トップガン(トム・クルーズ,1986年映画)は-  оトム・クルーズ(168cm,1962年7月3日(59歳))  -ちびの主演。  оケリー・マクギリス(178cm,1957年7月9日(64歳))  -でか女共演。 ★トップガン(トム・クルーズ,1986年映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 トップガン Top Gun 監督:トニー・スコット 脚本:ジム・キャッシュ ジャック・エップス・Jr 製作:ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー 製作総指揮:ビル・バダラート 出演者:トム・クルーズ ケリー・マクギリス ヴァル・キルマー アンソニー・エドワーズ トム・スケリット 音楽:ハロルド・フォルターメイヤー ジョルジオ・モロダー 撮影:ジェフリー・L・キンボール 編集:ビリー・ウェバー クリス・レベンゾン 配給:パラマウント / UIP 公開:アメリカ合衆国 1986年5月16日 日本 1986年12月6日 上映時間:110分 製作国:アメリカ合衆国 言語:英語 製作費:$15,000,000(概算) 興行収入:$176,650,237 アメリカ合衆国 カナダ 70.9億円 日本 $353,816,701 世界 配給収入:39億5000万円 日本 次作:トップガン マーヴェリック 『トップガン』(Top Gun)は、1986年のアメリカ映画。アメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いた航空アクション映画。 概要 1986年度の全米興行成績1位を記録し、主演のトム・クルーズは一躍トップスターの仲間入りを果たした。助演のヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ティム・ロビンスら、若手俳優の出世作としても知られる。 日本でも1987年度の洋画配給収入1位を記録した。日本では当初「アクション映画」として売り込もうとされたが、前売り券が全く売れなかった。しかし映画予告編の作成を依頼された会社の女性社長が「トム・クルーズは日本人好みのタイプの男性である」と直感で気づき、急遽自ら作り直した恋愛映画風の予告編を作成し差し替えた。社長の機転により若い女性観客を取り込むことに成功、日本では「恋愛映画」として大ヒットすることに繋がった、というエピソードがある「トップガン(Top Gun)」とは、1969年3月に創立されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで、エリート戦闘機パイロットの上位1パーセントのパイロット達の空中戦技を指導するために創られた養成機関である。本作の製作当時は劇中の通り、カリフォルニア州サンディエゴ近郊のミラマー海軍航空基地にあったが、1996年にネバダ州のファロン海軍航空基地へ移転している。 製作にはアメリカ海軍が全面協力し、ミラマー海軍基地や空母「レンジャー」内で撮影が行われた(作中では「エンタープライズ」として登場している)。また、俳優達はF-14トムキャットの後席で体験訓練飛行をした。 ストーリー ピート・ミッチェル(コールサイン:マーヴェリック)はアメリカ海軍の艦上戦闘機・F-14のパイロット。秘匿事項とされた父親の謎の死の影を引きずり、野生の勘を頼りにした無鉄砲で型破りな操縦を行うパイロットである。 天才的な直観力と技量を持つ彼は自らとは全く対照的な、どこにでもいるような心優しく、陽気なレーダー要員グースを相棒として、僚機のクーガー/マーリンと共に、インド洋上での国籍不明のMiG-28との実弾を交わさない空中戦を行なっていた。 クーガー機に執拗に張り付いたMIG-28の頭上でマーヴェリックが側宙背面降下によるバックトゥバックでの、キャノピーを擦れ合わせるほどの接近を行ない、敵パイロットに向かってファックサインを見せつけた。更に後席のグースがポラロイドで記念撮影を行なって、やり過ぎなほどの挑発行為にでたが、MiGの乗員は呆れて、同じように側宙背面降下で離脱していった。 母艦への帰路についたマーヴェリックであったが、実際の空戦で後方に貼り付かれてロックオンされた恐怖により金縛り状態となったクーガーを気遣い、彼に付添い無事帰投させることができた。しかし限界を感じたクーガーが職務に見切りをつけたことにより、マーヴェリックとグースは思いがけなくもミラマー基地のエリート航空戦訓練学校(通称:トップガン)に送られて、航空戦技の神髄であるACM(空中戦闘機動)すなわちドッグファイトの戦技を磨くために教育を受けることとなる。 訓練開始前に催された非公式な歓迎パーティでは、幾人かの戦闘機パイロットやレーダー要員の他に、民間人専門技術(宇宙航空物理学)教官とは知らずに近づいたシャーロット(チャーリー)に一目惚れし、彼女にとっても自分の専門領域であるMiG-28の性能情報を目の前で見ているマーヴェリックとは、いつの日か立場を超えて恋愛関係を持つようになる。 初日の飛行実技訓練終了後には、飛行教官のヴァイパーやジェスターから規則や協調性の重要性について叱責を受けつつも、日を追う毎に厳しさを増す飛行実技訓練や座学による様々な戦技理論講義・飛行実技後の検討講義・筆記試験を重ねて、ライバルのアイス達と訓練成績を競い合っていった。ある日の編隊飛行での攻撃訓練中に、マーヴェリック機はエンジンのコンプレッサー・ストールにより、操縦不能のきりもみ状態に陥ってしまい、脱出の際の不慮の事故でグースを失い、マーヴェリックは激しい自責の念にさいなまれる。 事故調査委員会による査問で、パイロットとしての責任は問われなかったが、「彼を飛ばし続けろ」と言うヴァイパーの願いも空しく、マーヴェリックは自信を喪失し、かつてのような攻撃性を失った弱気な戦闘機パイロットに変貌する。ワシントンD.C.での就職を決めたチャーリーからは、失望の意を告げられて去られてしまう。 野獣のような激しさは影を潜め、このまま流されてトップガンはおろか、アメリカ海軍を辞めるか、在学中に貯め込んだ好成績点と事故後の成績不振とを相殺して、生前グースが望んでいたように平凡な成績でもいいからトップガンを卒業して、その後には普通退役するか迷うマーヴェリックに対し、かつて彼の父親の戦友でもあったヴァイパーは、父の死は軍事境界線を越えた上空での交戦によるために国家機密扱いとされたものの、実は友軍機を救うために多数の敵機の攻撃に晒されて、その犠牲となった英雄的行為であったという真相を知らせて励まし、復活を促す。 周囲の励ましもあってマーヴェリックはトップガンの卒業式に出るが、その謝恩会中にインド洋上での情報収集活動中の巡洋艦援護の緊急出撃命令が彼を含む幾人かに届く。レーダー要員の決まっていないマーヴェリックに、ヴァイパーは自分が一緒に飛んでもいいとまで言って彼を励ました。ヴァイパー自身についても、実技飛行初日の午後にジェスターと話し合ったように、デューク・ミッチェルを失ったときに何もできなかったことを悔やんでいたことへの決着をつけるつもりであった。 トップガンでのマーヴェリックの弱気ぶりが聞こえていた空母飛行隊長は、作戦ブリーフィングで彼をバックアップにまわし、先鋒に発つアイスの不信感を無理に押さえつける。2機対2機の互角と見積もっていたが実際は6機であり、数で圧倒的に勝る敵機によってアイスらは苦戦を強いられ、とうとうハリウッド/ウルフマン機が撃墜されるに及んで、マーベリックは自らに自信が持てないままで出撃を余儀なくされる。 超音速飛行でやってきた戦闘域で、アイス/スライダー機1機に対する敵機5機のローリング・シザー機動による猛烈な攻撃を目の当たりにしてマーヴェリックは愕然としていたが、後方からの1機に気を取られて、知らない間に自分らの前方から向かってきた1機がすれ違いざまに起こした乱気流によって一時的な機の制御不能状態に陥る。マーヴェリックはからくも制御不能状態から回復はしたもののグースを失った恐怖の記憶が甦り、怖気付いてしまって戦闘域から逃げ出した。 空母戦闘指揮所内で、無線会話をモニタリング中だった飛行隊長の罵怒声は届かないまでも、レーダー要員であるマーリンの叱咤やグースのドッグタグを握りしめ、まるで後部席に彼がいるかのようにいつもの台詞の「教えてくれ。教えてくれ、グース…」と、祈るかのように呟きながらマーヴェリックは戦闘復帰を果たし、苦戦するアイス/スライダー機と協調して敵機を4機撃墜、2機を撤退させることに成功。撃墜されたハリウッドらも無事に生還して、アイスマンらとフライトデッキ上でわだかまりを解消させた。 この一戦によって、マーヴェリックは一匹狼からチームワークを知る優秀なパイロットへ成長したばかりでなく、グースを失った自責の念は克服され、僚友の死の悲しみを振り払うかのようにドッグタグを大海原に放り投げ、彼なりの弔いを行なった。世界中に報道された戦果でもあったことにより、これに気を良くした軍上層部の計らいによって、マーヴェリックは教官としてトップガンへ戻り、さらにその知らせを聞いて、ワシントンD.C.から戻っていたチャーリーと、2人の出会いのきっかけとなった思い出の曲に包まれながら劇的な再会を果たす。 キャスト ピート・"マーヴェリック"・ミッチェル 海軍大尉 - トム・クルーズ シャーロット・"チャーリー"・ブラックウッド - ケリー・マクギリス トム・"アイスマン"・カザンスキー 海軍大尉 - ヴァル・キルマー ニック・"グース"・ブラッドショウ 海軍中尉 - アンソニー・エドワーズ マイク・"ヴァイパー"・メットカーフ 海軍中佐 - トム・スケリット リック・"ジェスター"・ヘザーリー 海軍少佐 - マイケル・アイアンサイド ビル・"クーガー"・コーテル 海軍大尉 - ジョン・ストックウェル レオナルド・"ウルフマン"・ウルフ 海軍中尉 - バリー・タブ ロン・"スライダー"・カーナー 海軍中尉 - リック・ロソヴィッチ サム・"マーリン"・ウェルズ 海軍中尉 - ティム・ロビンス マーカス・"サンダウン"・ウィリアムズ 海軍中尉 - クラレンス・ギルヤード・Jr リック・"ハリウッド"・ネヴン 海軍大尉 - ウィップ・ヒューブリー トム・"スティンガー"・ジャーディアン 海軍中佐 - ジェームズ・トールカン キャロル・ブラッドショウ - メグ・ライアン チャールズ・"チッパー"・パイパー 海軍大尉 - エイドリアン・パスダー演出 劇中ではエヴィエイターや教官を氏名ではなくコールサインで呼んでいる。トム・クルーズ演じるピート・ミッチェルのコールサイン「マーヴェリック」は焼印の押されていない仔牛を由来とし、組織に属さない異端児を暗示している。また、ヴァル・キルマー演じるトム・カザンスキーのコールサイン「アイス」は慌てず焦らず、相手のミスを待つキャラクターを暗示している。 製作・撮影 撮影で実際に空戦シーンを演じたF-14とF-5E/Fの編隊。 "MiG-28"はF-5E/Fが演じた 本作に登場する航空機は基本的に全て実機であり、実機の航空アクションシーンは冒頭の背面飛行シーンのワンカットを除き、アメリカ海軍の協力の元で現用戦闘機を飛ばして撮影されている。 ただし、俳優の飛行シーンはスタジオに作られた、実物のF-14のコクピットを再利用したジンバル(リング状のレールに固定された、好きな角度に回転できるセット)により撮影されている。ドッグファイト中にF-14やMiG-28が撃墜されるシーンでは、大きさが異なる数種類の模型が使用された。また、現実味のある背景(本物の空)にこだわり、屋外で実際に火薬を使い爆破して撮影された。 敵機として登場する「MiG-28」は架空機であり、冷戦最中の撮影当時、ソビエト連邦製の戦闘機を調達できなかったことから、MiG-21に似た特徴を持ち、実際にトップガンなどの訓練でアグレッサー部隊の仮想敵機として使われたノースロップ・F-5を使用している。 その後 劇中でグースがピアノを弾くシーンの他、ラストシーンでの撮影に使われた、カンザスシティー・バーベキュー 公開後に海軍への志願者が激増したほか、映画の影響で戦闘機パイロットの道に進んだ者も多い。 サンディエゴのダウンタウン、マーケットストリート沿いにあるカンザスシティー・バーベキューはラストシーンでチャーリーがかけたジュークボックスを保存するなど、本映画の撮影に使われた当時の風景を保存して営業を続けている(2008年6月26日の火事により休店していたが、現在は営業再開している)。 これだけの人気作品であるにもかかわらず続編が製作されていないのは、この作品の出来を非常に気に入った主演のトム・クルーズが、続編が製作されることで本作の価値が低下することを嫌って(実際に公開直後に続編の製作が企画されていたとの一部報道がある)、自ら続編製作権を買い取ってしまったためである。 2008年7月には続編の製作が計画されていると一部で報道され、その後、続編『トップガン マーヴェリック』(2020年公開)の制作が発表された。 その他 軍用機の中には、劇中のグースのように射出座席の射出のときにキャノピーに激突する事故が起こらないよう、AV-8Bのように脱出時にはキャノピーを火薬で爆砕する脱出方式を採用したり、F/A-18E/F(EA-18G)のように射出座席上部にキャノピーブレーカーと呼ばれる突起物を装備し、脱出時に射出座席がキャノピーに接触しても粉砕できるように対策を行っている。キャノピー自体も、座席が接触したときに粉砕しやすくするため、側面部よりも天頂部の方が薄く割れやすくなっている。 実際のF-14も脱出時にはキャノピーが機体後方へと吹き飛ぶように工夫されているが、劇中のようなフラット・スピンに陥った際にキャノピーが機体上空にとどまってしまう事例は実際に発生している。 日本語吹替 役名 :俳優 :日本語吹替 フジテレビ版 :日本テレビ版 :ソフト版 :テレビ東京版 (追加収録部分) マーヴェリック :トム・クルーズ :渡辺裕之 :高橋広樹 :塚本高史 :森川智之 チャーリー :ケリー・マクギリス :吉田理保子 :日野由利加 :湯屋敦子 :安藤麻吹 アイスマン :ヴァル・キルマー :谷口節 :桐本琢也 :森川智之 :東地宏樹 グース :アンソニー・エドワーズ :江原正士 :高木渉 :小森創介 :平田広明 ヴァイパー :トム・スケリット :前田昌明 :磯部勉 :野島昭生 :小川真司 (佐々木睦) ジェスター :マイケル・アイアンサイド :麦人 :岩崎ひろし :水内清光 :土師孝也 クーガー :ジョン・ストックウェル :曽我部和恭 :宮内敦士 :津田健次郎 :加瀬康之 ウルフマン :バリー・タブ :荒川太郎 :阪口周平 :佐藤淳 :荻野晴朗 スライダー :リック・ロソヴィッチ :幹本雄之 :楠大典 :木内秀信 :山野井仁 マーリン :ティム・ロビンス :小野健一 :坂詰貴之 :竹若拓磨 :斉藤瑞樹 (羽鳥佑) サンダウン :クラレンス・ギルヤード・Jr :秋元羊介 :大家仁志 :鉄野正豊 :竹田雅則 ハリウッド :ウィップ・ヒューブリー :大塚芳忠 :松山鷹志 :神奈延年 :坂詰貴之 スティンガー :ジェームズ・トールカン :小林修 :池田勝 :西村知道 :麦人 キャロル :メグ・ライアン :井上瑤 :雨蘭咲木子 :はしのえみ :斎藤恵理 トニー・スコット監督作品 1960年代 ワン・オブ・ザ・ミッシング(1968) 1970年代 ラビング・メモリー(1971) 1980年代 ハンガー(1983) トップガン(1986) ビバリーヒルズ・コップ2(1987) 1990年代 リベンジ(1990) デイズ・オブ・サンダー(1990) ラスト・ボーイスカウト(1991) トゥルー・ロマンス(1993) クリムゾン・タイド(1995) ザ・ファン(1996) エネミー・オブ・アメリカ(1998) 2000年代 スパイ・ゲーム(2001) マイ・ボディガード(2004) エージェント・オレンジ(2004) ドミノ(2005) デジャヴ(2006) サブウェイ123 激突(2009) 2010年代 アンストッパブル(2010) カテゴリ: 1986年の映画 アメリカ合衆国のアクション映画 航空機を舞台とした映画 アメリカ合衆国の恋愛映画 航空映画 アメリカ合衆国の特撮映画 軍隊映画 船舶を舞台とした映画作品 1980年代の特撮作品 トニー・スコットの監督映画 学校を舞台とした映画・オリジナルビデオ サンディエゴを舞台とした映画作品 軍学校を舞台とした作品 パラマウント映画の作品 アメリカ国立フィルム登録簿に登録された作品 ハロルド・フォルターメイヤーの作曲映画 ジョルジオ・モロダーの作曲映画 軍人を題材とした作品  -トップガン(トム・クルーズ,1986年映画)は、  о“製作費:$15,000,000(概算)”  о“興行収入:$176,650,237 アメリカ合衆国 カナダ”  о“$353,816,701 世界”  о“1986年のアメリカ映画”  о“1986年度の全米興行成績1位を記録し、主演のトム・クルーズは一躍トップスターの仲間入りを果たした。助演のヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ティム・ロビンスら、若手俳優の出世作としても知られる”  о“映画予告編の作成を依頼された会社の女性社長が「トム・クルーズは日本人好みのタイプの男性である」と直感で気づき、急遽自ら作り直した恋愛映画風の予告編を作成し差し替えた。社長の機転により若い女性観客を取り込むことに成功、日本では「恋愛映画」として大ヒットすることに繋がった、というエピソードがある”  о“「トップガン(Top Gun)」とは、1969年3月に創立されたアメリカ海軍戦闘機兵器学校のことで、エリート戦闘機パイロットの上位1パーセントのパイロット達の空中戦技を指導するために創られた養成機関である”  -という。(つづく)<記2021年9月18日>〈14,712Byte〉