ヴァイキング(カーク・ダグラス,1958年映画)は-
 оカーク・ダグラス(175cm,1916年-2020年(103歳没))
 -主演。
 оアーネスト・ボーグナイン(175cm,1917年-2012年(95歳没))
 оジャネット・リー(166cm,1927年-2004年(77歳没))
 оトニー・カーティス(175cm,1925年-2010年(85歳没))
 -共演。
★ヴァイキング(カーク・ダグラス,1958年映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴァイキング
The Vikings
監督:リチャード・フライシャー
脚本:カルダー・ウィリンガム
デイル・ワッサーマン
原作:エディソン・マーシャル
製作:ジェリー・ブレスラー
ナレーター:オーソン・ウェルズ
出演者:カーク・ダグラス
アーネスト・ボーグナイン
ジャネット・リー
トニー・カーティス
音楽:マリオ・ナシンベーネ
撮影:ジャック・カーディフ
編集:エルモ・ウィリアムズ
配給:アメリカ合衆国 ユナイテッド・アーティスツ
日本 松竹
公開:アメリカ合衆国 1958年6月28日
日本 1958年9月20日
上映時間:116分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
配給収入:1億4639万円 日本
『ヴァイキング』(原題: The Vikings)は、1958年製作のアメリカ合衆国の映画である。アメリカでは1958年の6月28日(ニューヨークでは6月11日)、日本では同年の9月20日に公開された。TV放映、現在発売されているソフトのタイトルは『バイキング』だが、初回公開時は「ヴァイキング」と表記されていた。
あらすじ
9世紀、北欧一帯はヴァイキングの活躍の場となっていた。
悪名高きヴァイキング王ラグナーは、イングランド王を殺害し、王妃エニッドを我が物とした。その後王位を継いだのは、野望に燃えるエイラで、エニッドはラグナーの子を生んだものの、神父ゴドウィンに手放すようにさとされ、別れる際、その子の首に、イングランド王家に伝わる剣の宝石を外してかけておいた
歳月が流れ、ラグナーとエニッドの子エリックは、運命のいたずらで父の奴隷となっていたが、本人はそのことを知らなかった。一方ラグナーの子アイナーは、鷹匠をしていたエリックと争いになり、鷹のせいで片眼を失う。罰せられようとしていたエリックの首の宝石から、イングランド王家の後継者であることを見抜いたエグバートは、巫女と2人で彼を助け、エリックは、アイナーに囚われていたノーサンブリア王女、モーガナとイングランドに脱出する。
ラグナーが後を追うが、船は難破し、エリックに助けられたところをイングランド兵士に捕らえられ、ラグナーは死罪となり狼の穴に投げ込まれる。一方エリックは、モーガナとの結婚を望むが、エイラはエリックの左手を切り落とし、国に帰してしまう。国に戻ったエリックは、異母兄で敵でもあるアイナーと手を組んで、イングランドに攻め入る。アイナーは、モーガナが、エリックに心を寄せていること、そしてそのモーガナから、自分とエリックが異母兄弟であることをきかされて、エリックと激しく争うが、一瞬の気の緩みから、弟の刃に倒れる。
それからしばらくのち、アイナーの弔いの船に火が放たれるのを、エリックとモーガナが見守っていた。
キャスト
役名 :俳優 :日本語吹替
NET版 :TBS版
アイナー :カーク・ダグラス :宮部昭夫 :森川公也
ラグナー :アーネスト・ボーグナイン :富田耕生
モーガナ王女 :ジャネット・リー :鈴木弘子 :宗形智子
エリック :トニー・カーティス :広川太一郎
ゴッドウィン神父 :アレクサンダー・ノックス
エグバート :ジェームズ・ドナルド
エニッド王妃 :マキシン・オードリー
エイラ王 :フランク・スリング
ブリジット :ダンディ・ニコルズ
スタッフ
監督 - リチャード・フライシャー
製作 - ジェリー・ブレスラー
原作 - エディソン・マーシャル
脚本 - カルダー・ウィリンガム、デイル・ワッサーマン
撮影 - ジャック・カーディフ
音楽 - マリオ・ナシンベーネ
エピソード
ロケに使われたフランスのフォール・ラ・ラット(ラットの要塞)
食べ放題の料理の一例
ノルウェーの、ハルダンゲル・フィヨルドの近くにある、クヴィンヘラでロケが行われた時、地元の人々の多くがエキストラとして撮影に参加した。今もその当時を覚えている人もいる。他にもフランス、ドイツ、ユーゴスラビア(現クロアチア)でロケが行われている。
アイナーの弔いの船に、火のついた矢を放つ場面で、フライシャー監督は、1、2の3でみんなが矢を放つようにしていたが、いざ本番になると、2でまず矢が1本当たり、次の3で他の全員が矢を放った。監督は、はじめに1本、続いて多くの矢が飛ぶのがいかにも厳粛であるとして、その映像を使うことにした
食べ放題の料理をバイキングと呼ぶのは、この映画に由来している。帝国ホテルでスモーガスボードを採り入れる際、この名前が言いづらかったため、一般的な北欧のイメージとしてのバイキングに加え、当時、ホテル近くの日比谷映画劇場で上映されていたこの映画の、食事風景の場面にヒントを得たといわれる。
「食べ放題」も参照
エイラ王のモデルはノーサンブリア王エラ(ノーサンブリア王)、ラグナーのモデルは北欧の伝説に登場する英雄ラグナル・ロズブロークである。
リチャード・フライシャー監督作品
1940年代
Child of Divorce(1946年)
Banjo(1947年)
Bodyguard(1948年)
The Clay Pigeon(1949年)
Follow Me Quietly(1949年)
Make Mine Laughs(1949年)
Trapped(1949年)
1950年代
札束無情(1950年)
その女を殺せ(1952年)
The Happy Time(1952年)
ロデオの英雄(1953年)
海底二万哩(1954年)
恐怖の土曜日(1955年)
夢去りぬ(1955年)
叛逆者の群れ(1956年)
ならず者部隊(1956年)
ヴァイキング(1958年)
強迫/ロープ殺人事件(1959年)
フォート・ブロックの決斗(1959年)
1960年代
鏡の中の犯罪(1960年)
栄光のジャングル(1961年)
バラバ(1961年)
ミクロの決死圏(1966年)
ドリトル先生不思議な旅(1967年)
絞殺魔(1968年)
ゲバラ!(1969年)
1970年代
トラ・トラ・トラ!(1970年)
10番街の殺人(1971年)
ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年)
見えない恐怖(1971年)
センチュリアン(1972年)
ソイレント・グリーン(1973年)
ザ・ファミリー(1973年)
スパイクス・ギャング(1974年)
マジェスティック(1974年)
マンディンゴ(1975年)
The Incredible Sarah(1976年)
王子と乞食(1977年)
アシャンティ(1979年)
1980年代
ジャズ・シンガー(1980年)
ザ・ファイト(1983年)
悪魔の棲む家PART3(1983年)
キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2(1984年)
レッドソニア(1985年)
おかしなおかしな成金大作戦(1987年)
カテゴリ:
1958年の映画
アメリカ合衆国の歴史映画
アメリカ合衆国の冒険映画
ヴァイキング時代を舞台とした映画作品
海賊を題材とした映画作品
イギリスを舞台とした映画作品
イギリスで製作された映画作品
クロアチアで製作された映画作品
ノルウェーで製作された映画作品
フランスで製作された映画作品
文学を原作とする映画作品
リチャード・フライシャーの監督映画
マリオ・ナシンベーネの作曲映画

 -ヴァイキング(カーク・ダグラス,1958年映画)は、
 о“1958年製作のアメリカ合衆国の映画”
 о“9世紀”
 о“悪名高きヴァイキング王ラグナーは、イングランド王を殺害し、王妃エニッドを我が物とした”
 о“エニッドはラグナーの子を生んだものの、神父ゴドウィンに手放すようにさとされ、別れる際、その子の首に、イングランド王家に伝わる剣の宝石を外してかけておいた”
 о“ラグナーが後を追うが、船は難破し、エリックに助けられたところをイングランド兵士に捕らえられ、ラグナーは死罪となり狼の穴に投げ込まれる”
 о“アイナーの弔いの船に、火のついた矢を放つ場面で、フライシャー監督は、1、2の3でみんなが矢を放つようにしていたが、いざ本番になると、2でまず矢が1本当たり、次の3で他の全員が矢を放った。監督は、はじめに1本、続いて多くの矢が飛ぶのがいかにも厳粛であるとして、その映像を使うことにした”
 о“食べ放題の料理をバイキングと呼ぶのは、この映画に由来している”
 -という。(つづく)<記2021年9月16日>〈7,366Byte〉