青い山脈(原節子,1949年映画)は-  о原節子(會田昌江(あいだ まさえ),165cm,1920年-2015年(95没))  -主演。  о池部良(178cm,B型,1918年-2010年(92歳没))  -共演。 ★青い山脈(原節子,1949年映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 『青い山脈』(あおいさんみゃく)は、石坂洋次郎の小説『青い山脈』を原作として制作された映画1949年・1957年・1963年・1975年・1988年の5回製作されたが、最も名高いのは1949年の今井正監督作品。主題歌の『青い山脈』は、日本映画界に限らず、広く知られている(主題歌については、「青い山脈(曲)」の項目も参照のこと)。 作品中、ラブレターの文に「恋しい恋しい私の恋人」と書かれるべきものが、「変しい変しい私の変人」となっているエピソードは名高い。 1949年版 青い山脈 / 續青い山脈 『青い山脈』ポスター 監督:今井正 脚本:今井正 井手俊郎 製作:藤本真澄 出演者:原節子 池部良 若山セツ子 杉葉子 伊豆肇 木暮実千代 龍崎一郎 音楽:服部良一 主題歌:藤山一郎、奈良光枝「青い山脈」 撮影:中井朝一 製作会社:藤本プロダクション 東宝 配給:東宝 公開:日本 1949年7月19日(青い山脈) 日本 1949年7月26日(續青い山脈) 上映時間:93分(青い山脈) 84分(續青い山脈) 製作国:日本 言語:日本語 監督は今井正、主演は原節子、池部良。正続2編(正篇7月19日公開、続篇7月26日公開)。モノクロ、スタンダード。 東宝と松竹が映画化権を争い、松竹が木下惠介監督を提示したことから東宝側は負けるのを覚悟したが最終的には東宝が映画化権を獲得。しかし、東宝争議で企画審議会に加わっていた組合が「プチブル作家の石坂がブルジョア新聞に連載した作品をなぜ東宝がやる必要があるのか」と猛反対していた。今井は「戦時中抑圧されていた若い男女が一緒に町を歩く、それを描くだけでも意味がある」と反論した。プロデューサーの藤本真澄は東宝を退社して藤本プロを設立する。この時期機能が麻痺していた東宝では各プロデューサーの独立プロにスタジオを貸す方式をとっており、本作は藤本プロと東宝の共同作品となる。東宝からの製作協力者として代田謙三、井手俊郎らが当り、当初小国英雄が脚本を執筆したが、監督の今井正と意見が対立し降板したため、今井が井手俊郎に書き直させた。井手の脚本家デビュー作となる。以降のリメイク作品のほとんどは、この井手脚本が元になっている。今井は芸者の梅太郎役に杉村春子を推したが、最終的に木暮実千代に落ち着いた。また服部良一の主題歌も今井正監督が好まなかったにもかかわらず、国民的愛唱歌になるほどヒットし、以降のリメイク作品にも使用された。ロケ地は静岡県下田市他。 打ち上げ花火やカモメなどの描写にアニメーションが用いられ、前年に東宝を退社した鷺巣富雄が作画を担当した。 平成元年(1989年)「大アンケートによる日本映画ベスト150」(文藝春秋発表)では第20位にランキングされている。 スタッフ 原作:石坂洋次郎 監督:今井正 脚本:今井正、井手俊郎 撮影:中井朝一 音楽:服部良一 美術:松山崇 照明:森茂 録音:下永尚 主題歌:「青い山脈」 西條八十作詞、服部良一作曲 藤山一郎、奈良光枝歌 劇中挿入歌:「恋のアマリリス」 西條八十作詞、服部良一作曲 二葉あき子歌 配役 青い山脈 杉葉子(左)と原節子(右) 杉葉子(左)、原節子、若山セツ子(右) 島崎雪子:原節子 梅太郎(笹井とら):木暮実千代 金谷六助:池部良 ガンちゃん:伊豆肇 沼田玉雄:龍崎一郎 笹井和子:若山セツ子 駒子:立花満枝 松山淺子: 山本和子 寺沢新子:杉葉子 井口甚蔵:三島雅夫 武田校長:田中栄三 八代教頭:島田敬一 岡本先生:藤原釜足 田中先生:生方功 中尾先生:三田國夫 易者:長浜藤夫 松山浅右衛門:河崎堅男 与太者A:津田光男 与太者B:堺左千夫 百姓:花澤徳衛 高校生:神山勝、河合健児、今泉廉、岡部正、石田鑛、近藤宏、市村智三郎 野田アツ子:岩間湘子 田村静江:江幡秀子 女学生:田上末子、鏑木ハルナ、島村芳子、日高あぐり 看護婦:上野洋子 小野先生:諏訪美也子 白木先生:原緋紗子 北原先生:飯野公子 弥生の女将:浜地良子 弥生の仲居:出雲八重子 栄屋の婆や:一色勝代 芸者:高野千代、川久保トシ子 續青い山脈 島崎雪子:原節子 金谷六助:池部良 梅太郎(笹井とら):木暮実千代 ガンちゃん:伊豆肇 沼田玉雄:龍崎一郎 笹井和子:若山セツ子 駒子:立花満枝 松山淺子: 山本和子 寺沢新子:杉葉子 井口甚蔵:三島雅夫 武田校長:田中栄三 八代教頭:島田敬一 岡本先生:藤原釜足 宝屋のお内儀:岡村文子 田中先生:生方功 中尾先生:三田國夫 小野先生:諏訪美也子 白木先生:原緋紗子 北原先生:飯野公子 岡本先生の妻:馬野都留子 柳屋の主人:深見泰三 長森の主人:高堂国典 国民服の男:大町文夫 婆や:一色勝代 六助の父:石島房太郎 六助の姉:志茂明子 六助の母:英百合子 与太者A:津田光男 与太者B:相原巨介 与太者C:成田孝 小使:鈴木左衛門 父兄A:春野音羽 父兄B:藤間清江 父兄C:滝鈴子 野田アツ子:岩間湘子 田村靜江:江幡秀子 女学生:廣瀬嘉子、津山路子、日高あぐり、島村芳子 看護婦:上野洋子 今井正監督作品 カテゴリ: 青い山脈 1949年の映画 日本の青春映画 東宝製作の映画作品 今井正の監督映画 石坂洋次郎原作の映画作品 服部良一の作曲映画 1957年の映画 松林宗恵の監督映画 1963年の映画 日活製作の映画作品 西河克己の監督映画 1975年の映画 河崎義祐の監督映画 1988年の映画 斎藤耕一の監督映画 リメイク青春映画 弘前市彦根市の文化 手紙を題材とした作品 下田市を舞台とした映画作品 吉永小百合 三浦友和 片平なぎさ  -青い山脈(原節子,1949年映画)は、  о“石坂洋次郎の小説『青い山脈』を原作として制作された映画”  о“1949年・1957年・1963年・1975年・1988年の5回製作されたが、最も名高いのは1949年の今井正監督作品。主題歌の『青い山脈』は、日本映画界に限らず、広く知られている”  о“主演は原節子、池部良”  о“今井は「戦時中抑圧されていた若い男女が一緒に町を歩く、それを描くだけでも意味がある」と反論した”  о“今井は芸者の梅太郎役に杉村春子を推したが、最終的に木暮実千代に落ち着いた”  о“服部良一の主題歌も今井正監督が好まなかったにもかかわらず、国民的愛唱歌になるほどヒットし、以降のリメイク作品にも使用された”  -という。(つづく)<記2021年9月21日>〈6,004Byte〉