ターミネーター3(アーノルド・シュワルツェネッガー,2003年)は-
 оアーノルド・シュワルツェネッガー(188cm,1947年7月30日(74歳)
 -主演。
 оクリスタナ・ローケン(180cm,1979年10月8日(42歳))
 оニック・スタール(178cm,1979年12月5日(42歳))
 оクレア・デインズ(166cm,1979年4月12日(43歳))
 -出演。
★ターミネーター3(アーノルド・シュワルツェネッガー,2003年)
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ターミネーター3
Terminator 3: Rise of the Machines
監督:ジョナサン・モストウ
脚本:ジョン・ブランカート
マイケル・フェリス
原案:ジョン・ブランカート
マイケル・フェリス
テディ・サラフィアン
原作:キャラクター創造
ジェームズ・キャメロン
ゲイル・アン・ハード
製作:マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
コリン・ウィルソン
ハル・リーバーマン
ジョエル・B・マイケルズ
製作総指揮:モリッツ・ボーマン
ガイ・イースト
ナイジェル・シンクレア
ゲイル・アン・ハード
出演者:アーノルド・シュワルツェネッガー
クリスタナ・ローケン
ニック・スタール
クレア・デインズ
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:ドン・バージェス
編集:ニール・トラヴィス
ニコラス・デ・トス
製作会社:C2 Pictures
Intermedia Films
IMF
配給:アメリカ合衆国 ワーナー・ブラザース
日本 東宝東和
世界 コロンビア ピクチャーズ
公開:アメリカ合衆国 2003年7月2日
日本 2003年7月12日
上映時間:109分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
製作費:$200,000,000
興行収入:アメリカ合衆国 カナダ $150,371,112
世界 $433,371,112
日本 82億円
前作:ターミネーター2
次作:ターミネーター4
『ターミネーター3』(原題:Terminator 3: Rise of the Machines、T3)は、2003年のアメリカのSFアクション映画。ジョナサン・モストウが監督、ジョン・ブランカートとマイケル・フェリスが脚本を務め、アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、クリスタナ・ローケンら出演する。『ターミネーター』シリーズの3作目であり、『ターミネーター2』(1991年)の続編
1995年末までに、ジェームズ・キャメロンは『ターミネーター』第3作の監督に興味を持っていた。それまでの作品では監督と共同脚本を担当していたが、最終的には『ターミネーター3』には関与しなかった将来のターミネーター続編の権利の半分を所有していたカロルコ・ピクチャーズは、1995年11月に破産し、1998年にアンドリュー・G・ヴァイナとマリオ・カサールが全権を取得し、本作を製作した最終的な製作費は1億8730万ドルで、それまでの映画の中で最も高額な作品となった
2003年6月30日にロサンゼルスのウェストウッドでプレミア上映され、2003年7月2日に米国ではワーナー・ブラザース・ピクチャーズが公開した。全世界で4億3,340万ドル以上の興行収入を記録し、2009年には続編『ターミネーター4』が公開された
ストーリー
T-1000との壮絶な死闘から10年後。スカイネットが人類に反乱し、核戦争が起きるはずだった1997年8月29日は無事に過ぎ去り、「審判の日」は回避されたかに思われた母サラ・コナーを白血病で失い、青年に成長したジョン・コナーは、平穏かつ無目的な日々を送るが、未だに胸のどこかで不安を感じており、時にはターミネーターの夢を見ることさえもあった。
不安は的中し、2032年から新たに2体のターミネーターが送り込まれた。1体は未来のジョンの副官となる者達の抹殺を目的とする、T-1000の性能を遙かに凌ぐ、強力なターミネーターT-X。そしてもう1体は、十数年前にコナー親子をT-1000の襲撃から守り、燃え盛る溶鉱炉へ入って消滅したT-800型の改良版T-850である。すぐさま副官達の殺害に回ったT-Xは、その過程でジョンの行方を把握し、殺害しようとするが、そこへT-850が現れてジョンを救う。
スカイネットの誕生を阻止したはずなのに再びターミネーターが現れたことに驚くジョンへ、T-850は「核戦争は回避されたわけではなく、ただ予定が狂い延期されたのみ」かつ「審判の日は回避不可能」であることを告げる。幼馴染であり、未来では妻かつ反乱軍副官となるケイト・ブリュースターも巻き込んだ逃避行の中、ジョンはその新たな「審判の日」がまさに今日その日であり、ケイトの父かつ軍の高官ロバート・ブリュースターがその鍵を握る人物であることを知る。一行はスカイネットの誕生を阻止すべくロバートの許へ向かうが、一足遅く彼はT-Xに殺害されてしまう。自らもろともT-Xを倒したT-850に別れを告げ、スカイネットを破壊しようとしたジョンとケイトが核シェルター内で目にしたものは、冷戦時代の時代遅れの大型コンピューターに過ぎなかった。すなわち、T-850の本当の目的は審判の日にジョンとケイトを生き延びさせること、そしてスカイネットとは巨大な中枢システムではなくインターネットで結ばれた破壊困難な分散型システムだったのである。そして午後6時18分、ついに「審判の日」が訪れた。全世界が壊滅し、わずかに生き残った面々からの通信にジョンがリーダーとして答える中、物語は幕を下ろす
キャスト
T-850 - アーノルド・シュワルツェネッガー
過去のジョンを守るため、未来のケイトがプログラムを書き換えて送り込んだターミネーター。T-800の改良版。
ジョン・コナー - ニック・スタール
後の人類抵抗軍のリーダー。前作で「審判の日」を阻止した結果、人生の目的意識を見失ったこともあり、母が死んだ日から放浪生活を送っていたが、武器の扱いなどのサバイバル技術の数々は失われていない。
ケイト・ブリュースター - クレア・デインズ
後の人類抵抗軍の副リーダーかつジョンの妻となる。 獣医をしている。
T-X - クリスタナ・ローケン
過去のジョンを殺害するためと、ジョンの保護に抵抗軍が送り込む旧式ターミネーターを破壊するため、未来のスカイネットが2032年に開発して過去に送り込んだ、女性型のターミネーター抹殺用ターミネーター
ロバート・ブリュースター - デヴィッド・アンドリュース
ケイトの父。アメリカ空軍の中将。スカイネット開発計画「サイバー・リサーチ・システムズ」(CRS)の総責任者。T-Xのターゲットの一人。
スタッフ
監督 - ジョナサン・モストウ
脚本 - ジョン・ブランカート/マイケル・フェリス
製作 - マリオ・カサール/アンドリュー・G・ヴァイナ
VFX - インダストリアル・ライト&マジック/ハイドラックス
特殊メイク・アニマトロニクス - スタン・ウィンストン
音楽 - マルコ・ベルトラミ
製作
キャメロンの関与
キャメロンは何度か3作目の可能性を語っており、当初は『T3』製作プロジェクトに関与していたが「物語は『ターミネーター2』(『T2』)で完結しており、続編を作るべきではない」と考えたため、最終的に製作から離脱した。自身が所有する権利についてはゲイル・アン・ハードと離婚した際、慰謝料代わりに1ドルで売り渡していた。シュワルツェネッガーが『T3』への出演を相談した際には「出演料の3000万ドル以外に得るものはないよ」と助言している。結果、自身の関与なしに本作が作られることになったが、「私はシリーズで小銭を稼ぐような人を憎むような意地汚い人間ではないから、勝手にすればいい」、「私が権利を買い取ればいいと言われるけど、誰が5000万ドルも出して権利を買うんだ?しかもさらに3000万ドルの出演料もかかるんだよ」と語っている。
T2で回避したはずの審判の日をT3では先延ばしにしたストーリーをキャメロンが批判している。だが、ユニバーサルスタジオのアトラクション用にキャメロンが監督を務めた『ターミネーター 2:3-D』(『T2:3D』)のストーリーではT2で審判の日は回避されておらず、ジョンとサラはサイバーダイン社の破壊活動を続けており、現代世界のジョンがターミネーターと共に未来世界に行きスカイネットを破壊するストーリーであった。キャメロン自身も審判の日は回避不可能であり、機械と人間の戦争は確定した未来であることを『T2:3D』にて演出していた。またターミネーターは量産型であり、ジョンと仲良くなるためにサングラスをつけた状態で現れる演出をいち早くキャメロンが行っていた。
製作までの経緯
1990年代後半、『ターミネーター2』の続編である『ターミネーター3』製作に向けての動きが水面下で進行していた。1997年にマリオ・カサールとアンドリュー・G・ヴァイナが『ターミネーター』の権利を800万ドルでカロルコ・ピクチャーズから購入した。その後ジェームズ・キャメロンは『ターミネーター3』のプロジェクトから降板。また主演のシュワルツェネッガーもこの時点では「キャメロンが監督しないのなら出演しない」と発言していた。それに対してカサールとヴァイナは「シュワルツェネッガーが出演しなくても2001年には『T3』の製作を開始する」と語っていた。シュワルツェネッガーは1990年代後半以降の人気低迷もあり、彼は2000年に突如『T3』の出演を決定した。2000年の時点での脚本では更にスケールの大きい作品となる予定だったが、製作費がかかりすぎるためシュワルツェネッガーは脚本を書き直すよう指示した。その後、2001年に起こった911テロの影響により製作が延期された。また2001年時点での製作費は1億8000万ドルと『パール・ハーバー』(2001)の1億3500万ドルを超える当時では最高額であった。シュワルツェネッガーの出演料はこの時点では3000万ドルで、これは彼が1997年に『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』で手にした2500万ドルを超えるハリウッド史上最高額であった。また収益の2割を受け取る契約を結んだ。こうした高すぎる製作費と出演料の問題によりユニバーサルは配給を見送ることを表明し、ワーナー・ブラザースが配給権を獲得した。その後、ワーナー配給で2002年公開のシュワルツェネッガー主演作『コラテラル・ダメージ』の興行成績が悪かったことにより、製作費の削減が決定された。2002年4月12日~2002年9月9日に撮影が行われ、2003年に『ターミネーター3』が完成した。
監督
当初は監督候補にリドリー・スコット、ジョン・マクティアナン、デビッド・フィンチャー、ローランド・エメリッヒ、アン・リーなどが挙がっていた。リドリー・スコットは『ブラックホークダウン』、アン・リーは『ハルク』の撮影のために監督を辞退した。最終的に『ブレーキ・ダウン』などのジョナサン・モストウに決定した。
ロケ地
製作費の問題によりカナダで撮影が行われる予定であったが、シュワルツェネッガーが映画の舞台であるロサンゼルスで実際に撮影することにこだわり、彼の出演料を約800万ドルカットすることでロサンゼルスで撮影されることになった。
キャスティング
シュワルツェネッガーは当初は出演しないと発言していたが、最終的に出演を決めた。彼は今作のために一作目の1984年当時と同じ体重に戻し、ほぼ同じ体形に鍛え直している(全裸で登場したシュワルツェネッガーが服を奪う恒例のシーンがあるのは現時点では本作が最後である)。シュワルツェネッガーが演じるのは、前作に登場したT-800とは別タイプのターミネーター(T-850)である。シュワルツェネッガーが出演しない場合の脚本も用意されていた。シュワルツェネッガーはその後『T3』のゲームでも二回声優として出演をしている。
前作でジョンを演じたエドワード・ファーロングには製作側から続投が望まれており、当初は出演すると報道されていたが薬物問題のために降板し、シェーン・ウェストやジェイク・ギレンホール、ローガン・マーシャル=グリーン など多数の代役候補の中からニック・スタールが抜擢された多くの報道で「サラ役のリンダ・ハミルトンが回想シーンに登場する」という情報が流れた。当初は彼女にも出演依頼がなされ台本を渡したが「この脚本にはドラマがない」との理由から降板したケイト・ブリュースター役はソフィア・ブッシュが選ばれていたが、モストウ監督から「若すぎる」と判断され、クレア・デインズへ替えられた。アール・ボーエン演じるドクター・シルバーマンは本作にも登場した。ボーエンはシュワルツェネッガーと同じく三作連続出演であるが、同一人物の役で登場しているのは彼だけである(『ターミネーター』は作品ごとに別の機体であり、三作目では形式番号も異なる)。
敵のターミネーター役候補は当初ヴィン・ディーゼルやジュード・ロウ、ファムケ・ヤンセン、キャリー=アン・モスなどが挙がっていた。
カーチェイス
派手なカーチェイスは、一般道ではなくボーイング社の工場敷地内部での撮影である。T-Xが駆ったクレーン車は撮影中に一度転倒し大破したが、高額のため1台しか用意しておらず、何とか修理して撮影を続行した。ちなみに、このクレーン車、映像では右ハンドルだがダミーである。オリジナルは左ハンドルであり、実際の運転も左ハンドルで行われている。また、このシーンのスタントでシュワルツェネッガーは怪我をした。
決め台詞
T-850がT-Xを破壊するときの決め台詞は「You are terminated.(抹殺完了)(お前を抹殺する)」。コメンタリーの中でシュワルツェネッガーは「後世に残るような決め台詞をスタッフと相談しながら考えた。色々な台詞を試したが、これ以上の物はなかった」と語っているが、この台詞は奇しくも、第一作目でサラがT-800をプレス機で潰すときのものと同じである。
T-1
T-1という初期型のターミネーターが登場した。T-1は、CGだけではなく、工学技術に基づいた精巧なロボットも使用されている。1台あたり1700万円を投じ、合計3台が制作された。
トイレでのバトルシーン
このシーンではターミネーター同士の重量感のある戦いが描かれているが、ロボットではない生身の人間である演者がトイレなどを破壊しながら撮影するのは非常に危険であるため、このシーンはほとんどがCGで処理されている。
ターミネーターの損傷描写
前作まではシュワルツェネッガー演じるターミネーターT-800の損傷描写(金属の骨格がむき出しになっている描写)は主に特殊メイクとアニマトロニクスが使われていたが、今作から初めてCGも使用されている。
備考
続編
公開後、早々に続編の『ターミネーター4』の製作が決定し、当初はシュワルツェネッガーの主演を予定していたが、本作の公開後に彼がカリフォルニア州知事に就任して多忙を極めていたことや、ジョナサン・モストウ監督とロケ地をめぐる意見の対立により「出演しない」と2007年に発表された。
未公開シーン
未公開シーンでは、シュワルツェネッガーはCRSの研究スタッフの1人であるウィリアム・キャンディ軍曹という人物も演じており、キャンディの顔がT-800系統のモデルとなっていくシーンがある。この時点で人間がすでにターミネーターの設計を担当しており、スカイネットはそれを元にマシンを製作しているということがうかがえる。シュワルツェネッガーはこのシーンでもドイツ訛りで演じており、ターミネーターの製品化にあたって軍事導入のための視察に訪れた軍人から「この喋り方のままではまずい」と指摘されたスタッフが「声はそのままで訛りは直す」と語る姿が描かれている。この未公開シーンはゲーム『ターミネーター3 ザ・レデンプション』にも収録されている。
レクサス・トヨタ
T-Xが女性から奪った車はレクサス・SC430である(映画公開当時の日本にはレクサスが進出していなかったため、プレミアムエディションDVDでは「そこのソアラ、止まりなさい」という字幕が付けられているが、吹き替えは「シルバーのレクサス、停まりなさい」となっている)。また、T-Xの超重量でSC430の車体が沈むというシーンがあったが、DVD化の際にカットされた。「最新型ターミネーターなのに重量問題が改善されていないのはおかしい」と、指摘されたためである。
劇中で使用していたトヨタ・タンドラは、映画公開年にタイアップ記念の限定車「T3エディション」として販売された(但し、劇中車はレギュラーキャブ、限定車はアクセスキャブという違いがある)。
クリスタルピーク
クリスタルピークでT-850がジョン達を核シェルターに逃がす際、T-XがT-850に内蔵武器の丸鋸を使って攻撃するシーンがあったが、カットされている。しかし、このシーンは小説版にて描写されている。
カテゴリ:
ターミネーター
2003年の映画
ジョナサン・モストウの監督映画
コロンビア映画の作品
ワーナー・ブラザースの作品
タイムトラベルを題材とした映画作品
マルコ・ベルトラミの作曲映画
ロサンゼルスで製作された映画作品
モーションキャプチャを使用した映画作品

 -ターミネーター3(アーノルド・シュワルツェネッガー,2003年)は、
 о“製作費:$200,000,000”
 о“興行収入:アメリカ合衆国 カナダ $150,371,112”
 о“世界 $433,371,112”
 о“2003年のアメリカのSFアクション映画”
 о“アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、クリスタナ・ローケンら出演”
 о“『ターミネーター』シリーズの3作目であり、『ターミネーター2』(1991年)の続編”
 о“1995年末までに、ジェームズ・キャメロンは『ターミネーター』第3作の監督に興味を持っていた。それまでの作品では監督と共同脚本を担当していたが、最終的には『ターミネーター3』には関与しなかった”
 о“将来のターミネーター続編の権利の半分を所有していたカロルコ・ピクチャーズは、1995年11月に破産し、1998年にアンドリュー・G・ヴァイナとマリオ・カサールが全権を取得し、本作を製作した”
 о“最終的な製作費は1億8730万ドルで、それまでの映画の中で最も高額な作品となった”
 о“全世界で4億3,340万ドル以上の興行収入を記録し、2009年には続編『ターミネーター4』が公開された”
 о“T-1000との壮絶な死闘から10年後。スカイネットが人類に反乱し、核戦争が起きるはずだった1997年8月29日は無事に過ぎ去り、「審判の日」は回避されたかに思われた”
 о“母サラ・コナーを白血病で失い、青年に成長したジョン・コナー”
 о“2032年から新たに2体のターミネーターが送り込まれた。1体は未来のジョンの副官となる者達の抹殺を目的とする、T-1000の性能を遙かに凌ぐ、強力なターミネーターT-X。そしてもう1体は、十数年前にコナー親子をT-1000の襲撃から守り、燃え盛る溶鉱炉へ入って消滅したT-800型の改良版T-850”
 о“T-850は「核戦争は回避されたわけではなく、ただ予定が狂い延期されたのみ」かつ「審判の日は回避不可能」であることを告げる”
 о“未来では妻かつ反乱軍副官となるケイト・ブリュースターも巻き込んだ逃避行の中、ジョンはその新たな「審判の日」がまさに今日その日であり、ケイトの父かつ軍の高官ロバート・ブリュースターがその鍵を握る人物であることを知る”
 о“T-850の本当の目的は審判の日にジョンとケイトを生き延びさせること、そしてスカイネットとは巨大な中枢システムではなくインターネットで結ばれた破壊困難な分散型システムだったのである。そして午後6時18分、ついに「審判の日」が訪れた。全世界が壊滅し、わずかに生き残った面々からの通信にジョンがリーダーとして答える中、物語は幕を下ろす”
 о“T-850 - アーノルド・シュワルツェネッガー”
 о“ジョン・コナー - ニック・スタール”
 о“ケイト・ブリュースター - クレア・デインズ”
 о“T-X - クリスタナ・ローケン”
 о“女性型のターミネーター抹殺用ターミネーター”
 о“ロバート・ブリュースター - デヴィッド・アンドリュース”
 о“ケイトの父。アメリカ空軍の中将。スカイネット開発計画「サイバー・リサーチ・システムズ」(CRS)の総責任者”
 о“シュワルツェネッガーは当初は出演しないと発言していたが、最終的に出演を決めた。彼は今作のために一作目の1984年当時と同じ体重に戻し、ほぼ同じ体形に鍛え直している(全裸で登場したシュワルツェネッガーが服を奪う恒例のシーンがあるのは現時点では本作が最後である)”
 о“前作でジョンを演じたエドワード・ファーロングには製作側から続投が望まれており、当初は出演すると報道されていたが薬物問題のために降板し、シェーン・ウェストやジェイク・ギレンホール、ローガン・マーシャル=グリーン など多数の代役候補の中からニック・スタールが抜擢された”
 о“多くの報道で「サラ役のリンダ・ハミルトンが回想シーンに登場する」という情報が流れた。当初は彼女にも出演依頼がなされ台本を渡したが「この脚本にはドラマがない」との理由から降板した”
 о“ケイト・ブリュースター役はソフィア・ブッシュが選ばれていたが、モストウ監督から「若すぎる」と判断され、クレア・デインズへ替えられた”
 о“T-850がT-Xを破壊するときの決め台詞は「You are terminated.(抹殺完了)(お前を抹殺する)」。コメンタリーの中でシュワルツェネッガーは「後世に残るような決め台詞をスタッフと相談しながら考えた。色々な台詞を試したが、これ以上の物はなかった」と語っている”
 -という。(つづく)<記2022年5月21日>〈19,027Byte〉