昨年終わりごろに、顎の手術の影響で顎の骨折をして落ち着いた直後、手術した患部に腫瘍のような出来物が発生。

これは何だということでCTや組織検査をして結果、骨髄炎と判断されました。

 

恐れていた骨髄炎です。

 

よって、骨折の原因が骨髄炎の可能性もあり。

 

ここで厄介なのは、骨髄炎の治療で手術ということになると、癌の手術と同様もしくはそれ以上の機能低下になる可能性があります。例えば、下顎に骨髄炎が発症した場合、最悪下顎の骨を切除ということになり、癌の手術となんら変わらないことになります。

 

僕の場合、この骨髄炎の原因がおそらく放射線治療のせいだと思われるので、手術はできません。

手術して、壊死している部分を取り除けても、傷口が治らいことの可能性が大だからです。

傷口が治らなければ、また骨髄炎が発生します。

 

よって今は、手術した部分の骨が露出している状態。

 

よって、経口栄養の管を入れて、口から何も食べ物を入れないようにしています。もちろん水も飲めません。

すべて、管を通してになります。

 

この状態がもう3か月。

 

よって、手術は無理なので、高気圧酸素療法を現在しています。

骨髄炎の場合、30回が保険適応の範囲で、今日で28回目。

後3回を残すところですが、残念ながらほとんど効果が出ているようには思えません。

外側の下顎の皮膚の腫れ上りが、目に見えて変化はしていません。そりゃそうですよ、骨が今だに露出していて、肉が盛り上げって露出を防げなければ、永遠に腫れたまま。

 

余談ですが、この高気圧酸素療法って保険適応にはなりますけど、1回9900円で高額治療。

限度額申請書により、1か月85000円ぐらいになるけれど、30回を行うためには2か月必要なため、総額で17万円かかります。

1クール17万円で、治療終了後3か月を経過するば、また30回を受けることができるようですが、これだけ高額になるとかんがえますよねえ。。。。

 

また、高気圧酸素療法はただ寝ているだけではなくて、気圧調整を行うために、耳抜きが必須になります。

もしできないと、地獄のような痛みを伴うため、治療が中止になる場合があります。

耳抜きとは、例えばトランペットを吹ときのような感じで行います。

 

僕は、上顎が無いので空気が漏れて耳抜きができなかったのですが、2回目から創意工夫をして行うことができるようになりましたが、やはり圧力がそれほど上がらないようで、耳抜きができないで2回程中止になりました。

 

この治療中は、1日がこの治療の準備で1日が終わってしまいます。

朝8時から栄養剤を3時間かけて流し込み11時に終了。12時に2時間かけて病院に行き、治療は約1時間半で、帰るのにまた2時間かかりますので、家に着くのは17~18時頃。その後、残りの栄養剤を流し込むのにまた3時間で1日がかりで、結構へとへとです。

 

骨髄炎になると大変だとは聞いていましたが、まだ自分事ではなかったので、軽く見ていました。

でも、自分事になった今、放射線治療を選択したことが、のちのち大変なことになるのを実感しているこの頃です。

放射線治療をして、その後再発もしくはその周辺の手術をした場合、傷口が治らないケースが結構あると聞いています。一生、経口栄養だけの生活になる人もいると聞いています。

今の主治医も癌なら手術をしなければ死ぬのでするけれど、その他の病気で放射線をあてたところに関しては手術はしませんとのこと。

 

ほんと、放射線治療はQOLを重視する治療であるけれど、治療後に色々な支障が発生する治療であることを実感しているこの頃です。