ボワニー分岐点(エヴァ・ガードナー,1956年)は-
 оエヴァ・ガードナー(167cm,1922年-1990年(67歳没))
 -主演。
 оスチュワート・グレンジャー(190cm,1913年-1993年(80歳没))
 -共演。
★ボワニー分岐点(エヴァ・ガードナー,1956年)
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ボワニー分岐点
Bhowani Junction
監督:ジョージ・キューカー
脚本:ソニア・レヴィン
アイヴァン・モファット
原作:ジョン・マスターズ
製作:パンドロ・S・バーマン
出演者:エヴァ・ガードナー
スチュワート・グレンジャー
音楽:ミクロス・ローザ
撮影:フレディ・A・ヤング
編集:ジョージ・ベームラー
フランク・クラーク
製作会社:MGM
配給:アメリカ合衆国 MGM
日本 MGM日本支社
公開:アメリカ合衆国 1956年5月1日
日本 1956年11月22日
上映時間:110分
製作国:アメリカ合衆国
イギリス
言語:英語
『ボワニー分岐点』(Bhowani Junction)は、1956年(昭和31年)製作・公開、ジョージ・キューカーによるアメリカ合衆国・イギリス合作の長篇劇映画である。
目次
1 略歴・概要
2 ストーリー
3 スタッフ・作品データ
4 キャスト
5 関連事項
6 註
7 外部リンク
略歴・概要
本作は、1955年(昭和30年)3月 - 7月の間に、イギリスのハートフォードシャー、ボアハムウッドにあるMGM英国撮影所でスタジオ撮影、同国のロンドンのロングムーア・ミリタリー鉄道、パキスタンのラホール市内の鉄道や市場でロケーション撮影を行った。インドが舞台の物語である。
ボワニー駅。本作のスクリーンショットより。
タイトルの「ボワニー分岐点」とは、鉄道の「ボワニー連絡駅」のことである。
本作はフランスでも公開され、当時映画監督としてデビュー前の映画批評家ジャン=リュック・ゴダールが、映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』誌上で発表した「1956年のベストテン」に、本作を第9位にランクインさせている。
ストーリー
イギリスの植民地支配を脱し、国民会議派を中心とした独立運動が起きているインドボワニー駅に、鉄道警備隊司令官ロドニー・サヴェージ中佐(スチュワート・グレンジャー)が赴任してくる同日、女性軍人のヴィクトリア・ジョーンズ少尉(エヴァ・ガードナー)も同駅に降り立つ。脱線事故で大混乱の駅。
ヴィクトリアも、婚約者のパトリック・テイラー(ビル・トラヴァース)も、イギリスとインドとの間の混血であった。パトリックは英国の血が流れていることを誇りに思い、ヴィクトリアはインドの血が流れていることが、その傲慢な誇りに耐え切れず、ふたりは別れることとなった。
ヴィクトリアは、ロドニーのいる部隊に勤務することになる。ある夜、暴動が起こり、グラハム・マクダニエル大尉(ライオネル・ジェフリーズ)がヴィクトリアを襲う。ヴィクトリアは抵抗の果てにマクダニエル大尉を射殺してしまう。ヴィクトリアは逃亡し、同じ部隊にいるインド人、ランジット・カセル(フランシス・マシューズ)の家に匿われる。そこは暴力革命主義者のアジトであることを知る。
ヴィクトリアは警察に拘引されそうになるが、ロドニーが彼女を救う。ヴィクトリアは、カセルの家にいた暴力集団のことをロドニーに密告する。ロドニーはボワニー地区に非常線を張るが、ヴィクトリアは暴力集団に拉致されてしまう。ロドニーは、トンネルに仕掛けられた爆弾を発見する。暴力集団は、無抵抗主義者のガンジーが乗った列車を爆破しようという魂胆だったのだ。同じ列車にヴィクトリアも監禁されていた。ガンジーも、ヴィクトリアも、ロドニーに救われるのだった
スタッフ・作品データ
監督 : ジョージ・キューカー
原作 : ジョン・マスターズ
脚本 : ソニア・レヴィン / アイヴァン・モファット
撮影監督 : フレディ・A・ヤング
編集 : ジョージ・ベームラー / フランク・クラーク
音楽 : ミクロス・ローザ
プロデューサー : パンドロ・S・バーマン
形式 : イーストマンカラー - 35ミリフィルム(シネマスコープ、2.35:1) - 4トラックステレオ録音
ジャンル : 長篇劇映画
キャスト
エヴァ・ガードナー - ヴィクトリア・ジョーンズ少尉
スチュワート・グレンジャー - ロドニー・サヴェージ中佐
ビル・トラヴァース - パトリック・テイラー
エイブラハム・ソファー - スラバイ
フランシス・マシューズ - ランジット・カセル
ライオネル・ジェフリーズ - グラハム・マクダニエル大尉
関連事項
MGM英国撮影所(en:MGM-British Studios)
ボアハムウッド(en:Borehamwood)
ロングムーア・ミリタリー鉄道(en:Longmoor Military Railway)
ジョージ・キューカー監督作品
1930年代
Grumpy(1930年)
戦争と貞操(1930年)
名門芸術(1930年)
心を汚されし女(1931年)
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ベストフレンズ(1981年)
カテゴリ:
1956年の映画
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イギリスの冒険映画
アメリカ合衆国の恋愛映画
イギリスの恋愛映画
インドを舞台とした映画作品
小説を原作とする映画
メトロ・ゴールドウィン・メイヤーの作品
ジョージ・キューカーの監督映画
ロージャ・ミクローシュの作曲映画

 -ボワニー分岐点(エヴァ・ガードナー,1956年)は、
 о“1956年(昭和31年)製作・公開、ジョージ・キューカーによるアメリカ合衆国・イギリス合作の長篇劇映画”
 о“イギリスの植民地支配を脱し、国民会議派を中心とした独立運動が起きているインド”
 о“ボワニー駅に、鉄道警備隊司令官ロドニー・サヴェージ中佐(スチュワート・グレンジャー)が赴任してくる”
 о“同日、女性軍人のヴィクトリア・ジョーンズ少尉(エヴァ・ガードナー)も同駅に降り立つ”
 о“暴動が起こり、グラハム・マクダニエル大尉(ライオネル・ジェフリーズ)がヴィクトリアを襲う。ヴィクトリアは抵抗の果てにマクダニエル大尉を射殺してしまう”
 о“ガンジーも、ヴィクトリアも、ロドニーに救われるのだった”
 -という。(つづく)<記2021年9月21日>〈6,601Byte〉