黄昏(ローレンス・オリヴィエ,1952年映画)は-  оローレンス・オリヴィエ(178cm,1907年-1989年(82歳没))  -と、  оジェニファー・ジョーンズ(170cm,1919年-2009年(90歳没))  -共演。 ★黄昏(ローレンス・オリヴィエ,1952年映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 黄昏 Carrie 監督:ウィリアム・ワイラー 脚本:ルース・ゲーツ オーガスタ・ゲーツ 原作:セオドア・ドライサー 『シスター・キャリー』 製作:ウィリアム・ワイラー 出演者:ローレンス・オリヴィエ ジェニファー・ジョーンズ 音楽:デイヴィッド・ラクシン 撮影:ヴィクター・ミルナー 編集:ロバート・スウィンク 製作会社:パラマウント映画 配給:パラマウント映画 公開:アメリカ合衆国 1952年7月17日 日本 1953年10月15日 上映時間:アメリカ合衆国 118分 日本 122分 製作国:アメリカ合衆国 言語:英語 『黄昏』(たそがれ、Carrie)は1952年公開のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はウィリアム・ワイラー、出演はローレンス・オリヴィエとジェニファー・ジョーンズなど。セオドア・ドライサーの1900年の小説『シスター・キャリー』を原作としている。 日本では「1951年の映画」として紹介されることもあるが、一般公開されたのは1952年である(製作期間は1950年8月から同年11月)。 目次 1 ストーリー 2 キャスト 3 参考文献 4 外部リンク ストーリー 田舎娘キャリー・ミーバーは姉夫婦をたよってシカゴにやって来るが、働いていた工場で怪我をしたためにクビになってしまう。路頭に迷ったキャリーはシカゴに来る際の汽車で知り合った調子のいい男チャーリー・ドルーエを頼って会いに行く。再会を喜ぶチャーリーはキャリーに金を渡し、一流レストラン「フィッツジェラルド」での食事を強引に約束させる。その夜、キャリーは渡された金をチャーリーに返すつもりでフィッツジェラルドに行くが、支配人ハーストウッドの計らいもあり、結局、チャーリーと食事を共にすることになる。そしてチャーリーは言葉巧みにキャリーを自分の部屋に連れ込み、結局そのまま同棲に持ち込んでしまう。 チャーリーとの同棲生活を仕方なく続けていたキャリーは近所の目が気になり、チャーリーにいつになったら結婚してくれるのかと問いつめるが、のらりくらりとかわすだけのチャーリーにキャリーは苛立ちを募らせる。そんなある日、チャーリーはハーストウッドを友人として家に招く。そして仕事で家を留守にする間、キャリーの相手をしてやって欲しいとハーストウッドに頼む。 金持ちの妻との冷えきった夫婦関係に息が詰まっていたハーストウッドは素朴なキャリーに次第に惹かれて行く。キャリーもまたハーストウッドに強く惹かれて行く。そして、2人の関係がハーストウッドの妻に知られると、ハーストウッドは発作的に店の金を盗んで、キャリーと駆け落ちし、ニューヨークに向かう。 ニューヨークで2人だけの新生活を始めたものの、盗んだ金を返さざるを得なくなったことから一文無しになる。また金を持ち逃げしたことが知られたハーストウッドはまともな仕事に就けなくなり、2人の生活は困窮を極める。 そんな中、キャリーは舞台女優になる。そしてハーストウッドを元の家族に返してやろうと、ハーストウッドに結婚した息子に会いに行くように言い、彼の留守中に姿を消す。ハーストウッドは息子に会いに行くが、遠くから息子の姿を見ただけでニューヨークに戻る。しかし、そこにキャリーの姿はなかった。 数年後、キャリーは女優として大成功を収めていた。スターとなった彼女を訪ねてやって来たチャーリーの言葉で、ハーストウッドが店の金を持ち逃げしたために二度と家族の下に帰ることができないことを初めて知ったキャリーはハーストウッドの行方を探すが、浮浪者にまで落ちぶれたとの目撃情報しか得ることは出来なかった。 ある夜、公演後の楽屋口でキャリーに物乞いをする浮浪者が現れる。それはまぎれもなくハーストウッドであった。その姿にショックを受けたキャリーは彼を楽屋に連れて行き、再びハーストウッドとやり直そうと当座の金を渡すが、小銭の方がいいと言うハーストウッドのために事務所に借りに行く。しかし、その間にハーストウッドはキャリーから渡された金の中から小銭を1つだけ取って出て行く。 キャスト ※カッコ内は日本語吹替。 ジョージ・ハーストウッド: ローレンス・オリヴィエ(木村幌)- 高級レストランの支配人。 キャリー・ミーバー: ジェニファー・ジョーンズ(鈴木れい子)- 田舎から働きに出て来た女性。 ジュリー・ハーストウッド: ミリアム・ホプキンス - ジョージの妻。 チャールズ(チャーリー)・ドルーエ: エディ・アルバート - キャリーが汽車の中で知り合ったセールスマン。 ウィリアム・ワイラー監督作品 1920年代 The Crook Buster(1925年)The Gunless Bad Man(1926年)Ridin' for Love(1926年)The Fire Barrier(1926年)Don't Shoot(1926年)The Pinnacle Rider(1926年)Martin of the Mounted(1926年)稲妻の男(1926年)戦友のために(1926年)The Two Fister(1927年)Kelcy Gets His Man(1927年)Tenderfoot Courage(1927年)The Silent Partner(1927年)新時代(1927年)Shooting Straight(1927年)Galloping Justice(1927年)The Haunted Homestead(1927年)名馬と名騎士(1927年)The Lone Star(1927年)The Home Trail(1927年)Gun Justice(1927年)The Phantom Outlaw(1927年)The Square Shooter(1927年)The Horse Trader(1927年)Daze of the West(1927年)The Border Cavalier(1927年)Desert Dust(1927年)Thunder Riders(1928年)君を尋ねて三千里(1928年)仮の塒(1929年)恋のからくり(1929年) 1930年代 砂漠の生霊(1930年)嵐(1930年)北海の漁火(1931年)鉄血士官校(1932年)やりくり宝船(1933年)巨人登場(1933年)白蛾(1934年)お人好しの仙女(1935年)The Gay Deception(1935年)バーバリー・コースト(1935年、撮影前に辞退)この三人(1936年)孔雀夫人(1936年)大自然の凱歌(1936年、ハワード・ホークスと共同)デッドエンド(1937年)黒蘭の女(1938年)嵐ケ丘(1939年) 1940年代 西部の男(1940年)月光の女(1940年)偽りの花園(1941年)ミニヴァー夫人(1942年)メンフィス・ベル(1944年)我等の生涯の最良の年(1946年)Thunderbolt!(1947年)女相続人(1949年) 1950年代 探偵物語(1951年)黄昏(1952年)ローマの休日(1953年)必死の逃亡者(1955年)友情ある説得(1956年)大いなる西部(1958年)ベン・ハー(1959年) 1960年代 噂の二人(1961年)コレクター(1965年)おしゃれ泥棒(1966年)ファニー・ガール(1968年) 1970年代 L・B・ジョーンズの解放(1970年) カテゴリ: 1952年の映画 アメリカ合衆国の恋愛映画 アメリカ合衆国のドラマ映画 不倫を扱った映画・オリジナルビデオ 小説を原作とする映画 ウィリアム・ワイラーの監督映画 パラマウント映画の作品 シカゴを舞台とした映画作品 ニューヨーク市を舞台とした映画作品  -黄昏(ローレンス・オリヴィエ,1952年映画)は、  о“1952年公開のアメリカ合衆国のドラマ映画”  о“出演はローレンス・オリヴィエとジェニファー・ジョーンズ”  о“チャーリーはキャリーに金を渡し、一流レストラン「フィッツジェラルド」での食事を強引に約束させる”  о“チャーリーは言葉巧みにキャリーを自分の部屋に連れ込み、結局そのまま同棲に持ち込んでしまう”  -という。 ★映画「黄昏(1951年)」ネタバレあらすじ結末と感想 https://eiga-watch.com/carrie-1951/ 映画「黄昏(1951年)」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。 2020/01/22更新 2020/01/21掲載 作品情報・キャスト 黄昏(1951年) 黄昏の紹介:1951年アメリカ映画。職を求め、シカゴへやってきた娘キャリーは劣悪な職場環境で怪我を負い、居候先の姉夫婦の家にも居づらくなってしまう。行き場を失ったキャリーは口説いてきた会社経営者チャールズのもとに身を寄せる一方で、高級レストランのオーナー、ジョージにも惹かれていき…。「ローマの休日」の名匠ウィリアム・ワイラーが描く叙情的メロドラマ。イギリスが誇る名俳優ローレンス・オリヴィエが若き女性との出会いによって人生を破滅させていく初老の紳士役を魅力的に演じています。 監督:ウィリアム・ワイラー 出演者:ローレンス・オリヴィエ(ジョージ・ハーストウッド)、ジェニファー・ジョーンズ(キャリー・ミーバー)、ミリアム・ホプキンス(ジュリー・ハーストウッド)、 エディ・アルバート(チャールズ・ドルーエ)、ベイジル・ルイスディール(ミスターフィッツジェラルド)、ほか ローレンス・オリヴィエ ネタバレ「黄昏(1951年)」あらすじ・結末 ここからは映画「黄昏(1951年)」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。 目次 黄昏のネタバレあらすじ:起 黄昏のネタバレあらすじ:承 黄昏のネタバレあらすじ:転 黄昏の結末 黄昏のネタバレあらすじ:起 就職のため故郷を出ることになった田舎娘のキャリー・ミーバーは、家族に別れを告げ、シカゴに向かう列車の中にいました。そんな彼女に声をかけてきた男がいました。男の名はチャールズ・ドルーエ、シカゴで工場を経営するやり手実業家でしたが、どこか軽薄な雰囲気の漂う男でした。警戒を見せるキャリーに、チャールズは何か困ったことがあれば連絡してほしいと名刺を渡しました。 シカゴへ着いたキャリーは姉夫妻のもとに身を寄せながら、裁縫工場で働き始めますが、不慣れな仕事で機械に手を巻き込まれるというアクシデントに見舞われます。解雇されてしまったキャリーは姉夫妻の家にも居づらくなってしまい、家を飛び出します。頼れる知り合いなど誰もいないキャリーは仕方なくチャールズに連絡をすることに。 チャールズは大喜びで今夜デートをしようとキャリーを誘います。夜、キャリーはジョージに指定された高級レストラン、フィッツジェラルドへとやってきますが、気後れしてしまい、中々店に入れません。 彼女を優しく出迎えてくれたのはフィッツジェラルドの支配人でチャールズの知人でもある初老の紳士ジョージ・ハーストウッドでした。その夜キャリーはチャールズに口説き落とされ、そのまま彼のアパートで同棲生活を始めます。 黄昏のネタバレあらすじ:承 近所の目が気になり始めたキャリーはチャールズに結婚を迫りますが、チャールズは煮え切らない態度を取り続けます。そんなある日ジョージがアパートへ遊びにやってきました。三人はその夜ポーカーゲームを楽しみました。帰り際ジョージは観劇券を二人にプレゼントしますが、多忙なチャールズは休暇を取ることが難しく、ジョージがキャリーと一緒に観劇をすることに。 ジョージもまた強欲の妻との愛のない暮らしに疲弊していました。観劇を楽しんだジョージとキャリーは親密な雰囲気になり、キスを交わしてしまいます。その後も人目を忍んで逢瀬を重ねる二人、ジョージから駆け落ちを持ち掛けられたキャリーはチャールズと別れる決心を固めますが、ほどなくしてジョージが妻帯者であることを知ってしまいます。 ショックを受けたキャリーはジョージに別れを告げます。キャリーを諦めきれないジョージは妻に離婚を宣告しますが、財産は一切渡さないと凄まれ、挙句にフィッツジェラルドのオーナーに不倫を告げ口されてしまいます。 すべてに嫌気が差したジョージは店の売上金を持ち逃げし、キャリーのもとを訪ねると、チャールズが怪我を負ったという嘘をついて、キャリーをアパートから連れ出します。嘘はたちまちバレることとなりましたが、本心ではジョージを愛するキャリーは彼とともに駆け落ちする覚悟を決めました。 黄昏のネタバレあらすじ:転 駆け落ち先のニューヨークで二人の新生活が始まりますが、ジョージはフィッツジェラルドのオーナーがよこした保証会社の男から持ち逃げした金を返すよう迫られ、無銭になってしまいます。 大衆レストランで働き始めるもフィッツジェラルドでの使い込みが瞬く間に広まり、クビを言い渡されてしまいます。ジョージが日雇いの仕事に在りついて、なんとか二人食いつなぐ日々、そんな中キャリーの妊娠が発覚します。追い打ちをかけるようにジョージと妻との離婚が成立していないことが発覚、心労が続いたキャリーは流産してしまいます。ジョージは一切の財産を放棄することを条件に妻との離婚を成立させました。 月日は流れ、家計を助けるために役者を始めたキャリーは演技力を認められ、少しずついい役を貰えるようになっていきます。ジョージから息子が結婚し成功しているようだと聞かされたキャリーは、ジョージが家に戻りたいのではないかと思い始め、彼をシカゴへ向かわせます。 シカゴに着いたジョージは息子に会いに行きますが、己のみすぼらしさが恥ずかしくなり、結局声を掛けられずにニューヨークへ戻ってきます。しかしアパートにはキャリーの姿はありませんでした。 ジョージが家族のもとに戻ることが最善の策であると考えたキャリーは彼の幸せを願い、引っ越してしまったのでした。 黄昏の結末 時は流れ、女優としてキャリアを重ねたキャリーは主演女優を務めるほどに成功していました。ある日のこと、チャールズがシカゴから訪ねてきました。ジョージが店の金を持ち逃げしたこと、財産を失いシカゴへ戻れなくなってしまったと知ったキャリーは、ジョージの人生を破滅させたのが自分であったことを思い知ります。 キャリーは以前二人で住んでいたアパートを訪ねますが、ジョージはアパートを追い出され行方知らずになっていました。身体を壊し、もはや働くこともできなくなったジョージはホームレスに身を落としていました。泊まる場所もなく、腹を空かせ街を彷徨っていたジョージはキャリーが主演する舞台の看板を目にし、劇場へやってきます。 舞台を終えたキャリーが劇場を出ると、そこには変わり果てた姿のジョージが佇んでいました。キャリーがジョージを劇場に招きいれると、ジョージは少しの金を恵んでもらえないかとキャリーに頼みます。 キャリーは再会できたことを心から喜び、失った時間を二人でもう一度取り戻そうとジョージに語り掛けますが、ジョージはキャリーのお荷物にはなりたくありませんでした。キャリーが温かい食事を用意してやろうと席を外すと、ジョージはテーブルの上の僅かな小銭を拝借して、そっと劇場を後にするのでした。 以上、映画「黄昏」のあらすじと結末でした。 ローレンス・オリヴィエ  -黄昏(ローレンス・オリヴィエ,1952年映画)は、  о“キャリーが温かい食事を用意してやろうと席を外すと、ジョージはテーブルの上の僅かな小銭を拝借して、そっと劇場を後にするのでした”  -という。(つづく)<記2021年9月7日>〈12,914Byte〉