多岐川裕美(160cm,O型,1951年2月16日(71歳))は-
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 -出演。
★多岐川裕美(160cm,O型,1951年2月16日(71歳))
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たきがわ ゆみ
多岐川 裕美
本名:大内 薫(おおうち かおる)
生年月日:1951年2月16日(71歳)
出生地:日本・東京都杉並区
身長:160cm
血液型:O型
職業:女優・歌手
ジャンル:映画・テレビドラマ・演劇
活動期間:1973年(22歳) -
配偶者:阿知波信介(1984年(33歳) - 1997年(46歳))
著名な家族:多岐川華子(長女)
事務所:ハーキュリーズ(2014年まで)
トライストーン・エンタテイメント
公式サイト:公式プロフィール
主な作品
映画
『聖獣学園』1974年(22歳)
『仁義の墓場』1975年(24歳)
『けんか空手 極真拳』1975年(23歳)
『新女囚さそり 701号』1976年(24歳)
テレビドラマ
『柳生一族の陰謀』1978年(27歳)-1979年(28歳)
『七瀬ふたたび』1979年(28歳)
『俺たちは天使だ!』1979年(28歳)
『峠の群像』1982年(29歳)
『山河燃ゆ』1984年(32歳)
『鬼平犯科帳』1989年(37歳)-2007年(55歳)
『炎立つ』1993年(41歳)-1994年(42歳)
『誰かが私を愛してる』1983年(31歳)
受賞
エランドール賞
1976年 新人賞
多岐川 裕美(たきがわ ゆみ、1951年2月16日 - )は、日本の女優、歌手本名:大内 薫(おおうち かおる)。東京都杉並区荻窪出身。山脇学園短期大学英文科中退。トライストーン・エンタテイメント所属。
長女はタレントの多岐川華子。元夫は阿知波信介。
来歴
父は会社員、母は保険の外交員。開進第二小学校~山脇学園中学校・高等学校卒業。1974年(22歳)、山脇学園短期大学在学中に東京駅近くでアルバイトをしていた時、『聖獣学園』のヒロインを探していた同作の監督・鈴木則文にスカウトされ、東映岡田茂社長の面談を受けて合格し女優となる芸名は同作の役名・「多岐川魔矢」の多岐川と、鈴木が偶然開いた女性週刊誌の中にあった懸賞の一等入選者の名を見て、その運を貰うことを思いつき、合わせて「多岐川裕美」とした。同作で主演デビューしヌードも披露
本作以降、脱ぐことを拒否したが、東映実録ヤクザ路線の極北といわれる『仁義の墓場』(1975年(24歳))での主人公・石川力夫と破滅に向かうヒロイン役や『続・愛と誠』(1975年(24歳))での影の大番長・高原由紀役などで好演した。千葉真一主演作品『けんか空手 極真拳』シリーズなどに出演した後、1976年(25歳)「女囚さそりシリーズ」『新・女囚さそり 701号』で梶芽衣子に代わって松島ナミを演じたが、梶ほどの強烈な個性は発揮できなかった。同1976年(25歳)放送されたNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』で主役の加藤剛が演じる平将門の恋人・小督役を演じて以降、東映作品を敬遠しテレビを主とした。1978年(27歳)フジテレビの『飢餓海峡』のヒロイン役をヌードがイヤと降板。以降、東映から三船プロダクションへの移籍問題、その後の田中プロモーションへの集団脱退などでメディアを騒がせ、多岐川の過去をほじくり返す記事も芸能誌に多数出た。ただし、この頃から人気女優となり、1978年(27歳)から1979年(28歳)まで放送された『柳生一族の陰謀』でヒロインに扮し、1979年(28歳)『俺たちは天使だ!』(日本テレビ)ではクールながらコミカルな一面を持つ秘書を演じている。特に1979年(28歳)のNHK「少年ドラマシリーズ」『七瀬ふたたび』のヒロイン・火田七瀬役は、当時の青少年の心をガッチリ掴んだ
早大生の人気投票第一位になるなど、清純派スターとして売れっ子だった1980年(29歳)にデビュー作である『聖獣学園』でヌードになっていることが当時のメディアに取り上げられ、これを受け多岐川が女性週刊誌上で「監督に騙されてヌードになった」と言ったと報じられた。これに同作の監督・鈴木則文が「騙したとは何ごとか!」と「映画人の名誉に関わる問題、告訴も辞さず」などと厳重抗議し芸能誌を賑わせたこの騒動に便乗して東映が1980年(29歳)5月24日から『聖獣学園』をニュープリントで石井聰亙監督の『狂い咲きサンダーロード』と併映でリバイバル公開しヒットした
歌手としてもレコードを何枚か発売している。1980年(29歳)の「酸っぱい経験」はカゴメCM曲として、さらに1983年(32歳)の「めぐり逢いしのび逢い」は渡哲也とのデュエット曲として、共にヒット・ソングとなった。
2022年(71歳)、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)に雉真雪衣(老年期)役で出演。自身初の連続テレビ小説出演となった。
人物
クイズ番組やトーク番組では天然ボケを見せる一方、かなりの酒豪で親友の萬田久子は飲み仲間である大の愛煙家でもある。
1984年(33歳)8月に担当マネージャーだった阿知波信介と結婚。一人娘の華子をもうけたが、1997年(46歳)に離婚。阿知波が2007年(46歳)5月に死去するまで阿知波が社長をしていたアクターズプロモーションに多岐川は所属し続けた。
『週刊現代』1978年(27歳)11月16日号で浅利慶太と対談し、テレビドラマ版『飢餓海峡』のヒロイン役でヌードを拒否し、浦山桐郎監督と揉めて、降板した事件は、自身も一半の責任があることを認めているが、当時、所属していた東映から三船プロダクションへの移籍問題を抱えており、東映と揉めていてそこを突き詰めることができず、曖昧な状況のままで撮影に入ったことも原因の一つだったが、泣き寝入りせずヌードを断固拒否したことが降板に繋がったと話している浅利が「東映の専属をはずれて三船プロに行くの、なかなか大変だったでしょう」と尋ねると多岐川は「(解決まで)二年くらいかかりました」と答えている。さらに浅利が「東映の岡田茂社長は、あなたを"第二の佐久間良子"にするって、張り切ってたんだよ」と水を向けると、多岐川は「知りません、そんなこと」と言い、それを聞いた浅利は「あなた、相当に気性が強いな(笑)」と多岐川に返している
出演
テレビドラマ
NHK
大河ドラマ
風と雲と虹と(1976年)- 小督 役
草燃える(1979年)- 坊門信子 役
峠の群像(1982年)- 竹島素良 役
山河燃ゆ(1984年)- 畑中(天羽)エミー 役
炎立つ(1993年 - 1994年)- 沙羅 役
功名が辻(2006年)- きぬ 役
銀河ドラマ
鏡の中の女(1981年)
七瀬ふたたび(1979年8月、少年ドラマシリーズ)
風神の門(1980年4月 - 10月)
新宿鮫 無間人形 - 香川景子 役
夏雲あがれ
監査法人(2008年7月)
連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ(2022年)- 雉真雪衣(老年期)役
日本テレビ
俺たちの旅(1975年)- 三浦ケイコ 役
秋日記(1977年)
俺たちは天使だ!(1979年)- YUKO 役
愛しい女(1980年)- 主題歌 「愛しのララバイ」を唄う
忠臣蔵(1985年)
白虎隊(1986年)
誇りの報酬 第1話(1985年10月)- 輪島けいこ
火曜サスペンス劇場
「引き裂かれた白衣」(1986年)
「虚構の空路」(1987年12月、大映映像)
「疑惑」(1989年5月)
「赤いコートの女」(1990年2月、東宝)
田原坂(1987年)
女忍かげろう組(1990年)
女忍かげろう組・弐(1990年)
女忍かげろう組・参(1991年)
寛永風雲録 激突 ! 知恵伊豆対由比正雪(1991年)- 佐和 役
柳生武芸帳 十兵衛あばれ旅 伊達六十二万石の陰謀(1992年)- 美禰 役
別れさせ屋(読売テレビ)
七曲署捜査一係(1997年 - 1999年、中京テレビ共同制作)- 島田涼子刑事 役
仔犬のワルツ
特別ドキュメンタリードラマ『3.11 その日、石巻で何が起きたのか〜6枚の壁新聞』(2012年)
雲の階段(2013年)- 田坂芳江 役
スペシャルドラマ『刑事バレリーノ』(2016年)- 小高和恵 役
TBS
バーディ大作戦 第23話「SOS黒猫と幻の女」(1974年、TBS)- 浅利典子 役
人間の証明(毎日放送)
青春の証明(毎日放送)
芝生は緑 (1979年2月25日、東芝日曜劇場)- 火田七瀬 役(主演)
木曜座(毎日放送)
「微笑天使」(1981年)- 主題歌「濡れてさよなら」を唄う
「いつか黄昏の街で」(1981年)- 和泉杏子 役
「誰かが私を愛してる」(1983年)- 寺沢泉 役
ザ・サスペンス「ヒットソング殺人事件」(1982年11月6日)
金曜日には花を買って(1986年)
水戸黄門 第17部 第4話「謎の紫頭巾・諏訪」(1987年9月21日)- 多恵 役
愛の劇場「心変わり」(1988年)
金田一耕助の傑作推理 呪われた湖(1996年)
南町奉行事件帖 怒れ!求馬II 第4話「女将と泥棒・味な対決」(1999年 C.A.L)- おせい 役
青春諸君!(1979 - 1980年)- 川田いずみ 役
永遠の1/2(2000年)
松本清張サスペンス特別企画・霧(2003年9月16日)- 河野径子 役
華麗なる一族(2007年1月 - 3月)- 鶴田志乃(料亭「つる乃家」の女将)役
SAKURA〜事件を聞く女〜 第6話(2014年)- 鍋島久美子 役
月曜ゴールデン
「万引きGメン・二階堂雪15・熟年離婚」(2007年)
「弁護士高見沢響子10」(2009年10月19日)- 神谷美智子 役
「萬屋長兵衛の隅田川事件ファイル2」(2010年2月15日)
「世田谷駐在刑事1」(2012年6月)- 成田亜希子 役
ドラマ特別企画「往復書簡〜十五年後の補習」(2016年9月30日)- 大島百合 役
ラブファントム(2021年)- 長谷葵 役
フジテレビ
みちくさ(1974年4月 - 6月)
新宿警察(1975年9月 − 1976年2月)- 根来登志子 役
柳生一族の陰謀(1978年 - 1979年)- 出雲の阿国 役
湖水祭(1983年9月 - 1984年1月)
流れ星佐吉 第2話「旗本退屈娘大見参!」(1984年、関西テレビ)
暴れ九庵 第14話「男を燃やす火消しの女」(1985年、関西テレビ)- お春 役
鬼平犯科帳シリーズ(1989年 - 2007年、スペシャル含む)- 長谷川久栄 役
将太の寿司(1996年4月 - 9月)
忠臣蔵(1996年10月 - 12月)
鈴子の恋(2012年1月 -)- 斎藤ハナ 役(特別出演)
恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?(2012年、フジテレビTWO)- 宝池鞠子 役
隣の家族は青く見える(2018年)‐ 大河内百合恵 役
金曜エンタテイメント
「地獄の花嫁5」(2004年)- 小川加代子 役
金曜プレステージ
山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ24(2009年6月5日)
浅見光彦シリーズ40(2011年5月6日、7日)
所轄刑事6(2011年10月21日)- 鳴海聡子 役
十津川捜査班8(2014年1月24日)- 武富美智 役
外科医 鳩村周五郎12(2014年2月7日)- 平形万里江 役
テレビ朝日
うしろの正面(1975年)
ただいま絶好調!(1985年)
京都かるがも病院(1987年)- 由美 役
美しい嘘つけますか(1990年6月 - 7月)
名奉行! 大岡越前
新・警視庁捜査一課9係 第2話(2009年)
鬼龍院花子の生涯 (2010年6月6日)- 林田歌役
京都地検の女 第8シリーズ 第7話(2012年)- 後藤宏子 役
相棒 Season14 第11話(2016年)- 桐島万里子 役
遺留捜査(2017年)‐ 東條志津子
土曜ワイド劇場
「フランスグルメ殺人事件」(1987年)
「松本清張作家活動40年記念ドラマスペシャル・一年半待て」(1991年6月8日)- 主演:須村さと子 役
「松本清張スペシャル・書道教授」(1995年12月2日)- 勝村久子 役
「天才・神津恭介の殺人推理」(1997年)- 白坂令子 役
「船長シリーズ11・狙われた密会航路」(1999年)- 松山道代 役
「家政婦は見た!18」(2000年)- 花房玲子 役
「花嫁のさけび」(2008年)
「京都殺人案内32」(2010年、朝日放送)- 工藤美和 役
「ゴーストライターの殺人取材2」(2015年)- 大滝悦子 役
「おみやさんスペシャル」(2016年)- 小笠原歌子 役
「終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子「森村誠一のラストファミリー」」(2017年)- 咲田早苗 役
日曜プライム
「おかしな刑事24」(2020年)- 中川光枝 役
テレビ東京
ドラマ女の手記「待つ女に甘い誘惑」(1987年)
新春ワイド時代劇「徳川風雲録 八代将軍吉宗」(2008年1月2日)
刑事吉永誠一 涙の事件簿 第8話(2013年)- 鑑佐和子 役
女と愛とミステリー
「天使の傷痕」(2001年)‐ 絹川文代 役
水曜ミステリー9
「さすらい署長 風間昭平3」(2005年)- 吉岡春子 役
「名犬フーバーの事件簿」(2008年)- 山田小百合 役
「駐在刑事2」(2015年)- 宮原静子 役
WOWOW
硝子の葦 〜garasu no ashi〜(2015年2月21日 - 全4話)- 藤島律子 役
ダブル・ファンタジー(2018年6月 - 7月、WOWOW)
映画
聖獣学園(1974年)- 主演・多岐川魔矢 役
任侠花一輪(1974年)- 白鳥蛍子、有田光子(二役)
けんか空手シリーズ - 藤巻智八子 役
けんか空手 極真拳(1975年)
けんか空手 極真無頼拳(1975年)
仁義の墓場(1975年)- 石川地恵子 役
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ(1975年)- 久保木紀子 役
続・愛と誠(1975年)- 高原由紀 役
新幹線大爆破(1975年)- SAS係員
爆発! 暴走遊戯(1976年)- 風間ユキ 役
新女囚さそり 701号 - 主演・松島ナミ 役
憧憬 あこがれ(1977年)- 雨宮由幾 役
トラブルマン 笑うと殺すゾ(1979年)- 江川雅子 役
地震列島(1980年)- 芦田富子 役
復活の日(1980年)- 浅見則子 役
すっかり…その気で!(1981年)- 女性司会者 役
エル・オー・ヴィ・愛・N・G(1983年)- 日夏蘭 役
片翼だけの天使(1986年)- 悠起子 役
フリーター(1987年)- 相沢鈴子 役
オルゴール(1989年)- 久保静子 役
もうひとつの原宿物語(1990年)- 空木鮎子 役
流転の海(1990年)- 千代鶴 役
殺人がいっぱい(1991年)- 主演・綾小路徳子 役
いつかギラギラする日(1992年)- 美里 役
首領を殺った男(1994年)- 鳥羽雅世 役
あした(1995年)- 森下美津子 役
鬼平犯科帳 劇場版(1995年)- 長谷川久栄 役
GONIN2(1996年)- 外山陽子 役
風のかたみ(1996年)- 北の方 役
レディースMAX Give me a Shake(1997年)
金融腐蝕列島 呪縛(1999年)- 青木伸枝 役
女帝 SUPER QUEEN(2001年)- 立花まりこ 役
宣戦布告(2002年)- 諸橋晴江 役
ベロニカは死ぬことにした(2006年)- トワの母・京子 役
晴れたらポップなボクの生活(2006年)- 千枝 役
七瀬ふたたび プロローグ(2010年)- 七瀬の母 役
クハナ!(2016年)
カノン(2016年)- 岸本辰子 役
舞台
細雪 ‐ 三女・雪子 役
夢千代日記
危険なダブルキャスト
横浜どんたく
春にして君を離れ
晩菊
春を待つ家
宮廷女官チャングムの誓い
近代能楽集「綾の鼓」「弱法師」
大奥(2010年6月2日 - 27日、明治座)
粛々と運針(2022年3月8日 - 27日、東京・PARCO劇場、4月8日 - 10日 / 大阪・森ノ宮ピロティホール)
バラエティ
クイズ!!ひらめきパスワード - 2代目女性キャプテン解答者
オールスター激突クイズ 当たってくだけろ! - 司会
メガロポリス歌謡祭 - 司会
ビートたけしのお笑いウルトラクイズ - 審査員
クイズ!脳ベルSHOW
紀行番組
多岐川裕美・華子のみちのく満喫!二人旅(2014年7月20日、BS朝日)
受賞
エランドール賞 新人賞(1976年)
カテゴリ:
日本の女優
日本の女性歌手
東映の俳優
東京都区部出身の人物
トライストーン・エンタテイメント
過去のホリプロ所属者
山脇学園短期大学出身の人物
1951年生存命人物

 -多岐川裕美(160cm,O型,1951年2月16日(71歳))は、
 о“日本の女優、歌手”
 о“本名:大内 薫(おおうち かおる)”
 о“父は会社員、母は保険の外交員”
 о“1974年(22歳)、山脇学園短期大学在学中に東京駅近くでアルバイトをしていた時、『聖獣学園』のヒロインを探していた同作の監督・鈴木則文にスカウトされ、東映岡田茂社長の面談を受けて合格し女優となる”
 о“芸名は同作の役名・「多岐川魔矢」の多岐川と、鈴木が偶然開いた女性週刊誌の中にあった懸賞の一等入選者の名を見て、その運を貰うことを思いつき、合わせて「多岐川裕美」とした。同作で主演デビューしヌードも披露”
 о“本作以降、脱ぐことを拒否した”
 о“『仁義の墓場』(1975年(24歳))での主人公・石川力夫と破滅に向かうヒロイン役や『続・愛と誠』(1975年(24歳))での影の大番長・高原由紀役などで好演”
 о“千葉真一主演作品『けんか空手 極真拳』シリーズなどに出演”
 о“1976年(25歳)「女囚さそりシリーズ」『新・女囚さそり 701号』で梶芽衣子に代わって松島ナミを演じたが、梶ほどの強烈な個性は発揮できなかった”
 о“1976年(25歳)放送されたNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』で主役の加藤剛が演じる平将門の恋人・小督役”
 о“東映から三船プロダクションへの移籍問題、その後の田中プロモーションへの集団脱退などでメディアを騒がせ、多岐川の過去をほじくり返す記事も芸能誌に多数出た”
 о“この頃から人気女優となり、1978年(27歳)から1979年(28歳)まで放送された『柳生一族の陰謀』でヒロイン”
 о“1979年(28歳)『俺たちは天使だ!』(日本テレビ)ではクールながらコミカルな一面を持つ秘書を演じている”
 о“1979年(28歳)のNHK「少年ドラマシリーズ」『七瀬ふたたび』のヒロイン・火田七瀬役は、当時の青少年の心をガッチリ掴んだ”
 о“早大生の人気投票第一位になるなど、清純派スターとして売れっ子だった1980年(29歳)にデビュー作である『聖獣学園』でヌードになっていることが当時のメディアに取り上げられ、これを受け多岐川が女性週刊誌上で「監督に騙されてヌードになった」と言ったと報じられた。これに同作の監督・鈴木則文が「騙したとは何ごとか!」と「映画人の名誉に関わる問題、告訴も辞さず」などと厳重抗議し芸能誌を賑わせた”
 о“この騒動に便乗して東映が1980年(29歳)5月24日から『聖獣学園』をニュープリントで石井聰亙監督の『狂い咲きサンダーロード』と併映でリバイバル公開しヒットした”
 о“2022年(71歳)、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)に雉真雪衣(老年期)役で出演”
 о“クイズ番組やトーク番組では天然ボケを見せる一方、かなりの酒豪で親友の萬田久子は飲み仲間である”
 о“大の愛煙家”
 о“1984年(33歳)8月に担当マネージャーだった阿知波信介と結婚”
 о“『週刊現代』1978年(27歳)11月16日号で浅利慶太と対談し、テレビドラマ版『飢餓海峡』のヒロイン役でヌードを拒否し、浦山桐郎監督と揉めて、降板した事件は、自身も一半の責任があることを認めているが、当時、所属していた東映から三船プロダクションへの移籍問題を抱えており、東映と揉めていてそこを突き詰めることができず、曖昧な状況のままで撮影に入ったことも原因の一つだったが、泣き寝入りせずヌードを断固拒否したことが降板に繋がったと話している”
 о“浅利が「東映の専属をはずれて三船プロに行くの、なかなか大変だったでしょう」と尋ねると多岐川は「(解決まで)二年くらいかかりました」と答えている。さらに浅利が「東映の岡田茂社長は、あなたを"第二の佐久間良子"にするって、張り切ってたんだよ」と水を向けると、多岐川は「知りません、そんなこと」と言い、それを聞いた浅利は「あなた、相当に気性が強いな(笑)」と多岐川に返している”
 -という。(つづく)<記2022年6月16日>〈16,626 Byte〉