10年前に治療が終了して7年後再発しました。
思い起こせば3年前、再発して、外科的手術か化学療法のどちらかを選択することになりました。
外科的手術を行うと顔の半分が無くなり、化学療法だと延命治療になるのです。
放射線治療で完治したため、もう一度同じ箇所に放射線は当てることができないとのことで(これ以上当てると危険だという量が決められている。)、とりあえず、化学療法で癌の進行を止めて、この先を考えるとのことでした。途方に暮れながらも、この世の中にある治療を探しまくったことが思いだされます。
遺伝子治療が目に留まりましたが、この治療は長い間研究はされているけれど保険適用されない為、自由診療の扱いになり、軽く数千万円を超えるようなイメージであり、私には無理な治療。
第一に選択した治療は治験でした。BNCTという方法で、放射線治療のカテゴリーから外れるものであり、何回でも行えて、治療時間は1日だけという夢の様な治療。3年前、ちょうど第2相の治験を行っていて、企業主体の治験には参加できませんでしたが、先生主体の臨床研究でも治験の方には、参加出来ました。
しかし結果は、完治できず。その後、こちらで受けた治療の担当医師がサイバーナイフなら、いけるかもしれないと言ってくれて、サイバーナイフを受けましたが、これも完治できず。狙ったところは全て消失したのですが、周りからまたもや、モコモコと。。。
その後、オプジーボを試してみましたが、半年で断念。腫瘍が大きくなってきました。
現在、アービタックス+パクリタキセル+カルボプラチンの3製剤投与で、様子を見ている状態。
それと、自分で探してきた温熱療法(ハイパーサーミア)を並行で受けています。
3年前に、抗がん剤を続けるのがいやで、色々な治療を試みた結果、今、3年前よりも1つ抗がん剤が増えてさすがに心が折れてきました。
さすがにこの先、何があるのだろうかと、考えていますが、主治医の先生はキートルーダがまだありますとのことでしたが、再度BNCTも考えています。但し、治験とはいうものの今度は、百数万円がかかる自由診療的な扱いになるため、慎重に考えています。
私が期待している光免疫療法も現在、第三相の治験で保険適用で世の中に出るまでにまだ時間はかかるでしょう。
再発した頭頚部癌の治療は選択肢があまりなく、情報量が少ないのが現状です。もし、同じ箇所で治療方法を探している方がいれば、多少はアドバイスできますし、こちらも情報が欲しいです。