ゴルゴ13(182cm,80kg,A型,1937年(97歳))は-
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 -演出。
★ゴルゴ13(架空の人物)(182cm,80kg,A型,1937年(97歳))
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴルゴ13
ゴルゴ13のキャラクター
登場(最初):第1話「ビッグ・セイフ作戦」
作者:さいとう・たかを
プロフィール
本名:不明
別名:デューク・東郷(自称)
生年:1930年代後半から1940年代前半(推定)
年齢:不明
性別:男性
身長:182cm
体重:80kg
血液型:A型
肩書き:スナイパー
ゴルゴ13(ゴルゴサーティーン)は、 さいとう・たかを作の劇画『ゴルゴ13』に登場する超A級スナイパー(狙撃手)の主人公で架空の人物
人物
個人情報
性別:男性
生年月日・年齢・国籍・経歴:いずれも不明。
これは、ケネディ大統領暗殺事件 や、ダグ・ハマーショルド暗殺 もゴルゴの仕業と噂されることから、「1960年代当時で、彼が20代」であると仮定すれば、逆算するとやはり1930年代後半生まれということになるが、作品の連載が長期に渡ったことから、ゴルゴ13の年齢設定は完全に破綻しており、これは作者自身が認める所である
本名:不明。ゴルゴ13(Golgo13)、またはその頭文字から G とも呼ばれる。しかし普段自らゴルゴ13と称することはほとんどなく、デューク・東郷(デューク・とうごう、Duke Togo)の名で通っているが偽名と推定される。ゴルゴ13の名を知っている者も対面の場においてその名で彼を呼ぶことには憚りがあり、「ゴルゴ13……いやMr.デューク・トウゴウ」とゴルゴの名を口走ってからすぐに言い直す場面が多く見られる。依頼内容や状況に合わせ様々な偽名を名乗ることもある(東郷隆、トーゴ・ロドリゲスなど)。
身長は182cm、体重は80kg(『ゴルゴ13のすべて』)。さいとうによれば連載開始当初は相当な大男のつもりであったが、2014年現在から見るとそれほどでもなくなった
外見:東洋系。外見からは日本人、日露混血、日ユ混血、日中露混血などの推測がある。短髪。無駄のない筋肉質の体を持ち、全身に無数の傷跡(銃創、切り傷など)がある。「剃刀の刃」と形容される鋭い目つき、猛禽類の翼のような眉毛が印象的。髪の色は黒、瞳の色は鳶色(『冷血キャサリン』)。
能力:オリンピック選手のフィジカルコーチだった人物を驚愕させる ほどバランスの良い運動能力を持つ(『36000秒分の1秒』)。また、どのような苦境に陥っても諦めることのない強靭な精神力だけでなく、自身を「臆病」と表現するほどの用心深さと、目的を達成するためには何時間でも辛抱強く練習を繰り返す忍耐強さもある。
血液型:A型(『7号コテージ事件』など。彼の個人情報の中で、血液型、利き腕、身長、体重、性別は明確に判明している)
利き腕:(ただし、左手も右手同様に使えるよう訓練されているため、実質的には両利きともいえる)
第三者の評価:国際的テロリスト。超一流のプロフェッショナル。超A級のスナイパー。狙われればアメリカ大統領でも助からない。他に、神、モンスター、死神、黄色い魔神(『バイオニック・ソルジャー』)、白い巨人様(ヒガンテ・ブランコ、『白い巨人』)、20世紀最大の謎(『マークのリクエスト』)など。
性格
相手が依頼人でも挨拶はしない。相手が誰であれほとんど敬語は使わず、老若男女問わず同じような態度で接する。例外としては、自らの命を救ってくれたような相手及びその親族に対しては敬語を使用することがある。
喫煙
普段のゴルゴの喫煙では主に「トルコ巻きのトレンドしか吸わない」と発言しており、紙巻煙草はほとんど吸わない(『黒い熱風』、『33+G』)。
親密な関係者
ビジネス上の付き合いをしている者の中には、ゴルゴ13と特に親密な関係を持つ者もいる。以下にその例。
デイブ・マッカートニー
ニューヨーク在住の初老になりかけている男で、ゴルゴが信頼する超一流のガン・スミス(銃職人)。そして、ビジネスライクなゴルゴが謝礼の言葉を述べる数少ない人物。
女性関係
ひどく無愛想な性格でありながら女性には好かれ、性関係を持つことも多い。反対に同性愛(ホモセクシャル)の経験はない
作品中で射精した描写は昏睡時に少女に“口”でされた時(『VOODOO』)以外存在せず、そのことに対する女性からの質問には答えない。ゴルゴ13に匹敵する能力を持つ人物
作中でゴルゴよりも射撃や格闘面で優れているか、対等な技量・能力を持つ可能性のある人物が存在する。なお、下記の人物は全て作中で死亡している。
技能
成功率
依頼遂行率はほぼ100%。スナイパーとしての技術は超A級と評価される。
いかなる困難な状況の中においても、その技量と緻密な作戦によって不可能といわれる狙撃を成功させる。
即応能力
いかなる場合でも、直ちに対応策を実行する。
携行している拳銃を、ダブルアクションで腰だめ(肩の高さまで持ち上げない)の上にノン・サイト(狙いをつけるための照準を使用しない)で撃ってもほぼ百発百中
避けながら撃つ不安定な体勢であってもほぼ百発百中。
コンピュータで照準を補正したライフルでも外れた狙撃を確実に命中させる(『装甲兵SDR2』)。
ショルダー・ホルスターから拳銃を抜く速さは0.17秒である。
狙撃
最長射撃距離
今まで行った最長狙撃距離は、レールガンを使い大気圏内に飛来する隕石を狙撃で破壊。対人ではレーザー銃を用いた2000mの狙撃の成功。その他、特殊軽量弾を用い、積乱雲の暖気による上昇気流に乗せて5000m先の目標への着弾にも成功している(『害虫戦争』)。
M16を使用した、通常の射撃距離は六百数十m、現時点での作中で描かれた最長射撃距離は1500mである。アニメ版では実弾で2000mの狙撃を成功している。
特殊な狙撃例
事故に見せかけて標的を狙撃(『クラウン夫妻の死』増刊28話『燃える氷塊』『ピンヘッド・シュート』『凍った炎』『FIRE!』など)。
角度を完璧に計算した跳弾射撃(『110度の狙点』)。
標的との間にポイントを設けての中継射撃(『円い村』)。
自分と標的の間に障害物があっても、標的の位置さえ分かれば弾道を計算して狙撃(『饒舌なコイン』)。
標的との直線上にある建物の窓とドアをすべて開けさせ、屋内に弾道を通過させて標的を狙撃(『橋は崩れた』)。
水中からの狙撃(『クレムリン名簿』『海底の豚』)。
弾道さえ曲がる強風下での見越し狙撃(『直線と曲線の荒野』)。
ブラインド状態から、音だけを頼りに狙撃(『潜入ルートG3』)。
防弾ガラスの窓枠だけを打ち抜いて標的を狙撃(『死刑執行0:01AM』)。
プールにて偶発的にできる波の角度を利用した跳弾による狙撃(『硝子の要塞』)。
専用のライフルを使用した宇宙での狙撃(『軌道上狙撃』)。
和弓を使用した宇宙空間での軍事攻撃衛星の無力化(『一射一生』)。
潮の満ち干きの高低差を利用した狙撃(『南フロリダ殺人ゲーム』)。
筋弛緩剤を使用し、長時間射撃姿勢を保ったままチャンスを待っての狙撃(『36000秒分の1秒』)。
厳重な警備体制が敷かれている街頭の一角で、古ビルを発破解体で爆破して警備に死角を作り出し、標的がパニックに陥っている隙をついて狙撃(『アッシュ最良の日』)。
高さ30m以上の高層ホテルの屋上から身を投げ、高速で落下しながらホテル内の標的を狙撃。特殊な姿勢で真下の水深1mのプールに落着して落下の衝撃を殺し、そのまま犯行現場から逃走(『メデジンカルテル』)。
統一前のドイツで、東ベルリンから西ベルリンへベルリンの壁越しに標的を狙撃(『ドイツはひとつ』)。
ネオジム磁石を使用した弾丸を使い、電磁誘導で発生した誘導電流による核融合施設の誤動作(破壊)(『地上の太陽』)。
人質に危害が及ばないようにするため「NATO-198実包二重弾」という特殊な弾丸を使用し、2発で3人の敵を倒した(『レバノンの焦燥』)。
精密な狙撃例
数百m先の彼方にある、極小(数mm~数cm単位)の標的の狙撃も幾度と成功させている(狙撃にはわずかなずれも許されず、失敗すると無関係な人間の命を奪う恐れもある)。
銃弾より硬い1000カラットもの巨大ダイヤモンドの結晶点に狙いを定め、通常の鉛の弾頭により一撃で粉砕(『死闘ダイヤ・カット・ダイヤ』)。
演奏中のバイオリンの弦(G線)1本のみを狙撃し切断(『G線上の狙撃』)。
ターゲット(ゴルゴの依頼人)を狙っている狙撃者が狙撃銃のトリガーに指をかけた瞬間、その指を狙撃して銃口をはね上がらせ、ターゲットの座る車椅子を押す人物(狙撃者の依頼人)の脳天を見事に撃たせる。100分の1秒のずれさえ許されない精密さを要したが、狙撃を成功させる。その直後、狙撃者もゴルゴの銃弾で射殺される(『スーパー・スターの共演』)。
数百m先を飛ぶ、鳩の足に付けられた妨害電波発信器のみを狙撃し、ロケット発射妨害を阻止(『リスキー・ビジネス』)。
揺れる海上で、船の甲板上の人物のイヤリングだけを弾き飛ばす(『ピリオドの向こう』)。
電話端子板。A-2とB-1のコードの交わる箇所。電話回線からアクセス不能のホストコンピュータ。この両者のコードの隙間に銃弾を打ち込んで通電させ「アクセス可能」にする狙撃(『2000.2.29』)。
「海上油田プラットフォーム」。建造物の「固有周期」や海の「卓越周期」を計算し、風速35メートルの海上で許容誤差6〜7cmという困難な狙撃だが、ロケットランチャーを使用して成功(『燃える氷塊』)。
500m以上先にいる、標的の首筋の急所(瘂門)に刺さった、わずか数mmしかない鍼の先端を狙撃することで、鍼を深く刺し込んで標的の人間を即死させる。標的は「うっかり鍼を叩き、深く刺してしまったことによる事故死」として処理される(『ピンヘッド・シュート』)。
特殊な標的
「F-14トムキャット」のレーダーカバー部分(『陽気な狙撃者』)。
敵の武器の銃口(『装甲兵SDR2』)。
アメリカ軍特殊部隊や戦車大隊に単身で応戦し、戦車の履帯のピンを狙撃し戦車同士を激突させた(『軽火器×戦車砲』)。
英軍機ハリアー(VSTOL機)に搭乗中、機を空中で静止させながらコクピットから身を乗り出して、敵機が発射したサイドワインダーをライフル銃で撃墜(『アルヘンチーノ・ティグレ』)。
移動中の自力航行仕様メガフロートの制御パネルをヘリコプターから狙撃、予め解析していた目標のICチップ一つだけを撃ち抜いて制御不能に陥らせ沈没させた(『大地動く時』)。
スティンガー・ミサイルの弾頭部分のカメラを狙撃し、追跡能力を破壊(『スティンガー』)。
超巨大砲の電子回路を跳弾射撃をして、エラーを発生させて破壊(『アム・シャラーの砲身』)。
2000年のアメリカ大統領選で票の再集計の最中、見つかった未発見の票の束が高々と掲げられた瞬間、屋外から換気扇の羽の隙間をぬって狙撃。弾痕が穿たれたパンチカードの票の束は穴が潰れて無効票となってしまい、これにより大統領選の勝敗が変わってしまう(『星条旗を撃つ』)。
ワインのボトル。ボトルの破壊が目的ではなく、ボトルを落下させ「澱」を舞い上げ、長期間ワインを飲めなくするのが目的。非致死性の軟質木材で作られた「特殊弾」を使用している(『神の滴』増刊・第55話)。
原子炉のサージ管。高放射能の蒸気が充満しなおかつ目標物が見えない状態だったが原子炉の設計図を完全に記憶して目標とする配管の破壊に成功。ホームラードングタイプの対戦車銃を使用(『2万5千年の荒野』)。
アイスホッケーのパック。「ホーランド&ホーランド・水平2連銃」に「氷の弾丸」を使用(『氷上の砦』)。
地雷の信管。12時間以上も試射を繰り返し練習した(『GOT HAND』)。
密輸防衛犬ピンキー。体色が「灰色」で迷彩効果も持つ防衛犬のピンキーは、遠方からは最も視認も狙撃も困難。そこでゴルゴは「蝶のフェロモン」を犬にかけ、黄色の蝶を大量に纏わり付かせ、犬を黄色に染め上げた状態で狙撃する(『蝶を撃つ!』増刊・第7話)。
絵画「涙するイエス」を、「炭酸ガスレーザー」で「狙撃」(『涙するイエス』)。
電車(弾性車輪の鋼製タイヤ)(『歪んだ車輪』)。
五円玉。原子力施設の事故により多量の放射線を浴び、五円玉自体が放射線物質となっており、その事故の証拠品として保管されていた(『饒舌なコイン』)。
液体窒素タンクのバルブ(『総統の揺りかご』増刊・57話)。
「アンティークドール」(人形)の頭部に隠されたICチップ(『人形の家』)。
「ゲートバルブのハンドル」。ブラインドプレートを外させておいて、遠方よりバルブのハンドルを狙撃(劇画で確認出来る着弾数は5発前後)噴出するLNGを引火させて爆発させる。(『凍った炎』)。
「時限爆弾のバッテリー」。400mの高層から降下してくる高速エレベーターに仕掛けられたバッテリーの大きさは「煙草のケース」ほど。ゴルゴは勿論狙撃に成功して時限爆弾を解除する(『臆病者に死を』)。
その他に、処刑台のロープ、カバーのかかった人物絵の目の部分、F-1マシン、人間の体内に仕掛けられたプラスチック爆弾のリモコン、競走馬のハミの金具、疾走中の馬の注射の打たれた場所と同じ場所、過去の狙撃の再現、時速240kmで走行中の水素自動車の隠れて見えないシート下の配管、宇宙空間で接近できない人工衛星を狙撃など多数。
ゴルゴの対人狙撃は、ほとんどが頭部への狙撃、いわゆる「ヘッド・ショット」である。作中においてもゴルゴの狙撃と特徴とされ、ゴルゴを模倣した狙撃手がヘッド・ショットを敢えて多用した例もあった。ただし、1話『ビッグ・セイフ作戦』で英国諜報部が映した過去の仕事のフィルムでは、心臓への狙撃が特徴とされていた
弱点
背後に立たれることを極端に嫌い、立たれると反射的に殴り飛ばす癖は、自分の身の安全を守る武器になってきたとは推測されるものの、作中ではこの癖のために幾度と窮地に陥ることもある。
使用する銃器
基本的に拳銃以外の銃器は携行せず、狙撃に使用する小銃などは別の手段で目的地に運搬し、必要に応じて試射する。
連載開始直後の頃は、宝石箱、螺旋ネジ製作機械、碍子などの商品サンプルに偽装して銃を小包で送り、現地で組み立てることもあった(『ビッグ・セイフ作戦』など)が、輸送車が襲われ、銃が第三者に奪われるトラブルも発生している(『暗い街灯の下で』『黒白の演出』)。
輸送中の事故にて紛失した場合、現地の人間を雇って暫く監視を行い、それが第三者に回収されたと連絡を受けると消去のために動くこともある。
拳銃
主に携帯しているのはスミス&ウェッソン社製の短銃身タイプのリボルバー
自動拳銃を使用している敵に、ジャムなどの動作上の問題が少ないためリボルバーのほうが信用できると発言(『キャサワリー』より)しており、信頼性の点でリボルバーが優れていると考えていることがわかる。また、速射性の高さを考慮しているとも思われる(0.04秒に1発というゴルゴの超人的な早撃ちはリボルバーでないと銃の構造上不可能)。
ただし、屋内での殺害などで必要がある場合は、サプレッサー(消音器)付きの自動拳銃を使用することがある(弾倉が剥き出しで発射ガスが直接外に出るリボルバーにはサプレッサーの効果がないが、古い作品ではリボルバーに巨大なサプレッサーを装着して消音している事がある)。
作中もっとも使用率が高いのがS&W M36チーフスペシャル2インチ、次いでS&W M10ミリタリー&ポリス2インチS&W M19 2.5インチなどで、他にもコルト・ファイヤーアームズ社製のリボルバーを使用することがある
ライフル
主に使用するライフルは、狙撃用へとカスタマイズされたアサルトライフル「アーマライトM16」。この銃は軽量自動小銃としてデザインされ、他のアサルトライフルと比べて命中精度は優れているが、ボルトアクション方式の狙撃銃とは命中精度・有効射程・殺傷力の面で劣っているため、必要とあればボルトアクション方式の狙撃銃を使用し、アンシュッツ製や、ウルティマ・ラシオ、カルカノなどの使用歴がある。また特殊な狙撃銃としてソ連製のメドヴェージ三連銃(劇中のセリフによると9mm口径で、名前から3点バースト射撃が可能な模様)なる銃を用いたこともある(『マイアミの奇跡』)。その際の選択基準は、命中精度や信頼性を重視していることが窺える。射程は600〜1000m。なお、第100巻339話『傑作・アサルトライフル』以降は、M16の新型のアーマライトA2に切り替えている
何故1960年代に登場した(しかも狙撃銃ではなく)アサルトライフルであるアーマライトM16を今日に至る長期にわたって狙撃に愛用しているのかという理由 は、作中でも軍事関係者や銃器設計者達の議論や詮索の対象となっている。またゴルゴが愛用しているという理由でM16が世界の銃器市場で過大評価されているとされており、その評判を失墜させてシェアを奪おうと欧州やロシアの武器製造・輸出関係者がゴルゴ打倒に挑んだことがある(『傑作・アサルトライフル』、『激突! AK-100 vs M-16』)
M16採用の理由として、作中のゴルゴは「自分一人しかいない軍隊」だからだと述べている(『激突! AK-100 vs M-16』)。要するに、M16の狙撃銃として至らぬ点は自身の腕で十分カバーができるため、それよりも不測の事態(狙撃現場を強襲された場合の迎撃のしやすさ、故障があった場合の予備部品の入手が比較的容易なことなど)の利便性を考慮しての選択である
多数登場するM16の中には違う銃があることは作中で描写されている(別の職人・商人から調達。あるいは軍で使用しているM16をそのまま借用するなど)。実際、武器そのものに対する執着は特に見せてはおらず、必要とあれば廃棄することもいとわない(M16そのものに対するこだわりがあるわけでもなく、「M16は一般的な武器としては近い将来に淘汰される物」とも語っている)。また、幾多の狙撃を遂行しているが、現場に残った銃弾のライフリングによる同一銃による犯行の線は作中で1度しか描かれていない(『さらば愛銃』にて、ゴルゴが以前に『Dr.V・ワルター』で使用したものであると条痕から確定される銃が登場する)ため、依頼(あるいは場所)によって複数の同じ銃を使い分けている可能性もある。ただし新型のアーマライトA2については、作中で初めて使った際はスイスの銃職人・ベリンガーが8年の歳月を費やした特製品と描写されており、それ以降、それ以外の銃職人や商人からA2を調達した例は作中にはない。また、何らかの判断で通常よりも倍率の大きい超長距離狙撃用のスコープを用意したがトラブルで手元に届かなかったり(『禁忌のスコープ』)、ストック作りの名人がかつての職場を引退し、長年連れ添った妻が死亡して世間との接点が少なくなったのを見計らってストックを作るよう頼み、期待通りの品を入手したこともある(『STOCK』)。この他、必要と判断すればM203 グレネードランチャーも装着して使用する(『バイオニック・ソルジャー』、『世紀末ハリウッド』など)。一方で、標的を油断させた上で仕留めるための罠として、M16自体を暴発爆弾として使用したり(『独裁者の晩餐』)、問題を解決するために止む無くM16を用いた結果、破損して使い物にならなくなったこともある(『マンモスの牙』)。
大型銃
実在する対物ライフルは滅多に使用せず、敵が対物ライフルを所持していても自身は使わなかったほど(『新法王の条件』『スナイパーたち』)。唯一の使用例は「ツルベロの14.5mm」 だが、これは現地調達したものであり、あえてゴルゴが選んで事前調達したものではない。ただし依頼人から依頼内容を聞き、なおかつその時に依頼人から教えられた「どんな武器でも選り取り見取り」な場所から選んで調達した武器ではある(『顔の無い男』)。
架空の銃としては、デイブが製作した150ミリの装甲を貫く特製銃が、通常の対物ライフル並みかそれ以上のサイズである。この銃は戦車砲の滑腔砲とAPFSDS弾の原理を狙撃銃に応用した、デイブの完全オリジナル。
なお、対物ライフルは軍や警察も長距離狙撃に利用しているが、発射音や巻き上がる煙が凄まじいため、ゴルゴのように隠密性を重視する暗殺などの用途には向かず、銃自体も非常に大型で重量があるため、秘匿しての運搬が難しいことから限定的な利用にとどまっている。唯一の例である「ツルベロの14.5mm」の使用時は、砂漠の中であり、発射音を第三者に聞かれる可能性がまずない状況であった。デイブが製作した特製銃も、発射音が凄まじいことが作中で描写されている。
対物ライフルに準ずる大型銃として、象撃ちに用いられる大威力の猟銃を使用したことがある(『陽気な狙撃者』)。
報酬
報酬は必ず前もって決定し、成功報酬などの分割や追加謝礼は基本的に 認めない。入金が確認され次第任務を開始する。
作者自身のゴルゴ像
さいとう自身が語るところによると「東郷」の名は、作者の中学時代の恩師の名前から取ったとしている。また、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは高倉健であったが、連載がすすむにつれ連載40周年の際にインタビューを受けたさいとうは、ゴルゴを「僕にとっては凄く言うことを聞いてくれる役者」と形容し、また2008年現在に実写化するならば、ハンマー投げ選手の室伏広治が適任であると語った
カテゴリ:
漫画の登場人物
アニメの登場人物
映画の登場人物
架空の暗殺者
狙撃手
ゴルゴ13
小学館の漫画雑誌の作品の主人公

 -ゴルゴ13(182cm,80kg,A型,1937年(97歳))は、
 о“さいとう・たかを作の劇画『ゴルゴ13』に登場する超A級スナイパー(狙撃手)の主人公で架空の人物”
 о“ケネディ大統領暗殺事件 や、ダグ・ハマーショルド暗殺 もゴルゴの仕業と噂されることから、「1960年代当時で、彼が20代」であると仮定すれば、逆算するとやはり1930年代後半生まれということになるが、作品の連載が長期に渡ったことから、ゴルゴ13の年齢設定は完全に破綻しており、これは作者自身が認める所である”
 о“普段自らゴルゴ13と称することはほとんどなく、デューク・東郷(デューク・とうごう、Duke Togo)の名で通っているが偽名と推定される”
 о“身長は182cm、体重は80kg”
 о“さいとうによれば連載開始当初は相当な大男のつもりであったが、2014年現在から見るとそれほどでもなくなった”
 о“短髪。無駄のない筋肉質の体を持ち、全身に無数の傷跡(銃創、切り傷など)がある。「剃刀の刃」と形容される鋭い目つき、猛禽類の翼のような眉毛が印象的。髪の色は黒、瞳の色は鳶色”
 о“A型”
 о“右”
 о“喫煙では主に「トルコ巻きのトレンドしか吸わない」と発言”
 -という。(つづく)<記2022年5月19日>〈20,322Byte〉