた時点ですぐにAlmonteの先生の所へ行けば良かったのか…

そうすれば治療は間に合ったのか…



何を見てもどこにいてもあの子の姿が見える。


2014年、2月25日、大事な宝物のmackerel永眠しました。

今年の4月で7才になるはずでした。


今は、ただ、ひたすらに寂しいです…しばらくは立ち直れない。

立ち直りたくもない、今は。






にほんブログ村 猫ブログ 猫 海外生活へ